《過去の雑記》

過去の雑記546件から555件までを掲載しています。

2012/07/18 プル・ダウン、ブレイク・ダウン!?

ウェブサイト「ファンタジィ事典mini」のナビ・バーがスマホではうまく機能しない。ファンタジィ事典miniの立ち上げ時点は、まだスマホが出始めた頃だった。2009年だと思う。当時のhtmlは4.01。html5の考え方は示されていないし、当然、スマホのためのhtmlなんて発想もない。そんな中、スマホに対応すべきか否か、当時のボクは正直、迷っていた。迷った末に諦めた。何しろ、それぞれのスマホで独自のタグを構築するようなイメージ。これは大昔、次々といろいろなブラウザができて、ブラウザ独自のタグができていったときのイメージに近い。結局、現在、そうやって発展していった独自タグは整理統合されてきた。だから、整理されるまで様子見だ、と判断したのだ。

そんなわけで、「ファンタジィ事典mini」はスマホに対応していない。だから、正直なところを言うと、今、ヘルタースケルター。ひっちゃかめっちゃかになっている。それで今頃になって、不具合が気になりだしているのだから、後の始末である。

目下、一所懸命、PCでもスマホでもうまく起動するプルダウン・メニューを構築しようと頑張っている。でも、全ッ然、うまくいかない。ウェブサイト運営していて初めての挫折である(大袈裟な!)。まだまだ迷走中。

2012/07/17 将来設計について考えるボクと係長!?

本日は係長と面接。今後の進むべき道についてお話なんかしちゃったりしなかったり(どっちだ?)。平社員のまま突き進むのか、昇任するのか。どちらの道を選んでも後戻りはできない。そしてどちらの人材も大切である。でも「昇任すればよかった」なんて後悔するようなのは最低だというお話。

係長は優しい。だから、ボクのことを心配しているのである。別件で打ち合わせていただけなのに、いつの間にか、そういう話になる。多分、それはボクが今年、昇進したからだろう。いずれの道の場合でも、大変さについて、具体的な事例を挙げながら説明してくれる。

今年は時間管理術、段取り力について勉強してみようと思う。巷に本は溢れている。いくつか読んで、その中で引っ掛かったものを、ひとつだけでも実践してみる。それから、自分が昇任するに足るチカラがあるかどうかを判断してもいいと思っている。

2012/07/17 濡れ衣ダヌキ(妖怪の話ではない)!?

隣人トラブルって、どこか遠いところの話かと思っていたら、実家が隣人トラブルに見舞われた。何でも、敷地境界のところに植わっている月桂樹がトラブルの種だったらしい。うっそうと茂っているから切れ、ということらしい。ボクの記憶では(今は実家に住んでいないので正確な状況は分からないけれど)、月桂樹、そんなに迷惑な感じではないんだけど、でも、まあ、こういうのは受け取り方次第なので、切れと言われれば検討しなきゃいけないだろうなあ。でも、ちょっと手続き論的にどうだろうか、と思うので書いてみる。

今回、いきなり、自治会から一方的な通知が来たのだ。善良な市民から投書があったということで、それによれば「我が実家にタヌキが棲んでいるのを目撃した」ということらしい。「タヌキというのは野犬と同じで狂犬病を持っている可能性があるので非常に恐ろしい」らしく、そしてどうやら「我が実家の庭の手入れがなされず、樹木がうっそうとしているからタヌキが棲みつく」のであって、だから「敷地境界に生えている月桂樹を切れ」ということらしい。そして、自治会からの通知は、「以上のような投書が来たので、月桂樹を切るように指導する」という内容だった。

おいおいって思う。この論法って、ちょっとおかしいよね。

そもそも、タヌキは穴に棲むもので、樹木がうっそうとしていたって、そこにタヌキは棲みつかない。当然、我が実家にはタヌキなんか棲みついていない。どうも、庭に生えていた枇杷が食い荒らされていたらしいので、タヌキはこの枇杷を狙って庭に侵入したのだろう。そして食べ終わって、またどこかへ消えた。その様子を目撃した人からの投書なのだろう。であるならば、原因は枇杷であって、切るべき対象は月桂樹ではない。大体、うっそうとしていると表現しながら、切るべき対象が月桂樹1本というのがおかしいのだ。全部切れ、と言われればまだ分かるのに……。

