《過去の雑記》

過去の雑記436件から445件までを掲載しています。

2012/11/04 蛇の妖怪って実に多彩で魅力的!?

義弟から結婚式のプロフィールVTRの依頼が来た。2月に結婚する実妹からもプロフィールVTRを頼まれている。それに、そろそろ年賀状のシーズンなので、今年も張り切って年賀状をつくらなきゃいけない。そんなわけでここ数日、土日はてんてこまいのボクだ。それぞれのクオリティは下げられないもんなあ。お仕事を休んで対応しなきゃいけないか? 幸いにも休暇は大量に残っているのだけれど……(こらこら)。

さて、年賀状だけど。今年は巳年だ。「蛇」というのはファンタジィ的にはネタの宝庫だ。ギリシア・ローマ神話だけでも、デルポイを守護していた大蛇ピュートーン、9つの不死身の首を持つ水蛇レルネーのヒュドラー、黄金の林檎を護るラードーンなんかがいる。下半身がマムシの女怪エキドナでもいいかな。日本神話だったら、八岐大蛇(ヤマタノヲロチ)とか九頭竜(クズリュウ)なんかが有名。日本の妖怪だったら蛇帯(ジャタイ)とか機尋(ハタヒロ)みたいに、布が蛇になるものがいる。エキドナみたいな下半身が蛇の女性の妖怪だったら磯女(イソオンナ)。未確認動物のツチノコなんかも「蛇」だな。ふふふ。ワクワクしてきたなあ。今年の年賀状は何にしようかなあ(遠望)。

2012/11/03 イトオテルミー

両国の叔母の家にてイトオテルミーを初体験。イトオテルミーというのは、線香の熱とマッサージを組み合わせた民間療法。そこに若干の薬草の香りが乗っかって、リラクゼーション効果があるというようなもの。驚くべきことに、施術後に身長が伸びた(笑)! 多分、熱とともにマッサージされて、身体の歪みが正されて、姿勢がよくなったのだろう。ひょろりとしたボクが、さらにひょろり。薬草を焚いた匂いも手伝って、非常にリラックスしてしまったよ。民間療法って胡散臭いという想いがボクの中にはどうしたってあるんだけど、でも、少なくともリラックスできた。気持ちよかった。だから、機会があれば、またやってみたいと思う。

ちなみに、叔母さん家はボクが燻製をしているときと同じ臭いがした。もう、家中に煙を焚いた臭いというのが染み付いている。ボクも燻製をやり続けていると、家中、こういう風になるのだろうな、と思った。

2012/11/02 ぐりぐりと土を掘る!?

本日はお仕事の現場検査に同行した。3か所。たまたま現場がシールド工法、ミニ・シールド工法、そして推進工法の3種類だったので、それぞれを比較しながら見学することができたので、土木屋としては面白かった(こう見えて、ボクは土木屋さんなのである!)。

よくシールド工法と推進工法の違いについて事務屋さんに訊かれる。どちらも立坑を掘って、そこに機械を入れて、トンネルを掘り進めていくので、似たようなもんだと思うのだろう。なので、ここでちょろっと説明しておこうと思う。

シールド工法っていうのは、先頭の掘削機そのものが推進力を持っていて、カッターでぐいぐいと自分で掘り進んでいく。掘り進んでいった後ろ側に、トンネルを作っていく。推進というのは、先頭の推進機には推進力はなくって、立坑のところからジャッキでぐいぐいと推していく。だから、掘り進んでからトンネルを作るのではなくって、トンネルの材料をどんどん推し込んでいくイメージ。トンネル材料に推される格好で推進機は前に進み、そして到達地点で推し出されてくる。

そんなわけで、なかなか市内でこういう現場って少ないので、3種類を1日で全部見て回れたというのは面白い経験だった。あ、写真撮ればよかったなあ。キャメラを忘れて行ったのだった。

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全ッ然、関係ないけれど、土行孫の地行術みたいな技があれば、どんどんトンネルが掘れるのになあ。

土行孫

上の絵は封神計画というウェブサイトのイラスト。ビックリマンみたいなイラストが素敵だと思う。

2012/11/01 技術屋には技術屋の、法律屋には法律屋の戦い方がある

本日、我が社に大学生たちがやって来た。社会学習の一環、みたいなゼミなのだろう、と想像する。ある程度、大学生相手に対応できそうで、手が空いていたのはボクだけだったので、ボクが迎え撃つことになった。相手が法学部の学生がだったので、どういう風に我が社の業務と法律が関連してくるだろうか、と悩んだりもしたんだけど、技術屋のボクにはよく分からなかった。だから、行き当たりばったりで当日を迎える。

不思議なもので、やっぱり法学部の人は法律に興味があるんだね。全ッ然、違う話をしていても、何となく法律の絡む話のところで盛り上がる。ボクが想像していた以上に、ボクが業務を進めていく過程には法律が入り込む余地があるらしくって、逆にボクが勉強になるところも多かった。法律に強い人がいたら、もっと仕事を進めやすいよなあ、とも思った。

彼らが我が社に就職してくれればいいのに。そうしたら、こんなに苦労しないかもしれない。そんな風に思ったのは、大学生の方が上手だったってことか?

