《過去の雑記》

過去の雑記6件から25件までを掲載しています。

2013/12/31 八幡様に想いを馳せながら、さようなら。

今年最後の日。さよなら2013年。最近、1年なんてあっという間だなあ、と感じる。特に今年は家を買ったり、子供が生まれたり、と非常に密度の濃い1年だった。子供のときには、家を買うとか、子供をもうけるとか、そういうのは、人生の大きなターニング・ポイントだ、と思っていた。でも、当たり前のようにこなしていく自分がいる。意外とそんなものなのかも知れないな、と最近では思っている。

さてさて。今年も紅白を見ながらの年越しだ。綾瀬はるかはぐだぐだだ。でも、そのキャラクタで何もかもが許されているっぽい雰囲気になっている。うーん。ボクとしては、全ッ然、プロフェッショナルではないなあ、と思う。だから、キャラクタで有耶無耶にされていることに、違和感を感じている。それから、ちょっとだけ期待していたE-girlsの歌がヘタだった。実のところ、ボクはPVでしかE-girlsを知らなかった。でも、結構、ダンスが上手いし、面白いな、と思っていて、内心では期待していた。あまりに生歌はヘタっぴだったので、ちょっと失望だ(笑)。ドリカムは圧巻だなあ。あの胸を締め付けられるような苦しい歌詞。今の吉田美和だからこそ歌える歌だなあ。それにしても、あの歌詞を、あの歌を、東日本大震災の被災地で歌う、というのがチャレンジングだ。ものすごい。きれいな言葉を並べるんじゃない。敢えて厳しい言葉を突き付ける。悲しみをまざまざと突き付ける。それが逆に被災地にとってリアルに響くこともあるんじゃないか。それで救われることも、もしかしたら、あるのかもしれない。そんな風に思った。

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1年の最後だから、ちょっとファンタジィ事典っぽいネタも放り込んでおこう。新興宗教を特集して、ボクの中ではアツい雑誌に昇格した『一個人』。2月号は「八百万の神様とご利益入門」だ。結構、内容的にはマニアックで、初心者向けの書き方にはなっていないけれど、日本神話ファンには堪らない1冊だ、と思う。ボクとしては、日本の妖怪とか日本の神様みたいなところって、あんまり強くない。だから、こういう良質な本を読んで、日本の神様について、もうちょっと勉強して、理解を深めていこうかな、と思う。


『一個人 2014年02月号 八百万の神様とご利益入門』

例えば、八幡宮とか水天宮、天満宮、東照宮みたいなものがあるけど、あれって何だ、というのを、実はよく分からないでお宮参りしている人って、意外と多いんじゃないだろうか。あるいは春日神社、浅間神社、稲荷神社……。果たして、どれだけの人がそこに祀ってある神さまを正しく認識しているのだろうか。何を隠そうボクもほとんど何も知らないで参拝している。祀ってある神様も知らないくせに、お参りして、1年の健康や仕事の成功なんかを祈っている。信仰心のない証拠だ(笑)。だから、これを機会に勉強だ。

そんなわけで、八幡様。横浜市に住むボクがよく行く鎌倉には鶴ヶ岡八幡宮がある。八幡宮には当然、八幡様が祀ってある。八幡様は源氏の氏神として崇拝されていた。だから、鎌倉幕府の地にあるのは当然のこと。でも、公式の数えで社数が一番多いのが八幡宮だ、という事実を、ボクは知らなかった。非公式なものも加えたら、圧倒的に稲荷宮が多い。会社の中とかにあったりするもんね。でも、八幡宮だって、非公式なものも含めると、それに次ぐ大勢力らしい。確かにあっちこっちに八幡宮ってある。でも、全ッ然、知らなかったなあ。八幡様ってそんなに知名度の高い神さまだったんだなあ。まあ、武士がみんな、武神として崇拝して、あっちこっちに八幡宮を作ったんだろうけど。「平家物語」でも、那須与一が「南無八幡!」と唱えて弓を射ていて、確かに、古典の講義にも登場していたもんね。でも、意外と八幡様って、日本人、知らないんじゃないかなあ。どうなんだろう。お稲荷様って、結構、狐のイメージがあるけど、八幡様って、どんな神様なのか、具体的なイメージってあんまりないもんなあ。

そんな問題を投げかけながら、今年もさようなら、だ。また来年もよろしくお願いしまーすm(_ _)m

2013/12/30 NHKは横着してあまちゃん祭りを放送中!!