そんなわけで、まあ、普通の感覚では、おかしな投書だなと思う。要するに、投書主は、あの月桂樹が生えている側の敷地境界に面しているあの偏屈な老夫婦で、投書の趣旨としては、敷地境界の月桂樹を切って欲しいということなのだろう、と想像する。

あの月桂樹を切ってくれと言われて拒む理由は我が家にはない。だから、最初っからそう言ってくれた方が気持ちいい。唐突に「投書」という手段で訴える前に、事前に切ってくれと頼んでくれればいいのだし、狂犬病だとかタヌキだとか庭の手入れがなっていない(庭の手入れが度を越してひどいというわけでもない!)だとか、いろんな難癖をつけるような内容でもない。

でも、ね。ボクが一番納得できないのは、こんなヘンテコな投書を受けた自治会が、何の確認も取捨選択もなく、一方的に「通知」という形で月桂樹を切るように申し入れてきたことだ。我が家にタヌキが棲んでいるとか、庭の手入れが行き届いていないとか、月桂樹を切れば解決する内容なのかとか、何のチェックもなく、一方的に通知を出す権利は、多分、自治会にはない。そして、投書する側が一方的に「善」である保証もないわけ。自治会がこういう対応をしていると、近隣トラブルは大きくなっていく可能性もある。少なくとも、ボクの両親の気持ちは逆撫でされていて、ボクが宥めなくちゃいけなかった。

そんなわけで、身近に隣人トラブルの片鱗が転がっていたので、ご紹介。変な投書主がいて、対応の不味い自治会があって、その上で、もし、ボクの両親が怒り心頭、売られた喧嘩を買ってしまった場合、大きな隣人トラブルになっていただろうなあ。今回の自治会の対応って、火に油を注ぐような対応じゃないかなあと思いながら、来週、父はしぶしぶ月桂樹を切ると納得してくれたので、まあ、事なきを得た。

「必死で床下まで探しましたが、我が家にはタヌキが棲みついている痕跡は見つかりませんでした。枇杷の実が食い荒らされていたので、もしかしたら枇杷を狙ったものと考えられるので、枇杷の木は切り倒すという対応をしました。しかしながら、タヌキは狂犬病を持っているとのこと。非常に恐ろしいので、自治会全体で対応を考えてください。追記:月桂樹はどうやらタヌキとは無関係と判断しましたが、切る必要はあるでしょうか?」

そんな悪ーい感じの回答を自治会に返送してみてはどうか、と意地の悪いボクは頭の片隅で考えなかったわけではないのだが(こらこら)。

2012/07/16 キャメラにてポモドーロ!!

本日は茄子(なす)のポモドーロを作る。今回で3回目になるけれど、大分慣れてきたんだろう。今までで一番うまくつくれた。ちゃんとちょうどいい感じで茄子を素揚げに出来たし、アーモンドも最適な大きさに粉砕出来た。味付けもコントロールできるようになってきた。レストラン顔負けである。若干、オイリーなのが玉に瑕なんだけど、でも、そもそもサルサ・ポモドーロ(トマト・ソースのこと)がすでにオイリーなので、レシピがそういう風になっている。その辺は今後の課題。

……というのはどうでもいい話で、実は、料理の写真を撮影したくってつくったのであった。はっはっはー。背景を上手にぼかせば、生活感のある我が家で撮影しても、それなりに写せるのではないか、と想像していた。

マイクロ一眼にてポモドーロ!!

どうよ。それなりではないか? 超満足!

* * *

ウェブサイト「ヘタっぴなアルコール蒸留」は昔っからAmazonのアフィリエイトをやっている。儲けようとは思っていないんだけど、それなりにコンスタントに来客はあって、妖怪関係の本が買われていく。そういう意味じゃ、出版社と顧客の間の橋渡しは出来ている……と言える。

今回、そのアフィリエイトをA8.netに変更した。いわゆるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)というヤツ。Amazonだけじゃなくって、楽天とか、まあ、いろんなアフィリエイトを統合して管理できるので、その点がいいかな、と思った。

ボクは本格的にアフィリエイトをやっているわけじゃないので、たまに読んだ本とか、買ったものとかについて、商品リンクを貼る。だから、四半期ではどうしたって達成額に満たないので、支払いが翌四半期に繰り越される。バラバラといろんなところのアフィリエイトがあると、それぞれで達成額を目指さなきゃいけないんだけど、こういうASPであれば、Amazonと楽天でバラバラに報酬があっても、統合して達成額が管理されるので、非常にいい。まあ、でも、結局、どうせAmazonしかやらないんだろうけど、さ。楽天とか使わないし。でも、将来のボクが何を考え出すか分からないから、そのために張れる伏線は張っておこうという感覚。

よく勘違いされるけど、基本的には、こういう当たり前のアフィリエイトというのは儲からない。1日に1000も2000もウェブサイトを作って、SEO対策をガンガンにして、google先生に愛されるようにして、ロングテールを狙うようなキーワードでウェブサイトを作るみたいなことをしている人が儲かる。その辺、努々勘違いされないように(にやり)。

2012/07/15 マイクロ一眼のキャメラを購入だッ!!!!!

