《過去の雑記》

過去の雑記586件から595件までを掲載しています。

2012/06/07 検討すべきタイミングに検討することが肝要!!

某所で工事現場がストップしててんやわんや。そんなこんなで、現場視察に行った。何もないところなんだけど、道路脇の東電の鉄塔だけが異様な感じ。にょっきり聳え立っている。どうやら、この鉄塔が老朽化していて、道路を掘削すると傾きかねないというワケ。だから、掘れないのだとか。そんなこんなで現場がストップしていた。

現場に着いて、鉄塔を見上げて、おいおいそんなの設計時点で現場見たら分かるじゃん、と思ってしまった。実のところ、問題が起こる現場って8割方、その原因って決まっている。事前の準備が甘いのだ。検討しなきゃいけないタイミングで検討していないとか、調整しなきゃいけない段階で調整しておかないとか。結局、工事進捗で一番、大切になってくるのは、事前の段階でどれだけ予防的な措置をとれるか。だから、一度、工事が始まってしまってからは、がんばったってコントロールすることは難しい。

* * *

何事も、そうだよなあ、と思ったりする。ウェブサイトも、運用とか深く考えないで作り始めると、後から修正作業が大変になったりする。ウェブサイト「ファンタジィ事典mini」はスマホが流行り始めた頃にリニューアルした。本来であれば、スマホがどうなっていくのかをちゃんと検討しなきゃいけなかった。何となくそんなことを頭の隅っこで考えたんだけど、面倒臭くって、まあいいか、と深く考えないで見切り発車した。結果、このウェブサイトはスマホに対応できていない。対応しようと思ったら、大掛かりな手術が必要。そんなこんなで、最近流行りの3WAYにはなっていない。

そんなわけで、多分、一番、時間とお金、労力をかけるべき場所は、検討の段階だ。そこでどれだけのことを想定できるか。そこを軽視すると、失敗する。

2012/06/06 女子会!?

今更ながら、係の歓送迎会 at 瓦カフェ&ダイニング

お店に入って、案内されて、おいおいまるで女子会か、と思った。何しろ、絨毯が敷いてあって、カラフルなクッションが並んでいる(写真はお店のウェブサイトからもらってきた!)。こんなところで飲んだら、くつろいでしまって眠ってしまう。

ビバ、女子会!!

それにしても、今日はみんなスケジュール的にはバラバラで、あっちに出掛けていたり、こっちに出掛けていたりしていたのに、時間になったら、係のメンバはみんな揃った。ものすごい団結力。一方、ゲストで呼んでいた他の係の人々とか、他の課の人々、異動になって係を出て行った先輩なんかは来ない。みんな、それなりに忙しいらしい。結局、毎日顔を合わせているいつものメンバで飲み会スタートだ。

結構、ゆっくりゆったりと飲んでいたつもりだったんだけど、絨毯の上にペタリと座って飲んでいたからかな。家呑みの気持ちになってしまっていて、しこたま飲んだらしい。帰りには相当酔っぱらっていて、ふらふらだった。

2012/06/03 シュメル神話にフォーカス、フォーカス♪

最近、「鍵のかかった部屋」と「Wの悲劇」を観るのが日課だ。どちらも役者の演技が面白いし、カメラアングルも面白い。何よりも演出が面白い。「鍵のかかった部屋」はカット割りがすごく面白いし、効果音も効いている。「Wの悲劇」は雰囲気づくりがすごく上手。スタッフからキャストまで、ちゃんと二人三脚でやっている感じが素敵なので、ついつい毎週、見入ってしまう。

* * *

今年度は「シュメル神話」にFocusしようと決めて、図書館から「シュメル神話」とか「シュメル文明」に関係する本を6冊借りてくる。本来は、楔形文字が読めるようになるといいのだけれど、独学ではなかなか難しいだろうなあ。まあ、神さまとか妖怪の名前なんかは単語の意味も含めて、読めるようになろうと思う。

楔形文字の一覧を示してくれる素敵ウェブサイト(英語)があったので、貼っておこう。ちなみに、このウェブサイトはシュメル文学を原文からラテン文字に翻字されたものを読むことができる。今は絶版になっている筑摩世界文學体系の『古代オリエント集』の杉勇さんたちの日本語訳を片手に読むと、非常に面白い……と思う。そのまんま、かなり忠実に訳してくれているんだなあ、と。

