《過去の雑記》

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2013/01/23 英語

断言しよう。ボクは英語が苦手だ。なのに英語の仕事ばっかり舞い込んでくる。だから毎日、それなりに必死である。

さて、と。今日も朝から英語漬け。翻訳屋さんが日本語の文章を英訳してくれたのを確認中。でも、今日の敵は相当の難敵だ。今まで色んな英文と出会ってきたけれど、こんなに複雑怪奇な英文には出会ったことがない。……と思ったら、もともとの日本語が難解だった。難解だけど、それを噛み砕いて英語にしないで、そのまんまの複雑さで英語にしてくれた感じ。何だ、日本語が悪いんじゃん。でも、その日本語の悪文を責められないのは、大昔に自分が書いた文章をベースにして構成されているという点。英語にするときには、英語的な発想で文章を書く必要があるだろう。

それから、もうひとつ悩まされたのが専門用語。最近、毎月のように自分の専門分野の英語論文を読むことを強いられている。これが思いのほかヘヴィ。だけど、ひとつだけ素敵なことがあって、使用されている専門用語の傾向とか使用頻度なんかが分かる。つまり、どういう言い方がこの分野で一般的な表現か、というベースというか、感覚が培われる。翻訳屋さんは当然、ボクの業務の専門性を持っていないので、その点はうまく訳してくれない。そして、この分野の一般的な文献では遭遇しない単語がたくさん登場して戸惑う。意味は間違っていないし、辞書的には問題ないけれど、見慣れていないから気持ちが悪い、という感覚。でも、こういう感覚って理屈じゃないので説明できない。何が正しいかという評価基準が非常に不明確。難しい。だから、いろんな部署を回って、彼らがどういう単語を用いるかとか、ボクが気持ち悪いと感じる感覚が個人的なものか、もうちょっと大勢で共有できる感覚なのかを確認した。

そんなこんなであっという間に半日が経った。久々に真剣になってしまった。

さて、と。最後にもう一度、断言しておこう。ボクは英語が苦手だ。なのに英語の仕事ばっかり舞い込んでくる。今度、ミャンマーに行っても、毎日、英語……なんだよなあ(溜め息)。

2013/01/22 取り敢えず、現状を把握。

今日はミャンマーの人が3名、研修でJICA横浜へ来ていたので、話を聞きに行った。ミャンマー人はあんまり英語は出来ないと聞いていたけれど、さすがにJICA横浜に来ていた3名は英語が上手で、ボクなんかが追いつけないほどの速さで流暢に英語を操る。断片的にしか分からなかった。

でも、ミャンマーの状況は何となく分かった。ヤンゴンは結構、発達しているみたい。ネーピードーはこれからと言った感じ。でも、それなりにちゃんと計画を立てて都市計画を進めている感じ。マンダレーはヤンゴンには遅れているけれど、それなりに進んでいる。ボクらが行く予定のモーラミャインは全ッ然、無処理の水を配っているようだし、パテインは水道そのものがない可能性がある。うーん。凄まじいな。想像もできない。

* * *

JICA横浜の帰り道、桜木町のコレットマーレの紀伊國屋書店でサンジの料理本を購入。早速、土日になったら、何か作ってみようかしら。


『ONE PIECE PIRATE RECIPES 海の一流料理人 サンジの満腹ごはん』(著:SANJI,集英社,2012年)

2013/01/21 特定の地域の妖怪を追いかけるのも一興かも!?

今日はJICA横浜。バングラデシュ、インド、インドネシア、ミャンマー、フィリピンからやって来た海外研修生たちのカントリー・レポートを聴講する。もちろん、英語。

カントリー・レポートって、彼らの国の現状と抱えている課題について説明するので、非常に勉強になる。彼らの歴史や地理、民族についても知ることが出来るし、発展途上国の現状が分かる。特に、今度、ミャンマーに行こうと思っているボクからすると、都市は違えども、ミャンマーの現状を知るいい機会だ。

それに、カントリー・レポートを聴きながら、全ッ然、関係ないけれど、バングラデシュやフィリピンの妖怪やお化けについて調べてみるのも面白いなあ、と思った。彼らの国の写真が、ボクをそんな気分にさせたのだろう。こういう取っ掛かりで調べる妖怪というのも面白いかもしれない、と思う。きっと、その国が身近になるだろう。

