2024年2月18日 フィリピンの妖怪を可視化【13】マギンダラ/シレーナ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第13弾。マギンダラのイラストを投稿してみる。

マギンダラあるいはシレーナはフィリピンの人魚である。ヨーロッパのマーメイドに比べると残酷で、人間を海に引き込んで殺してしまう。そのため、一般的には忌み嫌われている。美しい歌声で漁師を惑わして、船を暗礁に乗り上げさせたり、誘惑して海に引き込んで溺れさせたりする。ときにはその美しさに魅了されて海の底に逃げるマギンダラを追いかけ続け、そのまま溺死することもある。
フィリピンは島国なので、海はさまざまな資源の宝庫でありながらも、一方で水難事故も多かったと思われる。日本の河童などと同じように、マギンダラは海の恐ろしさを象徴しているとも言える。ちなみに、古代ギリシアも海の怪物はたくさんいて、セイレーンたちは歌で船乗りたちを誘惑して船を座礁させる。セイレーンは海鳥の妖怪だが、マギンダラの別名のシレーナは、このセイレーンに由来している可能性もある。
2024年2月14日 フィリピンの妖怪を可視化【12】カペローサ/ホワイト・レディ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第12弾。カペローサのイラストを投稿してみる。

カペローサはこの世に無念を残して死んだ女性の幽霊だ。地縛霊の類いで、執着のある場所に出没して、人を驚かせる。マニラの隣のケソン市では、タクシーの後部座席に乗り込んできて、運転手がバックミラー越しに女性を覗くと、血まみれで痣だらけの女性で驚いて振り返ると姿が消えているという都市伝説的な怪談がよく知られている。ホワイト・レディとも呼ばれている。
ちなみに、現在のカペローサ、あるいはホワイト・レディは、日本のホラー映画の貞子のイメージを踏襲して、白い服に長い黒髪で顔を隠しているものが多い。アジア圏では、貞子のインパクトは大きかったと言える。
2024年2月12日 フィリピンの妖怪を描いている最近の雑感。
誰に求められているわけではないのに自分で勝手に決めてフィリピンの妖怪を描き続けている。続けることに意味があると思っていて、すでに20体以上のフィリピンの妖怪を描き終えていて、今後、順次、公開されていく段取りになっている。こうなってくると、ボクの悪い癖で他のジャンルに浮気したくなる。基本的には飽き性である。

それでも、ボクのスケジュール帳には「この日はこの妖怪を描く」という予定だけはずぅっと入っていて、今は粛々とそれに従って絵を描いている。まだまだ描いてみたいフィリピンの妖怪は残っているし、今も尚、ファンタジィ事典にフィリピンの妖怪の項目を追加し続けている。もうしばらく、フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクトは続けていきたい。
ただ、正直なところを述べると、フィリピンの妖怪って、需要がそんなにないんだよなあ、というのが本音だ。否、むしろその需要を作るために、イラストに描き起こすことで、みんなのイメージを喚起して、クリエイターたちがファンタジィ作品にフィリピンの妖怪を取り込みやすくしようと画策しているのである。だから、現時点では、Xやpixivの反応は薄い。畢竟、モチベが上がっていかない。
そんなわけで、まだまだネタ切れになるまではフィリピンの妖怪を描き続けたいと決意しつつ、次なる一手として、知名度があってみんなに反応されるような妖怪の絵も描きつつ、フィリピンの妖怪と交互に投稿するような素敵なシナリオを考えなきゃいけないなあと思っている。
それからもうひとつ。意外とフィリピンの妖怪を投稿して、フィリピン人が反応してくれたりするので、今度はタイとかインドネシアの妖怪に水平展開して、国際交流を図ってみてもよいかなと思っている。この辺の妖怪たちは相互に関連していて、似たような側面があるので、比べることで見えてくる姿もある。そんなこんな。
2024年2月10日 フィリピンの妖怪を可視化【11】ショコイ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第11弾。ショコイのイラストを投稿してみる。

ショコイはいわゆる半魚人だ。フィリピンは海に囲まれた島国なので、当然、海の妖怪はたくさん知られている。人魚や半魚人などの海の一族はバンタイ・トゥビグ(bantay tubig)と呼ばれているが、ショコイは、これらのバンタイ・トゥビグたちの中ではもっと魚に近い姿をしている。水掻き、ヒレなどを備え、全身は鱗に覆われていて、エラ呼吸で暮らしている。まさにユニバーサル映画に登場するギルマン、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に登場するサハギンのような姿だ。
ショコイは海の一族の中では恐ろしいやつらで、獰猛で、人間を溺れさせて喰らうとされる。男性が凶暴である点は、ヨーロッパのマーメイドとマーマンの関係にも似ている。
2024年2月6日 フィリピンの妖怪を可視化【10】ヌーノ・サ・プンソ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第10弾。ヌーノ・サ・プンソのイラストを投稿してみる。