えへへー。ミラーレス一眼(マイクロ一眼)のキャメラを買ってしまった。Olympusのキャメラ。12万円くらい。ボーナスを注ぎ込んでしまった。えへへー。そして購入したキャメラではこのキャメラが撮影できないという罠。ふっふふー。

Olympus OM-Dである!

実はカクテルとか料理の撮影をしたり、旅行をしたりするときに、コンパクト・デジカメに限界を感じていた。特に一番の課題がカクテルかな。家の中って、やっぱり被写体としては難しくって、背景に生活臭が入り込む。どんなに片付けて、キレイにしてみたって、我が家はスタジオじゃないからなあ。どうしたって、物が溢れていて、それに意味があったりするものだから、物語性が生まれてしまう。

だから、一眼にして、写したいものにだけ焦点を合わせて、背景をボカすことが出来たなら、もっといろんな可能性が広がるんじゃないかなあ、と思っていた。暗いところでも撮影できるというのが魅力だよなあ。そんなわけで、大船のヤマダ電機に繰り出して、購入。

そんなわけで、これからカメラの勉強も始めなきゃ。ふっふふー。

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前回、ソーダもトニック・ウォーターも切らしていたので、炭酸の入っていないモヒートをつくってみたんだけど(6月30日の記事参照)、今回はソーダを入れて、つくってみた。いつも通り、ベランダのミントを摘んで、放り込む。ちぃ子が最近、モヒートをお店で飲んで美味しかったと言っていて、その味に近づけようとしているんだけど、前回よりはそのときの味に近いらしい。でも、もう少し、とのこと。今度はトニック・ウォーターでつくってみようかな、と思っている。もしかしたら、ホワイト・ラムではなくって、ゴールド・ラムなのかもしれないし。定番のレシピがないカクテルって難しい。

ソーダでモヒート!

ちなみに充電が完了していないので、普通のデジカメにて撮影。

2012/07/14 週課のお散歩、山手ディ!!

週課のウォーキング。今週も山手方面へ向かって歩く。関内駅を出発して、海岸通りを通って、山手のの山へ。そして、えの木ていにてランチ。

えの木ていにてランチ

正直、ね。えの木ていはどの観光雑誌にも載っているので、ある程度は期待して行ったんだけど、イマイチだった。コーヒーはおいしかったし、料理の味も悪くはなかった。お店の雰囲気は明治の洋館でいい雰囲気だった。でも、店員の対応がイマイチだ。4人席が空いていても、絶対にそこには案内せず、待たせておいて、2人席を片付けるという徹底っぷりには閉口した。その上、入り口にお客さんが来てもなかなか気がつかない。だから、途中、何人もお客さんが帰ってしまう。

4人席を残しておきたいという気持ちは、ね。分かるけど。そのためには2人席をすぐに片付けて空けておくというお店の誠意が必要だ。待たせてまで2人席に誘導するのは、ちょっとやり過ぎな感じがする。

売れっ子だから、あんまり瑣末な部分まで頑張らなくても商売は成立するのかもしれない。観光客相手だと尚更、リピータを求めているわけじゃないからいいのかもしれないけれど。でも、せっかくのいい雰囲気が台無しだよなあ、と思う。残念。

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その後、カメラを視察しに大船のヤマダ電機へ。一眼レンズのカメラが欲しいなあ、と思っていて、その勉強だ。カメラ雑誌をいくつか梯子したんだけど、やっぱり、実物を触ってみて、違いを体感しなきゃ分からない。だから、ちぃ子(奥様です!)と二人、電気屋さんで店員さんの講義を受ける。何となく方向性が見えたので、もう一度、家で勉強して、どれかに決めたいと思う。