2013/01/20 妖怪の話:地域性と時代性

日本の妖怪と言えば、そのほとんどは江戸時代に広まったものだ。江戸時代に印刷技術が発達して、木版画で絵を大量生産できるようになった。だから、妖怪のイラスト集が大量に出回った。今、日本に伝わっている妖怪は、この時代に広まったものがほとんどだ。

でも、もうちょっと掘り下げて考えてみる。

「八岐大蛇(ヤマタノヲロチ)」と言えば『古事記』に登場する怪物だ。「夜刀神(ヤトノカミ)」「八咫烏(ヤタガラス)」も『古事記』由来。『古事記』は8世紀の成立だ。非常に古い。

日本には昔から御霊信仰とか怨霊信仰がある。政治的な失脚や敗北を喫して恨みを抱いて死んだ人間の魂が現生に大きな災いをもたらすと信じられた。そして鎮魂のために御霊として祀られた。「日本三大怨霊」と言えば「菅原道真」、「平将門」、「崇徳上皇」が挙げられる。みんな10~12世紀、平安時代の信仰だ。この頃は結構、死者が化け物になった。

現在のような「鬼(オニ)」の成立も平安時代頃だとされている。中国の羅刹のイメージや製鉄従事者のイメージが組み合わさりながら、現在のようなイメージになっていった。

「土蜘蛛(ツチグモ)」も『古事記』由来だけど、現在のような巨大な蜘蛛の怪物の姿になったのは鎌倉時代くらい。14世紀頃だ。「鵺(ヌエ)」も『平家物語』に登場する化け物で、これも鎌倉時代の産物。

そして、江戸時代の妖怪たち。「ぬらりひょん」や「豆腐小僧」、「見越入道」、「ろくろ首」、「のっぺら坊」、「河童」など、非常にバラエティに富んでいる。そして、みんなキャラクター化している。

昭和になると、「トイレの花子さん」や「口裂け女」、「人面犬」なんかが現代妖怪として登場する。平成になると、エヴァンゲリオンの影響を受けて、南極に出没したという巨大な怪物「ニンゲン」なんかが登場する。「ニンゲン」の頃になると、ネットで広まる新しいスタイルの妖怪が増えた。

何が書きたいのか、というと、時代によっていろんな「妖怪」が登場している、ということ。「日本の妖怪」というジャンルで考えても、記紀神話の妖怪から現代妖怪まで、時代によっていろいろな妖怪がいて、十把一括りには語れない。ギリシアはギリシア神話、北欧は北欧神話、と十把一括りで語るのは難しい、ということ。本当は、古代ギリシアの時代以降も妖怪は生まれていて、日本で「口裂け女」が生まれてビビられるように、現代のギリシアには現代のギリシアの妖怪がいるはずだ。本当は、その辺もフォローしなきゃいけないのだ。でも、そういう整理とか、そういう資料はあんまりないよなあ。

2013/01/19 戯れ言。

土曜日。よく寝たなあ。最近、土日のうちどちらかはほとんど寝て過ごしているような気がする。勿体無い。でも、そうでもしないとやっていけないくらい疲れているのも事実。ちぃ子がそんなボクの様子を心配して夕餉を焼肉にしてくれた。

2013/01/18 英語文献を2日で読むペース。

最近、寒いせいかな。疲れがなかなか抜けない。そんなわけで、朝は仕事をお休み。午後になって、抄録委員会に向かう。英語文献を日本語に訳して業界に紹介するというお仕事。

最近、手慣れてきたもんで、8ページくらいだったら2日くらい頑張れば全部訳せるようになった。とは言え、日本語で読むのなら1時間もかけずに読めてしまう分量なので、まだまだボクの英語力なんてそんなもんだ。

ボクが選ぶ文献って、結構、発展途上国について記載している文献が多いな、と最近、気がついた。2月にはミャンマーに派遣されるわけだし、もしかしたら、ボクはそういう道を自分でつくっているのだろうか。うーん。