2012/10/31 ハッピィ・ハロウィンは聖人たちを讃える前夜祭である

Halloweenって、Hallows'eveが訛ったものらしい。eve(イヴ)なので、前夜という意味だ。じゃあ、ハロウィンは何の前夜なのかというと、11月1日は万聖節だ。All Hallowsと呼ばれる日。Hallow(ハロウ)というのは《聖人》のこと。だから、この万聖節というのは、あらゆる聖人(ハロウ)たちを讃える日ってわけ。

万聖節って、日本じゃあんまり馴染みがないけれど、その起源は結構、古くらしくって、4世紀頃には、「すべての聖人を祝う日」みたいなものがあったらしい。キリスト教も、結局は一神教と言いながら、天使や聖人を崇拝してきたのが実態だ。いろんな聖人を祝う日があったみたいで、それらの聖人たちをまとめて祝うのが、この11月1日なのだ。最近じゃ、「諸聖人の日」という呼び方が一般的らしい。そのAll Hallowsの前夜だから、Hallows'eve。そこから転訛してHalloweenになっている。

4月30日はヴァルプルギスの夜、そして10月31日がハロウィン。ちょうど半年を隔てて、あの世とこの世の境界が薄くなる2つの日がある。怪しい妖怪たちが自由に闊歩する日である。4月30日生まれのボクは、何となく、ヴァルプルギスの夜とハロウィンには愛着がある。実のところ、どちらもケルトの季節の変わり目を祝う古いお祭りの名残なのである。異教のケルトのお祭りをキリスト教側が自分たちのお祭りとして取り込んでしまったような感じ。

さて、と。そんなわけで、ハッピィ・ハロウィン♪

2012/10/30 あの青春をもう一度!

結婚式で「自己紹介の本」という雑誌をつくって配った。非常に楽しかった。やっぱり、ボクはああいう創作が好きなんだなあ。それで、あれをもう一度、やってみようと決めたので、頑張ってデザインしている最近だ。本日は全体の構想が概ね固まった。なので、さっそくそれぞれのページを作り始める。2回目ともなると慣れたもので、趣味のページが2ページ分、あっという間に出来上がってしまった。全部で12ページになる予定なので、まずは順調な滑り出し。

多分、一番の難関は表紙だと思っている。ちぃ子からはイラストを所望されている。前回は写真だったし、それなりに頑張ったんだけど、イラストとなると誤魔化せないので、ちょっと大変だなあ。ボクはイラストは描ける。でも、うまいと思っていないし、自信はない。だけど、所望されてしまったので、頑張ろうと思う。

2012/10/29 受けよ、メグマ波!!

はいほーい。今日、大槻ケンヂの『新興宗教オモイデ教』を読み終わったよ。最近、よく本を読むボクだ。この本、彼のデビュー作らしいけど、ものすごい怪作だと思う。そのスピード感と気持ちの悪さは絶品だ。

主人公が恋する女性は新興宗教にハマってしまい、気がつけばオモイデ教の幹部になっている。彼女を救い出そうとする主人公は、オモイデ教に入り、そこで幹部候補になってしまう。そして人を狂わすメグマ波。オモイデ教の幹部たちは、超能力で人々を狂わせる。狂った人々は次々と死んでいく。ストーリィとしてはそんな感じ。

この発想がいい。そして、新興宗教にハマっていく人たちの感情が丁寧に描かれていて、気持ち悪いし、メグマ波の破壊力は尋常じゃなく、狂いながら死んでいく人々はあまりにグロテスクだ。何よりも物語の中盤に登場するゾン。この人の壊れっぷりは半端なくって、それに憧れながら、どこか冷静でいる中間(なかま)という男もすごくいい。

そんなわけで、読み終わった後味がいいとは言えないけれど、でも、若い才能ってこういうことだな、と思う一冊だと思う。


『新興宗教オモイデ教』(著:大槻ケンヂ,角川文庫,1993年)