ヌーノ・サ・プンソは蟻塚に棲む老人の妖精で、うっかりこの精霊にぶつかろうものなら、足が腫れあがるなどの酷い目に遭う。このヌーノの呪いを避けるため、人が普段通らないような草むらを歩くときには「タビ・タビ・ポ(Tabi tabi po)」という呪文を唱える。これは《どいてください》という意味のフィリピン語で、こうやって、ヌーノ・サ・プンソにぶつからないように用心するのである。
現在でも、しばしばフィリピンでは、原因不明の病気になったときにはヌーノ・サ・プンソの呪いの仕業だと説明されることがある。そして、民間療法として呪術師がヌーノに食べ物や飲み物などを供え、許しを請う。
2024年2月4日 めでたくR-18指定になりました。
現在、ウェブサイト「ヘタっぴなアルコール蒸留」では、勝手に「フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト」というのを進めている。「日々の雑記」では4日おきのペースで第9弾のベルベロカまでが解説されているが、実はXとpixivでは3日おきの更新のペースになっていて、少しだけ先行している。Xとpixivでは、解説はほとんど書かずに、絵だけを載せているので、少しだけペースを上げている。
そんな中、ベルベロカ(pixiv)がR-18に指定された。

どうやらこのベロベルカさんは「性的な表現が含まれている作品」であるということらしい。カエルのようなイメージで描いていたんだけれど、乳房があるのがいけなかったのだろうか。うーん。動物的なものであっても、性的表現になってしまう時代なのである。難しいなあ。
R-18になると、他の人のオススメにも出てこなくなってしまうし、「フィリピンの妖怪」みたいなタグの作品リストの中にも出てこなくなってしまう。折角、第1弾、第2弾……と進めている中で、第9弾だけが抜け落ちる格好になってしまうなあ。それに、フィリピンの吸血鬼関係って、もっと性的なものがたくさんあるので、そういうのを題材に描こうと思うと、もっともっと規制が掛かってしまう気がする。マンダランカルなんて、完全にアウトだよなあ。性行為の最中に男性を襲う妖怪だもんなあ。
2024年2月2日 フィリピンの妖怪を可視化【9】ベルベロカ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第9弾。ベルベロカのイラストを投稿してみる。

ベルベロカはフィリピンの水の精霊だ。沼や湖の水を吸い込んで、どんどん巨大化する。地面には干上がった魚がバタバタしているが、それを狙って近づいてくる獣や人間がいると、今度は一気に水を吐き出し、獲物を溺れさせ、呑み込んでしまう。とても恐ろしい妖怪だ。
ちなみに、ベルベロカは女性であるらしく、フィリピンのドラマ『ペデロ・ペンデコの冒険』では、巨大な人型の水のような妖怪として登場しているが、ペデロが水を斬ると、中から緑色の肌をした女性が現れた。
2024年1月29日 フィリピンの妖怪を可視化【8】カプレ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第8弾。カプレのイラストを投稿してみる。

カプレはバレテの木などの巨木の上に棲む巨人で、森の守護者的な存在で、森の中で視線を感じるときはカプレが木の上から見ているとされる。大のタバコ好きで知られ、匂いでカプレが近くにいることが分かる。
ちなみにバレテの木はフィリピンに棲息する絞め殺しイチジクの一種で、他の木を宿主として寄生して、宿主の枝から根を地上に降ろして根を張っていく。やがて宿主が死ぬと、真ん中が空洞になる。フィリピンではバレテの木は妖怪たちの棲み処だと信じられていて、カプレ以外にもたくさんの妖怪たちが棲んでいる。
2024年1月25日 フィリピンの妖怪を可視化【7】チャナック
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第7弾。チャナックのイラストを投稿してみる。

チャナックは赤ん坊の姿をした妖怪だ。森の中で赤ん坊が泣いていると思って通り掛かった旅人がうっかり抱き上げようものなら、突如、その正体を現し、鋭い牙で旅人の首筋にガブリと噛みついて貪り喰ってしまう。
徳島県にはコナキジジイという妖怪がいるが、これも赤ん坊の姿をして泣いていて、通り掛かったが抱き抱えるとどんどん重くなっていき、手から離れなくなって、最終的には押し潰されてしまう。赤ん坊の振りをして気を惹くところがチャナックとコナキジジイは手口が一緒である。しかもチャナックの正体は老人だと言われていて、その点でも似ていてとても不思議だ。
2024年1月23日 ビジュアル図鑑 ドラゴン
最近、仕事で帰宅が遅い日が続いていたが、ようやく本屋さんに行くことができた。辰年ということもあって、龍やドラゴンにまつわる本が特集されていた。そんな平積みの本の中で、『ビジュアル図鑑 ドラゴン』の表紙が白地に赤いドラゴンでオシャレだったので思わず手に取ってしまった。

