《過去の雑記》
過去の雑記626件から645件までを掲載しています。
2011/12/31 年末の雑感。
いやー、今年はいい年だった。頑張ったし、成長できた。密かに克服したかったことも克服できた。ので、非常に満足な年だった。来年もがんばるぞー。イエーイ。(23時59分、facebookにて)
2011/12/24 ラーメンズを観ながら過ごすクリスマスのスゝメ
久々にラーメンズの古いDVDを引っ張り出してきて観る。超楽しい。テンポがいい。言葉がキラキラ光っている。うーん。小林賢太郎の才能も輝いているけど、どうしてだろう。片桐仁の人柄もステキ。このタッグは最強だなあ。ふふふ。そんなわけで、メリー・クリスマス。
2011/12/19 ゼロで割っちゃダメ!!
青柳碧人『浜村渚の計算ノート』(講談社文庫)を読んだ。面白かった。この一言に尽きる。特に理系の人には間違いなくオススメ。文系の人がこの作品にどういう評価をするのかは分からない。でも、ボクは文系の人にもオススメする。
まず設定が破天荒だ。天才数学者が数学の地位向上のために「黒い三角定規」というテロ・グループを組織する。その考えに賛同する多くの数学オタクたちが事件を起こしていく。そして事件を解決するのも数学オタクの女子中学生。笑っちゃう。
でも、面白いのは設定だけじゃない。その設定をベースにして展開する物語のオチが、どれも秀逸なのだ。ネタバレになるからここには書かない。でも、オチがこんなにすとーん、とはまっていく感覚っていうのは、なかなか体験できない。4話構成になっているけれど、どれもオチは見事に決まっている。
作者は早稲田のクイズ研究会OBらしい。多分、凝り性なんだろうなあと想像するし、発想が柔軟だなあと思うし、ネタの作り込みにも余念がない。そして、何よりも数学の楽しさと奥深さを追体験できるのだから、もう、文句なしだ。
というわけで、ボクとしては、今年一番のオススメ本だ。
2011/12/18 今年もこの季節がやってきた、ワッショーイ!!
年賀状をつくった。毎年、この時期は試練であり、戦争であり、そしてお祭りである。
最近のボクは、年賀状なのかなんなのか、分からない方向に移行している。そして今回は……多分、歴代年賀状じゃないチャンピオンに輝いている……と思う。ぱっと見た瞬間に、それはもう、間違いなく、年賀状には見えない。
大昔に、年賀状らしくない感じでつくったなあと思っているのは、3年前の丑年。ギリシア神話のミーノータウロスとテーセウスの神話をモティーフにつくったわけだけど、エピソードに登場する「赤い毛糸」を、本物の毛糸で作りたくて、コラージュ的に、描いた絵を切り取って、写真で撮影するという荒業を使った。
これはこれで、すごい面白いな、と思った。毛糸が生々しくって、妙に面白かった。多分、これをぱっと見た人は、とても年賀状だとは思わないだろう。でも、今回の辰年の年賀状は、これを超えたな、と思っている。
ネタが分かる人は絶対にニヤリ、としてもらえるだろうし、そうじゃない人も、ボクの意図しているところは伝わるハズだ、と思う。
年賀状をお配りする人は、乞うご期待。
2011/12/16 「ブクレコ」、始めました!
