メソポタミア神話
メソポタミア神話は、シュメル人、アッカド人、アッシリア人、バビロニア人が信仰した宗教。ウルク、ウル、ラガシュなどの都市国家ごとにさまざまな神々が信仰されていたが、アン、エンリル、エンキを中心とした神話体系にまとめられていった。前4000年から3世紀頃まで、メソポタミア一帯で信仰され続けた。『ギルガメシュ叙事詩』など、さまざまな神話的物語が楔形文字で粘土板に記録された。
メソポタミア神話の主な神々
- アン/アヌ:天空神。ウルク市の都市神。
- エンリル:天候神。ニップル市の都市神。
- エンキ/エア:大地と水の神。エリドゥ市の都市神。
- イナンナ/イシュタル:豊穣女神。ウルク市の守護神。
- ナンナ/シン:月神。
- ウトゥ/シャマシュ:太陽神。
- ニンフルサグ:大地母神。
- エレシュキガル:冥界の女王。
- ネルガル:冥界王。
- マルドゥク:バビロン市の守護神。
- ナブー:ボルシッパ市の守護神。
- アッシュル:アッシュル市の守護神。