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東野圭吾のドラマ・シリーズの第1話『さよならコーチ!』を観た。衝撃。田中麗奈のあまりに狂気に染まった演技(でも自然体!)に、思わず背中がぞわぞわした。いるいる。こういう人、絶ッ対にいるよ。盲目的に人を愛しておかしくなっちゃう人。ふとした拍子に気持ちが高揚して家まで押しかけてきちゃったり、ふとした拍子に殺意を抱いちゃったり、それでもたまに我に返っちゃったり……。そして物語は最後にどんでん返し。東野圭吾らしいなあ。今クール期待のドラマである。

2012/07/13 母校の話と環境の話

研究室時代の先輩のS女史と連絡をとった。S女史は今でも大学で働く助教である。ちょうど、我が社が主催する国際会議の場に、イベントとして学生参加企画があって、その企画を学内で周知してもらおうと思ったのだ。

我が社のメインの事業内容は「水道」だ。ボクは学生時代は「土木」の専攻だった。我が母校には「水道」に合致するような研究室ってないだろうなあと思っていたんだけど、最近、まさに「水道」の講義をやっている先生が現れた。新しい先生で、S女史と同じ助教。ああ、今じゃ、ちゃんと「土木」の枠の中で「水道」の講義もやっているんだなあ、と思った。ボクが学生のときにこういう講義があったら、今ほど「水道」って未知の領域だと思う感覚ってなかったんじゃないかなあ。

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本日は金曜日。先輩3人に連れられて飲み会。課には3係あって、その課を牛耳る3人だ。彼らに「最近、変わったなー。がんばってるじゃん」と言われて、少し嬉しくなる。ふっふふー。確かに、ここ2年くらいのボクは空回っていて、やることなすことうまく行っていなかった。原因は分かっているし、改善の努力もしてはいたんだけど、そもそも環境に起因する部分も大きくって、それでも必死で足掻いている、という感じだった。今年になって、環境は大きく変わった。それが、ボクをいい方向に後押ししてくれた。そんな感覚がある。

正直、難しいよなあ、と思う。ボクはいつだって、うまく立ち振る舞ってきた。でも、ここ2年くらいは、それがまるでダメだった。歯が立たない。環境に飲み込まれていく感じ。一度、飲み込まれたら、そこから浮上するのは至難の業だ。頭では分かっていても、現実では身体はうまく動かない。

だから、環境が変わったのは、これは非常にラッキィなことで、それがボクを後押ししてくれたのも、すごくラッキィなことで、だからボクはこうして、今、うまく立ち振る舞えている。

2012/07/12 アウトドアなバー

夜なべして、イベントの特典の発送作業をやっている。数が多いので大変だ。でも、地味で面倒くさい業務だけど、意外とこういうところでリーダシップを発揮するボクだ。てきぱきとみんなに指示を出す。次に必要な作業を予測したり、各作業の進捗を見ながらペースをコントロールして人員を張り付けたりする。こういう能力は、多分、演劇で舞台を作った経験に基づいているんだろう。過去の経験は意外なところで役に立つので、何でもやっておくことが大切だ。

送付する資料を袋詰めし、送付先のシールを貼る。さらに抽選で特典を袋詰めして、そっちにも送付先のシールを貼る。誤送付がないようにチェックする。バタバタした作業だったけれど、予想以上の好ペースで終了した。

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その後、山下公園にて夜景を眺めながらのアウトドアなバー……などと書くと格好いい。実情は、コンビビにて購入したビアを公園のベンチに座って飲んだ、ということなんだけど、みなとみらいのビル群が見えるし、ベイブリッジが見えるし、氷川丸が見えるし、景色としては最高のシチュエーション。夜風に吹かれながらのビアが最高だ。

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それから、ちぃ子(奥様です!)と合流して、甘太郎にて焼肉焼き焼き。たまにはこういう贅沢があってもいい。ふっふふー。酔っ払ったー。

2012/07/11 ウェンディは大人になってもピーターパンは子供のまんま。

今日は英語での1分間スピーチの日。若い人って英語ができる人が?多い! そして、大きな声で堂々とやったもん勝ち! いずれにし?ても、ああやって英語による表現の場がある、というのは貴重なこ?とで、これを積み重ねていけば、みんな、それなりに英語力が伸び?るだろうな、と思った。実践は大事だ。もう、4年もこの会に参加?してきたわけだけど、今年が一番、期待できそうで面白そうだ。

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日日日(あきら)の『ピーターパン・エンドロール』(角川文庫)を読んだ。日日日初体験だったけど、これはかなりの衝撃だ。どのくらい衝撃を受けたかというと、初めて舞城王太郎を読んだときくらいの衝撃。小説の感想を別の小説の感想で譬えるという高等テクニック(こらこら)!