「ブクレコ」を始めてみた。ボクは「文学少年」だ(笑)。折角、本を読むのだから、それを記録しておこうって思ったわけ。いっとく氏が使っていたので、真似して使ってみる。本棚のように、既読の本も未読の本も、ビジュアルで分かるような感じで置いておけるのがいい。そして、同じ本を読んだ人の感想を参照できるというのも、いい。しばらく、これを使ってみようと思っている。
⇒ ブクレコ
2011/12/16 広い家もいいなあ(遠望)
森博嗣『銀河不動産の超越』(講談社文庫)を読んだ。すごく不思議な本。
主人公の高橋くんは不動産屋に就職する。彼は肝心な意思決定をずるずる先延ばしにするし、何となく断ることを回避していて、周りに流されながら生きている。その生き方って、すごくボクみたい。いや。みんな、そういう部分は多分にあるんだろう。そんな彼が周りに影響され、無自覚にも影響を与えながら、みんなで幸せになって行く物語。
大事なことは、高橋くんが誰よりも相手のことを考えて、最適な家を探そうとする姿勢。真面目な少年なのだ。彼がひょんなことから住むことになった広大な家。それこそが、何処か、お客さんの求める空間に合致する。だから、共同生活が始まる。それを高橋くんは拒まない。相手の立場に立って、相手の望むものを理解して、その上で空間をシェアする。これが、多分、彼がハッピィになる根幹にあるのだ、と思う。
この、何処か非現実的な建物とか、世界感がずぅっと根底にあって、そこでゆるゆると物語が進んで行く感じが、ものすごく心地いい。そこが、すごく不思議な本だ、と感じたところ。
まったりとのんびりと読むのに最適な一冊だ。
2011/12/14 言葉の力と数多のツール
言葉は何のためにあるのか。誰のためにあるのか。誰かに何かを伝えたい。伝えなければならない。そんなほとばしるような情熱で語られた言葉にはパワーがある。飾る必要もないし、格好つける必要もないのだ。きっと、彼は聴衆のことを想って、いろんなことを考えて、そしてPowerPointを練り込んで今日という日を迎えたのだ。だから、ものすごく圧倒された。彼の人を想う気持ちがすごく伝わってきた。
世の中は便利になった。htmlができて、blogが生まれて、facebookが始まって、twitterが流行して……。これだけ言葉が氾濫しているけれど。でも、本当にボクたちはこれらのツールを使いこなせているのだろうか。相手のことを想いながら綴る言葉がどれだけあるだろうか。そんなことを考え出したら、頭がぐるぐるしてきた。
今日という日を大切にしよう。彼のプレゼンテーションに感銘を受けた今日という日を。
2011/12/12 SEOと宣伝カキコ!!
最近、掲示板がすぐに宣伝カキコでいっぱいになってしまう。仕方がないので、しぶしぶ投稿パスワードを設定することにする。こうしてひとつ、ユーザビリティが悪くなる。困った世の中である。
* * *
最近知ったことだが、ああいった類いの書き込みは、実は書き込むことですでに役目を終えているらしい。ボクとしては、こんな書き込みに騙されてurlをクリックする人なんかいるのかなーって、ずぅっと疑問だった。でも、そういうことじゃなかったのだ。ああやって書き込みをすることで、ボクの掲示板からリンクが生成される。リンク先のサイトは、ボクの掲示板からリンクされた格好になる。「被リンク」という考え方だけど、こうやって、いろいろなウェブサイトからリンクされている、という事実が大切なのだ。そうしておけば、googleみたいにクロール型の検索システムが通過してくれる。こうして、たくさんのウェブサイトからリンクされているという状態が、検索サイトの中での、そのウェブサイトの価値を高める。結果、検索されたときに、そのウェブサイトが上位に表示されるようになる。そういうシステムらしい。
誰かが、出会い系サイトに行きたいなーって思って、googleとかで検索したときに、自分のウェブサイトが上位にあったら、それだけで獲物を捕らえやすい。ただそのためだけに、ああやってあちこちの掲示板に書き込みをしているらしい。
こういうのをうまく取り締まる方法はないものか。こういうのって、多分、国の政策規模で考えなきゃダメだよなあ。
2011/12/11 本業はそっちのけ!?