本日はカラダファクトリーに行ってみた。あまりにもツクルくんが夜泣きするので、全ッ然、心も身体も休まらない。だから、せめてもの休息、ということで、両親の申し出に甘えて、ツクルくんを預けて町に出掛ける。そして、マッサージだ。今までいろいろなマッサージや整体に行ってみたけど、このカラダファクトリー、非常にボクの好みかもしれない。丁寧だし、親切だし、リラックスできるな、と思う。

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帰りに本屋さんに寄って、久々に本の匂いを満喫。青葉台の本屋さんなんて久々だ。配架の感じは全ッ然、変わっていなくって、それなのに、ボクはまごついていた。どこに何の本があるんだったっけー? こういうのって、通っていれば、すぐに感覚で分かってくるんだけど、久々なので戸惑ってしまう。ブックファーストの配架って、ちょっと他の本屋さんと変わっているので、慣れていないと迷子になる。ぐるぐる歩いていたら、段々、思い出してきて、ああ、そうだ、そうだ、ここにサブカルチャーのコーナがあったんだよなあとか、ああ、ここに神話・伝承系のコーナがあったなあ、みたいな(笑)。本屋さんごとに配架の仕方に個性があるので、ボクとしてはぐるぐる歩いているだけで幸せな気持ちになるのだった。ふふふ。青葉台のブックファーストで、ボクは江戸時代の妖怪の画集みたいな本をたくさん買っていた。そういう過去を思い出した。

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あ、そうそう。今日は、朝から「あまちゃん祭り」などと称して、「あまちゃん」のダイジェストを延々とやっている。昨日は「相棒」を延々と再放送していた。テレビ局、こんなんで大丈夫かな、と心配になる。正月特番を組むわけでもなく、ただただ再放送とは、あんまりにも横着じゃないかしら。しかもNHKまでもがそういう番組構成で放送するとは! それってあんまり、というか。ちょっと手抜きじゃないかなあ。でも、そんな文句を垂れながらも、実はボクは「あまちゃん」って一度も観たことがなかったので、「へぇ、こんな話だったのか!」と新鮮な気持ちで眺めているという(笑)。それにしても、ダイジェストながら、「あまちゃん」、よく出来た世界観だなあ、と思った。キャラクタがみんな、魅力的だ。ちゃんと観ていたら、きっとハマっていただろうなあ。

2013/12/29 「越境捜査」の大どんでん返しにビックリ!!

近況報告の雑誌、本日付で発送したよ。毎年、恒例にしていければいいなあ、と思う。今回はミャンマー特集とか、関内の民族料理特集なんかを組んでみた。時間があれば、もっと凝りたかったところはたくさんあるんだけど、まあ、働きながら、引っ越ししながら、出産しながらの雑誌作成だから、まあ、こんなもんだろう。うむ。乞うご期待。

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本日は「相棒」の再放送が延々とやっている。再放送って手抜きじゃないか、と思ったりもするんだけど、面白かったので見ている。そうしたら「越境捜査」の大どんでん返しに思わず舌を巻いた。というか、ビリビリと痺れた。この展開はすごい。吃驚した。まさかこういうトリック(?)だったとは。いやはや。ドラマを見ていて、こんなにビックリしたのは初めてじゃないだろううか。全然、そんな予測すらしていなかったし、まさかの展開だった。

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ママンのiPadがver.4のまんまだった。最近のアプリはver.4では何ひとつインストールできないらしい。そりゃーそうだ。だから、すぐにでもアップデートしてやろう、と思ったら、ver.4だとUSBでPCと繋いでiTune上で更新しなきゃいけないので、結構、面倒くさい。ようやく、最新版に更新するまで、軽く1時間くらい掛かってしまった。まあ、でも、今後はオンライン上で更新できるので、大変なのは今回だけか。ついでにパズドラもインストールしてあげたら、ママン、ハマってしまった。徹夜でパズドラだ(笑)。