御前江真央(おまえのえまお)という主人公の茫洋として、輪郭のない不思議な思考回路をそのまんま文章にした感じで、彼女のあまりに主観的な視点で物語は進んでいく。それでいて、ものすごく生々しくて、ヒリヒリする。こんな文章って初体験だ。夜中に腹痛で苦しむ主人公の描写なんて、あまりにリアルで、こっちまでお腹がキリキリしてくるから困る。そんな彼女は悪意の子供を孕んでいるのだ。

大人を拒絶した永遠の子供ピーターパン。そしてネバーネバーランドから現実界へと戻っていったウェンディ。思春期の女子学生の屈折した気分をふわふわした文章でうまく描いた小説だなあ、と思う。


ピーターパン・エンドロール (角川文庫)

2012/07/10 イジメ、イクない!!

歳を取れば徳が身につくなんて嘘っぱちだ。幹事長だとか、名誉会長だとか、功労賞だとか、とにかく何が何だか分からないいろんな肩書きの有象無象を与えられて、みんな、大真面目な顔をして壇上に上がり、大真面目な顔で挨拶をして、でも、その顔はニマニマと笑っている。みんな、嬉しくて仕方がないらしい。六十を越えたご老人たちが、お互いにお互いを褒め称え合っている。これは一体、何の会合なのか。ものすごく居心地が悪くって、気持ちが悪い。腹の中では、みんな、何を考えているのか分からない。拍手をして、おめでとう、おめでとうなんて言いながら、次は俺の番だとか、何であいつがとか、黒い想いを抱いている可能性もある。あるいは単純にそういうシステムだと思って受け入れている人もいるのかもしれない。願わくば、ボクみたいに下らないなと感じながらもしぶしぶ参加している人がたくさんいればいいなと思うし、そんな誰かが徒党を組んで、こんな会合をやめてしまえとシュプレヒコールを上げてくれたらもっともっと素敵だ。そういう奇特な人になら、ボクは功労賞を挙げて褒め称えてもいいと思う。

どうやら、ボクは一番若いグループなので、端っこの方で小さくなって息を潜めている。

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最近、頼豪鼠(ライゴウネズミ)について調査していた。最近じゃ、京極夏彦氏の影響もあって、頼豪鼠っていうよりも鉄鼠(テッソ)といった方が通じるかもしれない。そんな関係で、延暦寺とか園城寺とか、天台宗の歴史なんかを調べていた。その舞台は大津市だ。そうしたら、最近、何だかニュースで大津市が取り上げられるので、ビックリ。

何を書きたいかというと、イジメはイクナイとか、教育委員会の対応がイクナイとか、担任の対応がイクナイとか、そういうことじゃない。もちろん、そういう議論も必要だし、イクナイことはイクナイ。だから、ちゃんと議論して、イジメが起きないようにすることが大切だし、起きた場合の対応についても考えていく必要がある。教員のあり方とか、生徒指導のあり方とか、学校側の取るべき措置とか、外部組織の関与方法とか、地域社会の関わり方とか、この機会に大真面目に議論して、みんなで考えていくことは重要だ。

でも、今回は、そういうことじゃなくって、2ちゃんねるを中心に行われている加害者特定作業とか、デヴィ婦人の加害者名のblogへの掲載について思うところがあるので書きたい。ボクは、こういうのはどうか、と思う。加害者にも人権があるとか、特定作業の精度はどんなもんかとか、そういうことではなくって、単純に、そういうのって卑しいな、と思ってしまう。加害者や担任に問題があったのは事実だ。それを糾弾するのは正しい。問題点を見つけて、改善策を考えるべきだ。でも、彼らを晒し者にするというのはちょっと違う。こういうのは、形を変えたイジメだ。イジメを糾弾する形を取った、別の形のイジメ。加害者や担任を貶めて、苦しめて、ざまあみろとみんなで嗤う。そういう類の暗い感情が、根底にはあるような気がする。

罪を憎んで人を憎まず、なんて陳腐な言葉があるけれど。名前や顔写真を晒すという行為は、「罪」ではなくって「人」に対する攻撃だ。「人」を攻撃しちゃ、ダメだ。糾弾すべきは「罪」。どうも最近のマスメディアは「罪」に焦点を当てないで、「人」を攻撃する。そういう流れを作り上げている。そういうのは非常に卑しい。

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