1か月半の研究生活が終わって、トルコ旅行で羽を伸ばして、ようやく職場に復帰して、業務の感覚も取り戻して、ああ、慣れてきたなーって思っていたら、一通のメールが舞い込んだ。研究生活をしていたときの研究所の先生からだ。
「あなたの研究、学会に発表してみては?」
……というわけで、またまた研究生活に逆戻り? うへーい。ちゃんと仕事させてくれー。会社から給料をもらっている以上、それに見合うだけの成果が必要だと思う。だから、ボクの本業をまっとうしなきゃいけない。それなのに、なかなか色んなシガラミがあって、難しい。うーん。少しだけ、ボクとしては歯痒い思いをしている。
2011/12/10 文学少年の冒険。
報告書を書いていて、「ネットワークが有機的に結びつくことで……」と書いたら、隣に座っている先輩から「『有機的に』ってどういう意味だよ? 分からない」と言われたので書き直した。別の報告書で「このシステムのデータを援用して……」と書いたら、今度は係長に「スミマセン。ボキャブラリィに乏しいもので。『援用』ってどういう意味ですか?」と訊かれたので書き直した。
「お前、文学少年だもんな」と隣に座っている先輩に揶揄された。「俺、この間、お前がコーヒー片手に喫茶店で本を読んでいるのを見たもん」とのこと。どうやら駅前の喫茶店で読書している習慣を目撃されているらしい。それ以降、ボクは『文学少年』ということになってしまった。
でも、昔っから比べれば、最近は全ッ然、本を読まないボクだ。高校生の頃は1日1冊くらいのペースで読んでいた。最近は読んでも週に2冊。それもミステリィに偏っている。ミステリィを読んでいるか、妖怪関連の書籍を読んでいるか。『文学少年』の名に恥じないように(?)、本でも読むかなあ(遠望)。
2011/11/26 柘榴は冥府の食べ物だよね!?
……というわけで、オリンピックでザクロを買ってきたので、早速、ザクロジュースにして飲んでみた。実はトルコに行ったときに、イスタンブールの海辺で飲んだザクロ・ジュースの味が忘れられない。あの美味しさったらないのだ。そんなこんなで、日本でもあの味を再現してみる。美味し。
ザクロといえば、ボクは、もう、ペルセポネーしか浮かばない。病気。
2011/11/23 陸上競技大会、本格派!?
職場の陸上競技大会in新横浜なう。毎年思うけど、わが社、随分、本格的に陸上大会をやる(笑)。写真(↓)は計測器。ボクは運痴なので事務局で暗躍。この計測器を片手にカッチリとタイムを計る。ルールも厳密で、幅跳びなんか、線を踏むと失格になる。砲丸投げも同じ。線を踏んだら記録は無効だ。……って、どれだけ本格的なんだよ!!
2011/11/22 11月22日。
今日はいい夫婦の日。ということで、トゥルキエで買ってきた(?)、カッパドキアのワインで乾杯!!
2011/11/20 トルコ気分、まだまだまだまだ余韻を残して……
おうちでトルコ・コーヒー(Türk Kahvesi)を淹れてみた。ジェズヴェ(Cezve)というコーヒー専用の鍋でコトコト。一噴きしたら弱火。それからもう一噴きしたら淹れる。
コーヒーカップもジェズヴェもコーヒー粉も、全部、トルコで購入したもの。
そこの店員のお兄さんに作り方を訊いたので、うまく作れた。店員さんもボクも、お互いに英語が不得手なのに、頑張ってコミュニケーションした甲斐があったぜ!!
2011/11/18 理想の女性!?
久々に小説を書いた。まあ、小説とは言っても超短篇だ。原稿用紙にして16枚。早速、ウェブサイトにアップロード。
ちぃ子に読ませたら、
「こういう女の子がスキなの?」
と訊かれてしまう。
ホント、文章って怖いよね。書き手の色んなものが覗かれる。見透かされる。あるいは誤解される。
うーん。どーだろうね。こんな女の子が理想なんだろうか。自分でもよく分からない。でも、キライじゃ。それは間違いない。
* * *
⇒ 新作『お嬢さまの夏休み』(笑)。
2011/11/17 アール・ヌーヴォ、ボジョレー・ヌーヴォ!!
ボジョレー・ヌーヴォー解禁!! というわけで早速、購入。飲んでみるぞー。
2011/11/16 迷犬ラッシー!?
夕飯がカレーだったので、勢いでラッシーをつくってみた。インターネットで作り方を検索。便利な時代になったなあ。
ヨーグルト:250g、牛乳:100g、水あるいは氷:100g、ハニー:大匙2杯
これをミキサでウィィィィーーーーン、と攪拌するだけ。簡単。
2011/11/15 テレビの面白さは何処へ!?
