文献について

ファンタジィ事典を編纂するに当たって参考にした文献を紹介する。

全世界

『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』

著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年

世界中の神話・伝承に登場する幻想動物たちが非常にコンパクトに、シャープにまとめられている本。1つ1つの項目に割かれているスペースが小さいので、一見、淡白に見える解説なんだけど、よく要点がまとまっている。非常に的を射た解説が書いてある。ボク自身がいろいろ調べてからもう一度読み返しても、大体のところはちゃんと書いてあったりして、素晴らしいな、と思う。1002項目が掲載されているんだけど、何よりも素晴らしいのは、その全てにシブヤユウジ氏の手によるイラストが描かれているという点。随分イメージを助けてくれる。後ろに出典となった神話や伝承の簡単な情報も載っていたりするのもありがたい。入門書としてオススメの1冊だと思う。

『がっかりなファンタジーせいぶつ事典』

絵:緒方裕梨,監修:池上良太・池上正太,新紀元社,2019年

この本は格好いい世界の妖怪たちの意外な一面を60体収録している。とにかく絵がカワイイ。そして切り口と語り口が面白い。それでいて、ちゃんと深い考察とマニアックな情報が掲載されている。結構、ユルい感じに見えて、ボクの知らない情報もたくさんあって勉強になった。この辺はさすが!!

ギリシア・ローマ神話

『ギリシア・ローマ神話辞典』

著:高津春繁,岩波書店,1960年

ギリシア・ローマ神話と言えばこの辞典。高津さんがいろんなギリシア・ローマの古典を読んでまとめている。日本語では読めない文献も調べているのだろうな、と想像する。読みやすい本ではないけれど、手元には置いて、ささっと調べるのに必要な1冊。英語であればTHEOI GREEK MYTHOLOGYが原典まで調べられていい。

エジプト神話

『図説 エジプト神々事典』

著:ステファヌ・ロッシーニ/リュト・シュマン=アンテルム,訳:矢島文夫/吉田春美,河出書房新社,1997年〔1992年〕

言わずもがなの古典。非常に詳細にエジプトの神々について言及してある。ただ、非常に難解ではある。難解ではあるけれど、全部、書いてある。後は、そのお堅い文章をどこまで想像力で補えるか。読み込めば読み込むほど味わい深いスルメ的名作だと思う。白黒ながら、絵が添えてあるのがイメージの助けになる。2007年にソフトカバーになったからお求めやすくなった!!

『図説 古代エジプト誌 古代エジプトの神々』

著:松本弥,弥呂久,2006年

何より読みやすい。そして写真がたくさん載っているのでイメージが湧く。ちゃんと時代背景や考古学的な検証もされているので、情報としては信頼できる。そういう意味では、入門編として最適。

Last update: 2018/07/16

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