ただ、神さまの名前は必ずしもひとつじゃない。いろんな呼びかけが登場する。原文ではいろいろな呼びかけをしているけれど、日本語訳の方は統一的な名前で整理されているので、その点、原文を追いかけながら、もう少し掘り下げていける気はしている。

http://etcsl.orinst.ox.ac.uk/edition2/signlist.php

2012/05/29 徒然に思うがままに……

隊長さんが婦長さんだったので、今日はお仕事はお休み。最近、仕事で毎日、帰りが遅かったので。多分、限界が来ていたのだらう。朝、久しぶりにぐっすりと眠ってしまった。

* * *

ここのところ、いろいろと考えたことをメモしておこう。

まずはFocusの話。何事もFocusが大事。人間、たったひとつのことであれば、集中できるし、特化できる。あれもこれもと欲張るからうまくいかない。やりたいことは無限にある。可能性も無限にある。何に絞るか。それが一番、肝要だ。

次は手段の話。手に入れたいものがある。そのときに、それを手に入れられる手段を持っているのかどうか。たとえば、今、100万円が欲しいとして、その100万円を手に入れる手段があるのか。なければ、手段を手に入れなければならない。100万円を稼ぐビジネスをしなきゃならない。おいしいコーヒーが飲みたければ、おいしいコーヒーが飲めるシステムをつくらなきゃいけない。

最後に意識の話。ボクは昨日、一体、どれだけのお金を稼いだのか。自分の収入の話じゃなくって、仕事としての話。たとえば、メールに返信した。電話をした。指示を出した。質問に回答した。求められた資料を作成した。これらの行為は、一体、どれだけの金額を生み出したのか。何も生み出せない仕事なら、しなくてもいいワケだ。

* * *

どうも、最近、散漫になっている。やりたいこと、やらなきゃいけないこと、やっていること。これらが合致しないとダメだなあ。考えろ。考えろ。

* * *

ブレーズ・パスカルの断片集『パンセー』より。適当に訳してみた。

L'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature; mais c'est un roseau pensant.

人間とは1本の葦である。自然の中で最も弱いものである。しかしながら、人間は考える葦である。

2012/05/27 油絵で妖怪画!?

今日は代々木にて親族大集合。祖母が癌から見事、復活を果たしたので。その退院100日目お祝い。みんなで会席料理を食べる。

おうちでジン・トニック!!

最近、祖父は妖怪画にハマっている。実は、祖父に頼まれて、数か月くらい前に妖怪の資料を送った。妖怪の資料が欲しいと頼まれたので。水木しげるのイラスト集にしようかとも思ったのだけれど。結局、江戸時代の狩野派の妖怪画の資料にした。江戸時代の絵の方が想像力を掻き立てられるのでは、と想像した。今、それらの資料をモティーフに絵を描いているらしい。

デジカメで撮影したものを見せてもらった。油絵にすると、非常にカラフルな仕上がり。ゴッホが浮世絵を模写したみたいになんだか不思議な絵に仕上がっている。祖父にとっては、何らかの琴線に触れた妖怪なんだろう。ボクからすると、非常にマイナな妖怪たちをモティーフにしている。ボクには分からない何かが、祖父の心を捉えるのだろう。

2012/05/20 プティ旅行・松江&iPhoneが絶不調!?

今週は研究発表会in水の都・松江。社会人になっても、学会みたいなところに行くことになるとはなあ(遠望)。

松江まではバスに揺られてえっちらおっちら。21時半に横浜駅の天理ビルから出発して、朝の9時に松江駅に着いた。結構、ハードな長旅。でも、ボクはこういうゆったりした移動が好きだ。いろんなことを考えられる。戦略を練ったり、反省したり……。自分のライフスタイルを再構築する方策が練れるいいチャンスだ。本来の自分の人生の目標がブレてないか、とか。

松江では発表が2本。1つ目は東日本大震災に関する調査報告。もうひとつは横浜紹介と自分の課題について。前者の方は某研究所の案件なので、内容的にはヘヴィ。失敗できないなあ、という感じ。後者は、知人伝手に頼まれたもので、何でもいいから20分話してね、という内容。だから、気分的にはずいぶん身軽な感じ。