そうそう。『テレビは余命7年』という本をトルコに向かう飛行機の中で読んだ。非常に面白かったので、ここで紹介しておこうと思う。
大体、ボクはホリエモン騒動の後くらいからアンチ・テレビ派なんだけど。テレビ、全ッ然、面白くないじゃない? ドラマは大抵、原作ありだし。バラエティじゃ、ワイプで有象無象のタレントが笑ったり感動したりする姿ばっかりだし。ニュースはかなりの偏重報道で。訳の分からないコメンテータとかキャスタが偉そうな高説をたれる。そして、大して面白くもないのに、期待させて盛り上げる無理矢理のCM跨ぎ。
視聴者のボクとしては、感覚としては違和感と不快感ばっかりなんだけど。その理由が、この本には明確に、そして分かりやすく書いてある。テレビの歴史や、テレビが抱える矛盾や、今のシステムなんかが、かなり詳細に、そして比較的、中立的な立場で書いてある。読後感は腑に落ちる、という感じ。
全てのものには意味がある。過去があって、歴史があって、いろんな価値観の中で、現在がある。今のテレビは、こうしてつくられてきたのだ、と圧倒的な情報量で納得させられる。
そんな本。オススメ。
2011/11/14 トルコといえばジャノワール。
トルコから帰宅して以来、職場で人とすれ違うたびに決まって訊かれることがある。
「トルコには妖怪いた?」
うへー。何の誤解が招いたクエスチョネアなのか。……実のところ、今回のトルコ旅行はボクが企画したわけじゃない。ちぃ子(妻)の掛け声で始まっているので、妖怪探しの旅ではなかったんだけど。でも、悔しいので、トルコの妖怪について書いてみたい。
……って言っても、実はトルコの妖怪って知られていない。ぱっと思いつくところじゃ、ジャノワール(Van Gölü Canavarı)くらいのもの。トルコ版ネッシーみたいなヤツ。トルコ東部のヴァン湖に棲んでいる怪物。
ヴァン湖というのは、ちょうど先日、大きな地震があったあの辺りにあるトルコ最大の塩水湖で、その湖にはバシロサウルスみたいな古クジラの未確認動物が棲んでいるらしい。
この辺りはクルド人たちの土地で、クルド人迫害から目を逸らすために軍が捏造したという陰謀説までまことしやかに囁かれるわけだけど(笑)。まあ、いずれにしたって、ネス湖にしても屈斜路湖にしても、大きな湖には謎の怪物というのがお決まりのパターンだ(笑)。
大昔、ヒッタイトの時代には、ヒッタイト神話に登場する神様がいて、怪物たちがいた。巨人ウペルリ(dupelluri)やウルリクムミ(dul-li-kum-mi)、大蛇イルルヤンカ(MUŠ ilu-lu-ya-an-ka)なんかが有名だろうか。古代ギリシアの時代なると、リュキアでキマイラ(Χίμαιρα)が暴れ出す。その後、キリスト教が入ってきて、イスラームが入ってきた。それからはあんまりトルコの妖怪って日本には伝わっていない。
絶対に、ね。トルコ人だって大枠の信仰とか宗教とは無関係のところで、いろんな「妖怪」を創造しているハズなのだ。現地由来の、「あの山には……」とか、「この森では……」みたいな妖怪たちを。でも、実のところ、ボクたち日本人はトルコの妖怪を知らない。
そんなわけで、せっかくトルコに行ってきたワケだし。悔しいから。ちょっくら、トルコの妖怪キャンペーンを張って、調査することにする。うん。がんばる。
2011/11/13 おじさんが還暦!?
叔父さんが還暦になった。そのお祝いで一族郎党、なだ万迎賓館に集結。なかなか、ね。昔はこーゆー集まりって、堅ッ苦しい感じがして嫌いだったんだけど。やっぱり社会人になったんだなあ、と感じる。すらすらと無難なお話ができる。何だかアダルトな感じだ。会社で利害関係が孕んだ飲み会に参加するよりもずぅっと気楽で、ざっくばらんに話ができて、もしかしたら楽しいのかも、とすら思ってしまう。と、いうわけで。なだ万迎賓館の料理の写真。……新宿は都会だなあ(遠望)。
>> もっと古い雑記を見る