2013/12/28 故郷「ハワイキ」を目指して。

Amazonで注文していた『オセアニア神話』と『南島の神話』が届いた。今度、グアムに行くので、ミクロネシアの神話を調べよう、という大作戦だ。


『オセアニア神話』(著:ロズリン・ポイニャント,訳:豊田由貴夫,青土社,1993年)


『南島の神話』(著:後藤明,中公文庫BIBLIO,2002年)

でも、パラパラと読んだ感じだと、あんまり明確な感じでまとめられていないなあ。バラバラといろんな神話・伝承のエピソードをごちゃーっとまとめた感じ。島によってもバリエーションがあって、ミクロネシアとかポリネシアみたいな大きな括りで体系立っていない感じ。まあ、文字がないためか、元々の神話・伝承そのものが体系立っていないんだろうけど、まとめる側も、バラバラと収集している、という感じ。必死で読み込まないと、理解できなそうだ。

そもそも、島の名前とか位置関係がボクには分かっていないので、どういう風に伝搬しているとか、影響が広がっていくとか、そういうところが分からないので、難しいなあ。

パラっと読みの段階だけど、それでも、面白いな、と思ったのはポリネシア人たちの「ハワイキ」信仰の話。みんな、日の昇る方に故郷「ハワイキ」がある、と信じて、東へ、東へ、と船を進めていったのだという。海流も風向きも、決して、船を東へとは送ってくれないのに、人々は日の昇る東へと向かって、故郷を求めて船を漕ぎ出していった。そこには、何か信仰とか信念みたいなものがあったのだろう、と思う。結局、ポリネシア人は最後にハワイ島に到達する。だから、そこがハワイになる。民俗学者は、当初、ハワイがポリネシア人の故郷なのだ、と思っていた。でも、そうではなかった。文化の伝搬の歴史を辿っていくと、彼らは東南アジアの方面から海を渡って、最後にハワイ島やイースター島に到着する。そういう信仰心みたいなのは、ちょっと興味がある。その辺をリサーチしていきたいなあ。

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あ、そうそう。尊敬すべき漫画家の尾崎かおりさんが絵本を出版していたらしい。知らなかったなあ。出産後は実家で暮らしているので、久々にネットサーフして、それで気がついた。『ロンドンデリーと私』。同人サイトでの通販らしいので、早速、申し込んでみたよ? 楽しみだなあ。絵柄が綺麗だから、きっと絵本も綺麗だろうなあ。

2013/12/27 ボクらはどうして小説を読むのか!?

某所で「サラリーマンの時、どうやって勉強すればよかったのか」というタイトルで記事を書いている。面白かったので、一部、抜粋する。

「現場にいて毎日走り回っていると、上からの指示がばかげて見えることが多い……(中略)……ちゃんとした会社であればたいていの場合、ばかなのは現場で反発しているあなたの方である……(中略)……会社がばかげたことをやっていると思ったら、経営陣の正気を疑う前に、自分の勉強不足を疑ってみた方がいい」

よくある現場と経営陣の間のギャップ。もちろん、現場って最前線なので、現場にしか分からないことはたくさんある。でも、それと同じくらい、経営陣だからこそ分かることもある。そういう経営陣の視点も勘案して、現場は考えなきゃいけない。考えさせられる文章だ。

それから、小説を読む、ということについて、次のように書いている。

「小説というのはしょせんフィクションであり、エンターテインメントであると思い込んでいた。だが、……(中略)……ノンフィクションや実話の場合、どうしても書けない部分や、粉飾された部分があり、ノンフィクションとはいうものの、心の中のことは、逆にフィクションになってしまう場合がある。小説は、事実関係はフィクションでも、登場人物の心理描写をありのままに書ける分、より本物に近い人物を描き出せる。読者として、登場人物の苦難や喜びをリアルに体験できるのだ」

どうして小説を読むのか、ということに対する見事な解答だ、と思った。これから、ボクが小説を読む理由や意味を尋ねられたときには、このように答えよう、と思う。まあ、楽しいから、というのが本音なのだけれども。

2013/12/26 要求。

打合せの相手方が「特に注文はないんだけど、できれば中華街で、飲み放題付で、4,000円以内で、テーブルがくるくると回転するところがいいなあ」というオーダを突きつけてきた。むむむ。それって、結構、ハードルが高くないか? それに応えるべく、後輩氏は徹底的なリサーチ。そんなこんなで中華街で大宴会だ。

2013/12/25 百度、怖るべし(笑)!!