2012/10/28 妖怪検定を受検してみる

「境港妖怪検定」を受検するために、国領まで遠征。国領って、横浜からはちょっと遠い。でもいい町だ、と思った。駅前に高いビルは2つくらいしかなくって、ロータリィの周辺しか開発されていない感じ。都心の田舎といった雰囲気が漂っていたけれど、住みやすそうだなあって思う。こういうところに家を構えるのが理想だなあ。

妖怪検定、180名くらいの人が受検していたみたい。それだけの人が受検するっていうのは、正直、驚いた。妖怪って、こんなに認知されていたのかあ。そして、受検者に若い女性が多かったのが印象的だった。みんな、妖怪の本を持って、必死に勉強していて、何だか不思議な感じがした。検定は記述式で「この妖怪の名前は何か」と問われる。それに対して、「海女房」とか書かなきゃいけない。「濡れ女」とか「雷獣」とか「提灯小僧」とか答えなきゃいけない。こんな検定に180名もの人が受検しているんだよ? そして半分くらいが若い女性なんだよ? カルチャ・ショックだ。

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国領にお洒落なインド料理屋さんがあった。その名も「ムガルキッチン」。金、土、日はカレーのバイキングだ。3種類のカレー、ナン、ライス、サラダ、タンドリーチキンが食べ放題になる。チャイも飲める。素敵な感じ。バイキングというのに、味は本格的なカレーだったし、チャイが甘くておいしかったので◎。

ちなみに「ムガル」っていうのは「ムガル帝国」から来ているんだろう。でも、インド料理屋なのに「ムガル」とはこれ如何に。だって、「ムガル」って「モンゴル」が訛ったものだ。「モンゴルの台所」って名前のインド料理屋ということになるよね。……などと、どうでもいい豆知識。

ムガルキッチンの店内

2012/10/27 楽しそうなPVに感涙!?

今日もまたカルボナーラをつくる。カルボナーラは簡単でいい。我が家にあるローマ風のレシピだと生クリームを使わない。牛乳も使わない。卵とチーズ、オリーブオイルさえあればできるので、タイミングとかを考えなくても、ぱっと思い立ったときに作れるのがいい。まあ、チーズだけはひとかけらで700円という高額なものを準備していて、そこでせめてものリッチな感じを演出してみるわけだ。

カルボナーラ

ちなみにカルボナーラは炭焼職人風って意味で、炭焼職人が作ったみたいに胡椒がパスタに散らばっている様を言うわけだけど、語源的にはカーボンと同語源なんだよね。なんて話をちぃ子にしたら、驚かれたり感動されたりした。ボクはウェブサイトで多言語化を目指しているくらいなので、基本的に外国語の単語の語源には敏感だ。そういう語感を大事にして、繋がりで単語を記憶するようにしている。でも、そういう感覚がちぃ子には新鮮だったのだそうな。へぇー。

カルボナーラでは野菜の栄養は摂取できないので、サラダも添える。サラダはちぃ子の担当。バジルをみじん切りにしたドレッシングを自作していたが、これが非常においしかった。ドレッシングは、やっぱり自作に限るよなあって思う。

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テレビでHalloween Junky Orchestraの「Halloween Party」のPVが流れてビックリ。すげぇ。何て楽しそうなPVなんだ。素敵すぎる。10月1日より違法ダウンロードが刑罰化されるので、怖くてフルPVは貼れないんだけど(某中国動画サイトにはアップロードされている!)、公式ウェブサイトの動画を貼っておこう。この曲はボクの今年度のヒット曲だ。

2012/10/26 アウンサンスーチーの国へ

民主化されて市場として大盛りのミャンマー。地球の歩き方が最近、新しくなったミャンマー。そんなミャンマーに仕事で行くことになった。本日はそのメンバで打ち合わせ。日程も方向性も含め、何も決まらない。何のこっちゃ。でも、メンバの雰囲気はすごくよかった。それはプロジェクトを進める上で、とても大きな安心材料だ。ミャンマーってボクにとっては未知の国だなあ。アウンサンスーチーさんくらいしか知らない。

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今日はダンスの日。でも、全ッ然、踊れなかった。集中力が欠如していた。全ッ然、集中できないのだ。次の振り付けを……と頭では思考を巡らせていても、動きに反映されない。ついていかないのだ。そんなわけで、本日は無残なパフォーマンスになってしまった。頭が休まっていないんだなあ、最近。少しだけ、ボーっとする時間が必要なのかもしれないな。

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