他の発表者の発表も、なかなか参考になった。職場に帰ったらフィード・バックしようと思う。

帰りは倉敷に立ち寄った。風情のある町だった。なかなか楽しかった。実は、蟲文庫に、ボクが大昔に感銘を受けた思い出の本が置いてあった。本気で買おうかどうしようか悩んでしまった。バロメッツという妖怪の成立過程を粛々と追いかけた本。仔羊が実るという植物の妖怪で、古代のさまざまな文献を追いかけて、その妖怪の正体が実は綿花にあって、いろんな人の間を伝言ゲームしていくうちに、不思議な妖怪になっていった、というのをちゃんと証明してくれる本だ。この筆者の手法は、ボクの中では現在進行形の理想形だ。

帰りもバス。暇だったので、ドラゴン・ストーリーというアプリをダウンロードした。それ以来、iPhoneが動かない。たまに正常に動くけど、基本的には起動と終了をぐるぐると繰り返す。危ないので、先ほど、正常に動いているタイミングで、電話帳と写真データだけiTuneに同期させておいた。

そんなわけで、いろいろあったんだけど、iPhoneが動かないので連絡してきてもお返しできないよ。それだけご理解ください(←何のこっちゃ!)。

2012/05/13 悪魔は人間の欲求を反映している!?

今日のテーマは「悪魔」(おお、唐突!)。日本の妖怪が人間の「畏れ」を具現化しているとすると、悪魔は人間の「欲望」とか「欲求」を反映している。

悪魔っていうと、まるで想像上の生き物のような印象があるけれど、中世ヨーロッパでは、本気で悪魔召喚が研究されていて、大真面目に本まで出版されていた。悪魔たちを召喚して、何をしてもらえるのかというと、実は、人間に学問を授けてくれる。

『ソロモンの小さな鍵』という中世の魔法書がある。古代イスラエルのソロモン王は、悪魔たちを召喚し、使役していたという伝承があって、この魔法書も、そんなソロモン王が書いた書物という触れ込みで中世ヨーロッパに広まったもの。もちろん、そんなに古いものではない。せいぜい16世紀頃に書かれて、17世紀の初めくらいに現在の形になったと考えられているんだけど、このおどろおどろしい魔法書には、総勢72匹の悪魔が載っていて、その姿とか、能力とか、召喚するために必要な魔法陣とか、召喚時の注意点とかが書いてある。本気で悪魔を呼び出すための方法が詳細に書いてあるのだ。

ある悪魔は、召喚すると文法の知識を授けてくれるという。ある悪魔は幾何学に関してとても詳しいという。ある悪魔は天文学、ある悪魔は算術、そして、ある悪魔は哲学を完璧に教えてくれる。一体、何のこっちゃと思うかもしれないけれど、『ソロモンの小さな鍵』に挙げられている悪魔は、ほとんど、そんな奴らばっかりである。もちろん、戦争を引き起こす悪魔や地震を引き起こす悪魔、堅牢な要塞を築いてくれる悪魔、恋愛成就の悪魔なんかもいるんだけど、でも、基本的には学問を教えてくれる悪魔が多い。「何でだろう?」というところを少し考えてみよう。

実は、ヨーロッパでは古くから、“Liberal Arts(リベラル・アーツ)”という考え方があった。「(奴隷ではない)自由人として身につけるべき知識」といったニュアンスの言葉で、ラテン語の“artes liberales(アルテース・リーベラーレース)”に由来している。日本人には、あんまり奴隷とか自由人という発想がないので分かりにくいんだけど、古代ギリシア・ローマの人々にとっては、「自由人」として生きることが非常に重要なことだった。

で、この考え方は、ローマ時代も末期(5~6世紀頃)になると、「自由七科」として整理される。七科というのは「文法」「修辞」「弁証」「算術」「幾何」「天文」「音楽」のことで、この七科が自由人として身につけるべき教養だったというわけ。で、この「自由七科」を統合するものとして、その上位に「哲学」が位置づけられて、その「哲学」は「神学」の予備学として位置づけられた。