最近、いろんな変換ソフトがある。ボクは「google日本語入力」をインストールしている。googleで蓄積した変換データから予測変換してくれるので、流行りの言葉とか造語、芸能人の名前なんか、ちゃんと変換してくれるので助かっている。新しい言葉とか固有名詞って既存のIMEでは辞書登録されていないので、なかなか正しい変換にならない。でも、そういう言葉は、google検索の蓄積データを活用することで補完できる。素敵なシステムだな、と思っている。

そんな風に思っていたら、バイドゥIMEがやらかした。打ち込んだ文章をオンラインに飛ばしてデータを蓄積するという無茶苦茶なプログラム。うっかり仕事で使っていたら、個人情報も企業秘密もだだ漏れという恐ろしさ。すごいことするなあ。しかも、他のソフトをインストールしたときにセットでさらり、とぶっ込んで来るというのだから、これはヴィールスだ。本日、職場で注意喚起がなされたけれど、やー、すごいなあ。ホント、すごいなあ。

2013/12/24 青い電飾!?

クリスマス・イヴ。向かいの家の電飾がピカピカと贅沢だ。でも、こういうのって、実際、家の中にいる本人には見えなくて、向かいに住んでいるボクたちの方がよく見える。我が家が特等席だ。

ピカピカ
ピカピカ

最近は青い電飾が流行っている。青と白の飾りとか、増えている。でも、ボクは意外とオレンジとか赤の電飾の方が好きだ。冬は寒いのに、青とか白で飾ると、もっと寒々しくなる。ウィンター・スノー、ということかもしれないけれど、昔ながらのオレンジの暖かいイメージを、もっと、大切にできないかなあ、と思ったりする。そういう意味じゃ、向かいの家の電飾は青が強いなあ、と思う。

……実は、ボクもこういう電飾を家中に施すのが理想だ。いつか、我が家もこういう風にピカピカやりたいなあ、と思っている。そして、暖かさを演出したい。

2013/12/23 甘く貪欲に。

梨丘いるま嬢のユニット、Hollow Mellowが新譜を発表するらしい。今回は男性ヴォーカリストも混ざっているというから、ちょっとイレギュラな感じだ。まあ、最近、いるま嬢はゲームの楽曲で男性ヴォーカリストさんもプロデュースしているので、あんまり違和感はないんだけど、ね。でも、Hollow Mellowのコンセプトからすると、ちょっとイレギュラな展開だ。「三匹の子豚」がモティーフなのに、「狼」の方だもんなあ。でも、非常に楽しみ。そんなわけで、宣伝しておこう大作戦。一応、当サイトはいるま嬢応援サイトなのである。ふふふ。

Sweet Greed

大パパ、大ママ、まるめさん夫婦がツクルくんを冷やかしにやって来る。ホント、まるめさん夫妻はフットワークが軽い。イベントごとがあるとすぐにやって来るのだから、見習わなきゃいけないなあ。

よくある感じの家族写真
よくある感じの家族写真

ツクルくんの誕生を報告するハガキが完成。分かる人にしか分からないセンスをひた走っている感じのいいデザインだ。ふふふ。「天上天下唯我独尊」とツクルくんが呟いている。

「天上天下唯我独尊」
「天上天下唯我独尊」

2013/12/22 合理主義とは何か。

朱肉にツクルくんの手足をペタペタして色紙へペタリコ。足形はうまくとれた。でも、手形は難しい。どうしても、ツクルくん、手をぎゅうっ、と手を握り締めて弛めてくれない。緊張しているのかもしれないし、親が焦れば焦るほど、手はどんどん硬く、硬く握り締められていく。そんなわけで、途中で手形は断念。足形だけで色紙をデザインすることにする。

そういえば、ちぃ子が入院中、病院の看護婦さんたちがツクルくんの足形をとってくれたことを思い出す。足形ならとれる。でも、手形は難しい。そういうことなのだろう。病院は経験から、手形は断念して足形を採用しているのだな、と思った。