2013/01/17 「意外性」「新規性」「トピックス」

blogは「意外性」「新規性」「トピックス」が大切らしい。某有名アフィリエイターの本の広告に書いてある。なるほど。

少なくとも、ボクの「日々の雑記」(blogじゃないし、アフィリエイト・サイトでもないけど)は、「意外性」も「新規性」もないし、決められた「トピックス」があるわけじゃない。でも、確かに某有名アフィリエイターの言うとおりで、そういう要素が人を惹きつけるには重要なのかもしれない。

ボクはあんまりそういうことは意識して活動していないなあ、と反省。今後、少しだけ、そういうことを意識しながら、ウェブサイト運営をしていこう、と思う。まあ、そうは言っても、頭の片隅にちょこっと意識する程度だろうけど、さ。ふふふ。

2013/01/16 海外ビジネスはボランティア的!?

2月にミャンマーに派遣されるので、現地の状況について少しでも情報をゲットしようと都心のコンサルの事務所へ赴く。彼らは昨年、ミャンマーで調査をしている。現状、ボクらとしてはほとんどミャンマーの情報がない中で、少しでも先遣隊の情報をゲットしようというわけ。

驚いたのは、彼らがどんどんボクたちに情報を提供してくれる点だ。本来、情報ってのは価値がある。しかも、彼ら自身が自ら現地で収集した情報なのだ。それを余すことなくボクらに提供してくれる。この奇特さに驚いた。しかも、ミャンマー調査の中で彼らがいろいろと検討したであろうミャンマーの課題や考察した内容についても余すことなく教えてくれた。「こうしたら彼らのためになる!」と熱い想いでいろいろとアドバイスまでくれたのだ。

もしかしたら、発展途上国の海外ビジネスって、ボランティア的な側面が強いのかもしれない。彼らのために何が最良か、というのを、日本の企業は大真面目に考えているのかもしれない。だから、ミャンマーのためになることだったら、みんなで少しでも情報を共有して、彼らのために頑張ろう、という意識があるんだろう。もしかしたら、オール・ジャパンで海外展開しているという意識もあるのかも。

正直、ボクとしてはビックリしている。

2013/01/15 精霊ナッ信仰 in ミャンマー

2月にお仕事でミャンマーに行く。折角なので、ミャンマーの妖怪について調べようと思ってネットサーフ。でも、資料は少ない。

ミャンマーと言えば、やっぱり精霊ナッなんだろうなあ、と思う。ナッ信仰はミャンマーに古くからある土着の信仰。ミャンマーは90%が上座部仏教を信仰している。でも、それでも精霊ナッ信仰は根強いようだ。

ミャンマーの最初の王朝であるパガン朝を興したアノーヤター王が上座部仏教を軸にした国家体制づくりをした際にも、土着の精霊ナッ信仰が強くって困難を極めた、とされている。最終的に彼は、仏教の中にナッ信仰を取り込んで対応した。ナッたちの中でも特に力の強かった36人のナッを選び出してパンテオンを形成すると、その上に仏教の天部の王である帝釈天(ミャンマーではダジャーミン)を置いて、ナッ神たちを天部に取り込んでしまった。

まあ、もともとの仏教だって、バラモン教を否定して生まれた宗教で、バラモン教の神々を排除できなかった。バラモン教の神々の王であるインドラは帝釈天になったし、芸術の女神サラスヴァティーは弁才天に、商業神ガネーシャは歓喜天に、暗黒神ヴァルナは水天になっている。そんなわけで、アノーヤター王はこのインドラ(帝釈天)率いる天部の中にナッ信仰を取り込んでしまった。

そんなわけで、現在の精霊ナッの王はダジャーミン(帝釈天)なのだという。そんなことを調べながら、ミャンマーに行く準備を整えている。

2013/01/14 雪中で燥(はしゃ)ぐ

雪だー。わーい。テンション・マックス!!! そんなわけで寒い街へと飛び出した。ボクは昔っから、真っ白い雪道に最初に足跡をペタリコするのが好きなのである。えっへん。生協まで行って、温かい飲み物(ココアとかお汁粉)を購入。さてさて。家で飲むのである。

雪中で燥ぐ!!

あ、そうそう。今日は初めてパン焼き器でモチを作ってみた。もち米をそのまんまパン焼き機に放り込んだ。そうしたら、パン焼き器が搗いて、捏ねて、形にしてくれた。ちょっとビックリ。

自家製の餅

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