まあ、乱暴に言えば、神学を学ぼうと思ったら、哲学をマスターする必要があって、その哲学をやるためには、自由七科を学んでおく必要があった、ということ。

というところで、閑話休題。悪魔の話に戻るんだけど、つまり、前述の学問を教える悪魔たちというのは、まさにこの「自由七科」を教えてくれる悪魔なのである。大体、中世ヨーロッパで悪魔を召喚しようなんて考えるのは知識人たちであって、いろいろと貪欲に知識を求めて勉強している。当然、苦手な科目とかがあったりするわけで、なかなかマスターできない。困ったなあ、どうしよう、と思い悩む。そこで、神頼みならぬ悪魔召喚をしてマスターしてしまえ、と思う。それで、必死になって魔法陣とか呪文とかを勉強して、悪魔を召喚して……ああ、分かるなあ、その気持ち。テスト前に追い詰められたボクも、悪魔に助けてもらいたいもの。

* * *

余談だけど、「自由七科」の中に「音楽」があることは非常に重要。でも、この話は別の機会に。ピタゴラス音階とかケプラーの天体音楽論とか、これはこれでなかなか奥深い話がある。西洋で虹が七色なのも、実は「音楽」に由来するわけで……。

2012/05/06 かわいい妖怪サイト発見!!

面白いウェブサイト発見。妖怪の絵を描いている。かわいい。そのうち、うちのウェブサイトからもリンクを貼ろう。ペタリコ。

こういうシンプルで、そしてかわいい絵というのは理想形だ。ウェブサイト「ファンタジィ事典mini」も多分、このくらいシンプルでいいのだ、とは思っている。その辺の匙加減ってすごく難しいけれど。

2012/05/05 サイフォンで淹れる梅乃井珈琲!!

港南台のBIRDSの3階にある梅乃井珈琲。ここはサイフォンでコーヒーを入れてくれる。ものすごい手際がいい。ずらり、とサイフォンが並んでいて、お湯がバーナーで温められている。注文を受けるとちゃっちゃとコーヒー粉を入れる。すぐに沸騰したお湯がフラスコの中をのぼっていって、コーヒーが出来上がる。職人技だ。感覚的というか、ラフというか。このくらいのラフさでも、充分においしいのだ。正確に粉を量ったり、温度の様子を窺ったり、時間を計ったり……。そういう丁寧さは、最終的には必要ないのだな、と思う。ボクもこういうのを見習って、多少、ラフでも手際よくやった方がいいのだなあ。まあ、料理と一緒だよね。本を見ながら、手順を考えたり分量を量ったりしている間は上手くならない。感覚でやれるようになったときに上手になったと言えるのだ。サイフォンも一緒だ。

梅乃井珈琲のカウンターにて

最近はドリップコーヒーに凝っていて、全然、サイフォンを使わない。ドリップも奥が深くて、本当は難しいのだ。でも、最近、結構、自信をつけてきた。だから、たまにはサイフォンを引っ張り出してきて、こっちでもやってみようかなあ。そんなことを考える。

2012/04/30 マジ☆ブレ、再始動!?

久々にサワハト氏からメールが舞い込んだ。どうやら、ゲーム制作を再開したとのこと。ボクが原案を引き受けて、企画段階で頓挫していた「マジ☆ブレ」も、これでようやく、完成に向かって再始動するらしい。テスト・プレイヤの依頼を受けた。そんなことなら、やるよ。引き受ける。何でも頼んでくれー。

やー、それにしても、どうなることやら。実は原案を引き受けておきながら、難しいテーマだったよなあ、と反省していたのだ。冒険屋インフレなんてどうだろう、と思って企画してみたわけだ。あっちもこっちも冒険屋が溢れていて、有象無象がいっぱい。そんな中で生きる冒険屋ってどんなもんかなあって思ったわけ。面白いんじゃないか、と。でも、サワハト氏は悩んでしまった。で、頓挫していた。まあ、社会人になって忙しくなったというのもあるんだろうけれど。

今、時代はまさにアイドル戦国時代なんて言われて久しい。あっちもこっちも有象無象のアイドルが乱立している。結構、彼女たちには熾烈なバトルがあるんだろうなあって思うわけだけれど。今だったら、また違った視点で冒険屋戦国時代を描けそうだなあ。ちょっと考え直してみようかなあ。企画の焼き直し。

>> もっと古い雑記を見る