2013/12/21 フィーシーズ・ボーイ

1日中、寝ていた日。もう、爆睡だ。朝も昼もツクルくんが愚図って泣くので、全ッ然、眠れないのだ。

あ、そうそう。記念すべき(?)ウンチを被った日だ。ツクルくん、どうもオムツ替えのタイミングにオシッコやウンチをしたがる。開放感があるのだろうか。だから、警戒していなきゃいけない。ところが、今日に限ってうっかりしていた。ぼーっとしていたら、ブビッ、と音がして、黄色いウンチの塊たちがボクのほっぺたに命中。もう、ね。ビックリしたよ。でも、これで「運」がついた。ラッキィなことである。

2013/12/20 古代都市国家の街の真ん中にあるものは何か!?

ツクルくん、初めての沐浴。何故だか彼は沐浴が好きらしい。キャッキャッ騒いでいる。石鹸が顔にかかっても笑っているのだから、変な奴だ。

沐浴で大はしゃぎ!
沐浴で大はしゃぎ!

あ、そうそう。沐浴ついでにインダス文明の話をしよう。いちおう(?)、神話・伝承を楽しむウェブサイトだもんね(笑)。

インダス文明って、実は民族系統もよく分からないし、文字も解読されていないので、彼らの文明について明確なことってほとんど分かっていない。通常、古代の都市国家って、街の中心には神殿がある。だけど、インダス文明の場合、街の真ん中に神殿がない。その代わり、街の真ん中にあるのは広大な沐浴場だ。インダス文明といえば、高度な都市計画があって、上下水道が完備されていた。街の中にきれいな水が入ってきて、汚い水が街の外に出て行くシステムになっている。そして、そんな街の中心には沐浴場があるわけ。文明全体が水循環にものすごく関心を持っていたことが分かるわけ。都市全体に上下水道を完備して、街の真ん中に巨大な沐浴場を作って……、この原動力って何だろうか。そんな風を考えると、街の真ん中に神殿がないんじゃなくって、沐浴場そのものが神殿なのだ、と考えた方がスマートな感じがしてくる。古代人を突き動かしたのは、信仰心なのだ、と考えた方が理に適っている。多分、沐浴には宗教的な意味があったのだろうな、と想像できるわけだ。

もちろん、本当のところは分からない。考古学なのか、歴史学なのか、遺跡を発掘したり、インダス文字を解読したりして、真実を明らかにしてくれればいいと思うけど、感覚的には、ボクとしては、沐浴場=神殿説推しだ。

そんなわけで、ツクルくんを沐浴させながら、ボクはインダス文明を築いた古代人に想いを馳せたり馳せなかったりするわけだ。

2013/12/19 想定外なんて軽々しく言ってはいけません!

ツクルくん、せっかく退院できると思ったら、黄疸で通院が必要になった。病院、自宅からは近かったけど、実家からはものすごく遠い。早朝に起き出して、通勤前に1時間半のドライブ。ツクルくんを病院まで送迎する。そんな想定外の事態に右往左往するボクだ。

* * *

さてさて。地震の解析の話。2次元動的と3次元静的と、どちらが正確な結果が出るのだろうか。この辺、技術的な話として、ボク自身、明確な答えを持ち合わせていない。動的の方が地震動としてはリアリティがある。でも、当然、3次元の方が構造物としてはリアリティがある。だから、3次元動的解析が出来ればベストだ。でも、技術的には、今、そこまでは行っていない。だから2次元動的か3次元静的のいずれかをチョイスする。

2次元動的でやったら耐震補強工事に18億円かかると試算されていたものが、3次元静的でやったら3億円で済みそうだ、との報告が入る。解析手法の違いでそんなに結果が違ったら、もう、技術的根拠なんて引っ繰り返っちゃうじゃないか。そんな想定外の報告に右往左往するボクだ。

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午後から霞ヶ関で打合せ。やってきた担当者さんがモデルのように美人さんでびっくりした。しかも、超クール。頭がいい。こちらの質問に対して、一切、軸がブレることなく、直截な回答が返ってくる。今回は戦いの場だったので、ボクとしてはディベートで打ち負かさなきゃいけない。非常にやりにくい。でも、頑張った。そんなこんなで想定外の出来事に、でも、右往左往しないボクだ。

2013/12/18 ドヴォルザークの「新世界より」はアメリカのことである。

ようやくちぃ子が退院。それにしても、14日にツクルくんが誕生して、4日間入院したら退院できてしまうのだから、あっという間だ。まあ、病院も回転させたいから、ね。なるべく早期に退院させたいのだろう。ボクは両親から車を借りて、お出迎えだ。これから1か月くらい、ボクの両親の家での暮らしが始まる。どんな生活になるだろう。新メンバのツクルくんを迎えて、ボクたちはどういう暮らしをするのだろう。全ッ然、想像もできないなあ。

ちょっと日焼けしたツクルくん
ちょっと日焼けしたツクルくん

そんなわけで、今晩からマイ実家。

2013/12/17 ツクルくん、日サロ・デヴュー!!

息子のツクル君、極度の黄疸になったらしい。そんなわけで、突如、紫外線治療に入っている。多かれ少なかれ、乳幼児はみんな、黄疸になるらしい。でも、それが極度だと、脳障害になりかねないらしいので、頑張ってもらうよりほかにない。

それにしても紫外線治療。まだまだしょんべん臭いガキんちょなのに、生まれて3日目にして、いきなり日サロ・デヴュー。これでギャル男コース、まっしぐら。ツクルくん。もう、渋谷系は流行らないよッ。気をつけて!!

2013/12/16 お見舞いは続くよ、いつまでも~♪

産まれたばかりの子供の顔って、1日でずいぶん、変化するなあ。ずぅっと見ていると気がつかないけれど、写真で見比べると、全ッ然、人間っぽくなってきた。……というか、思っていたよりも産まれたばかりの顔って、人間っぽくないというか、カエルみたいなんだなあ。ふふふ。

病室にてwithかえる
病室にてwithかえる

病院、面会者が多くって困るよね。入れ代わり立ち代わり、訪問者がいて、気の休まる時間がほとんどない。彼らにとっては赤ちゃんに会えるワン・チャンスなんだけど、ボクらはずぅっと対応しているので、エンドレス感が半端ない。これは、ちょっと、大変だ。お見舞いって、難しいなあ、と思う。

2013/12/15 ウーマンラッシュアワー

ツクルくんの目ぱっちり!
ツクルくんの目ぱっちり!

さてさて。出産日記に湧くボクの雑記。でも、普通のことも書こう。THE MANZAI。

さてさて。THE MANZAIはウーマンラッシュアワーが優勝、ということで、ボクとしては希望どおりの展開だな、という感じ。村本さんってものすごく自己顕示欲の強い人だなあ、と思うけど、でも、クリエイタが的な人物が大好きなボク。全て台本通り、すべてをコントロールしていた彼らが、ボクはイチオシだ。そういう意味じゃ、NON STYLEも台本通りって感じだったかなあ。うんうん。ただ、もう、鉄板の型が出来上がってしまっているので、1回目と2回目のクオリティが一緒。そういう意味じゃ、意外性とかがないのかも。THE MANZAIみたいに2回勝ち進まなきゃならないパターンだと、結構、難しいのかもしれないなあ。

ボクは1ラウンド終わって、ウーマンラッシュアワーを押していた。何故って、とてもクリエイティヴなのだ。つまり「漫才」を通して、「漫才」を作っている彼らの姿が透けて見える。それが良かった。もしかしたら、それって、評価は別れるかもしれない。「作っている」というのを意識させないで、さらり、とやってしまう方がいい、という人もいるかもしれないし、そうじゃなくって、作者の顔が見たい、という人もいる。小説なんかでもそうだ。作家さんの顔が見える作品と、作家さんの顔が隠れている作品。ボクはどちらかと言えば、作品を通じて作家さんが見える作品が好きだ。そういう意味じゃ、ウーマンラッシュアワーは、作者の顔が見える「漫才」だ。ラーメンズもそう。小林賢太郎の顔が透けて見える。バナナマンもそうかな。設楽統の顔がちらり、と見える。どっちも相方の演技がうまいので、作家と演者という立ち位置でバランスをとっているけれど、ウーマンラッシュアワーの場合、作家が演者で自己主張が強い。そして「ドヤ顔」で笑いを取りに行く。その辺のエゴイスティックな彼が、最後に思わず涙を流した、というのが、ボクとしては、何よりも面白かったな、と思った。

THE MANZAIの課題は審査員だ。ボクは審査員が誰に入れるか、それぞれ予想が出来てしまった。特にウーマンラッシュアワーと千鳥については、漫才が終わって、審査が始まったタイミングで、ああ、この審査員だったら、この作品を評価するだろうな、という的中率は100%だ。つまり、審査員の好みで、結果はころり、と変わってしまう。その辺が何とも難しいところだな、と思った。点数だったら、そんなにばらつかないんだろうけど、審査員が一組を選ぶ、という制度だと、その辺にアンバランス感が出てくるな、という感じ。審査員に好かれるかどうかが勝敗を分ける。改善が必要だよなあ、と思うけど。

2013/12/14 ツクル君誕生で第一声は「ほげ!」

本日、ちぃ子が無事に出産したよ。ツクルくん、誕生。長いお産だった。一晩中、ずぅっとちぃ子の背中をさすっていた。もう、手の感覚がおかしくなってしまった。

血を見ると倒れてしまいそうになるボクだけど、立ち会い出産を希望してみた(えっへん!)。妊娠期間から考えると、本当に長くって、大変で、それが赤ちゃんの第一声に結実する。だから、最初の声を聴いた瞬間、感動した。

ツクル君の第一声、ボク的には「天上天下唯我独尊!」を予定していたんだけど、残念ながら「ほげ」と呟いて終わってしまった。第一声が「ほげ」なんて、もしかしたらツクルくんはプログラマになるのかもしれない、などとちぃ子と二人、笑ってしまった。……なぁんてネタが、一体、どれだけの人に伝わるものか。まあ、分かろうが分かるまいが知ったことではない。あっはっは。いずれにしても、これで3人家族になってしまった。気を引き締めて頑張ろう、と気持ちを新たにする本日だ。

ツクルくん誕生!
ツクルくん誕生!

2013/12/13 誕生前夜

朝からちぃ子の陣痛が始まったらしい。でも、ボクがセッティングして集まってもらう会議が午後に入っていたので、ボクとしては後ろ髪引かれる想いで家を出た。ボクの中で、ずぅっと懸案になっていた会議である。今日の会議を開催しないと、今後の作業に支障が出る。そうなると、今後のスケジュールに乗って行かなくなる。そんなことを一瞬の間に考えてしまうのだから、いい悪いは別にして、ボクも「大人」になったのである。でも、お陰様でプロジェクトはいい方向に動き出す。

4時頃からかな。陣痛がひどくなったとの連絡を受けた。その頃には会議が終わっていたので、ボクは早退して帰宅。二人で病院へ行く。そして、そのまんま入院。明日には誕生だろう。18日が予定日だったので、ちょっと油断していた。まだ心の準備が出来ていないなあ。

2013/12/12 新興宗教

最近、後輩氏が新興宗教に興味を持っている。ちょっと危ない。特にどの宗教というわけではない。彼曰く「何の根拠もないのに、あれだけ人を信じさせられるってすごい!」ということらしい。そして「そのノウハウを知って、人を説得したい」ってわけだ。彼、プレゼンがうまくないので、いつも資料を作っても、上司を説得できない。だから、そういう方向に頭が行っている模様。うーん。宗教って人を信じさせる能力があるけれど、それって、誰に対しても有効というわけじゃない。盲信してくれるのは信者だけだ。ちょっとでも宗派が違うだけで、ほとんど同じような内容なのに、仲良くなれない、ということもある。まったく同じことを池田大作が言った場合と、違う人が言った場合で、言っている人が違うというだけで、信者の受け取り方は違ったりするのだから、困ったもので。同じことを何千年も前にギリシアの哲学者が言っているよ、なあんて言ってみても、全く効力がなかったりするのだ(こらこら!)。そんなわけで、最近、後輩氏は新興宗教に興味を持っている。うーん。

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