『ビジュアル図鑑 ドラゴン』(監:健部伸明,カンゼン,2024年)
ページを捲ったら、フィリピンの竜であるバクナワが載っているではないか。あまりの衝撃に、深く中身を精査することもなくレジに持って行ってしまった。会計している最中に、この本の監修者が健部伸明氏であることに気づく。懐かしい。
イラストは好みが分かれるかもしれないし、神話に忠実ではない側面もあるのかもしれない。でも、文章全体のまとめ方は、今までの健部さんのふざけた感じも、マニアックな感じもなくて、よくある動物図鑑のようにきれいに要点がまとまっている。世界各地のドラゴンのセレクションがマニアックなのはさすが健部さんと言ったところ。
それにしても、健部さん! 『幻獣大全』の続きはどうなってしまったの?
2024年1月21日 フィリピンの妖怪を可視化【6】シグビン
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第6弾。シグビンのイラストを投稿してみる。

シグビンはフィリピン各地に知られる吸血獣。狙った獲物の影から生き血を啜るという。ちなみにセブ島などでは実際にシグビンに家畜を襲われたという報告もあって、昨今では未確認生物(UMA)のような扱いをされるケースも増えている。そう言えば、姿は中南米のチュパカブラに似ているような気がしないでもない。
シグビンを飼い慣らすと富と幸運をもたらすと信じられていて、ヴィサヤ地方にはシグビンを飼育する「シグビナン」という一族が存在するという。シグビナンはシグビンを土の壺に入れて大切に保管しているという。この点は日本のイヌガミやクダキツネみたいな憑き物筋のイメージにも重なるところがあって、とても興味深い。
2024年1月17日 フィリピンの妖怪を可視化【5】ウンガウンガ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第5弾。ウンガウンガのイラストを投稿してみる。

マナナンガルが上半身を切り離すのに対して、ウンガウンガは首だけの姿で、空を飛ぶ。ただし、首から下に、肺や胃、腸などの臓器が垂れ下がっているという不気味な姿だ。ウンガウンガに襲われた場合、地面に腹ばいになっていれば襲われないという言い伝えがある。何故なら、ウンガウンガは自分の垂れ下がった臓器が地面に触れることを嫌がると信じられている。
ちなみに、似た妖怪として、マレーシアにはペナンガラン、インドネシアにはクヤン、バランバラン、タイにはガスーなどが知られている。これらも首だけの妖怪で、臓器をぶら下げて空を飛ぶ。日本の轆轤首(ロクロクビ)も、これらの妖怪たちの系譜だと言われることもある。
2024年1月13日 フィリピンの妖怪を可視化する【4】ティクバラン
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第4弾。ティクバランのイラストを投稿してみる。ティクバランも、日本ではあまり知られていない妖怪かもしれない。

ティクバランは森の精霊だ。森の中で旅人を道に迷わせる。森の中ではティクバランを怒らせないように静かにしていなければならない。堕胎した赤ん坊の霊魂がティクバランになると信じられている。ときどき、里に降りてきて、女性を妊娠させることもある。こうやって生まれる子供もティクバランになるという。
オランダ人が入植するまではフィリピンにはウマはいなかったとされるので、古い時代のフィリピン人にとってウマは身近な動物ではなかったはずである。なので、ティクバランは中国やインドの妖怪のイメージを踏襲したのか、オランダ人が入植した後に今のような姿に変質したのか……。いずれにしても手足も長くて不気味な姿をした不思議な妖怪である。
2024年1月9日 フィリピンの妖怪を可視化する【3】ブギスギス
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第3弾。ブギスギスのイラストを投稿してみる。ブギスギスになると、日本での知名度はかなり下がるかもしれない。

ブギスギスは森の一つ目巨人だ。フィリピン版サイクロプス(キュクロープス)などと言われるが、よく昔話なんかに登場する愚鈍な巨人のイメージに近い。たとえば「ジャックと豆の木」とか「長靴を履いた猫」に登場するような巨人だ。非常に怪力で、水牛(カラバオ)を圧倒するというので、水牛を担いだような姿で描いてみた。
ちなみに、古代ギリシアのキュクロープスにしても、このフィリピンのブギスギスにしても、一つ目巨人というのは、ゾウの頭蓋骨からの連想ではないかと言われる。ゾウの頭蓋骨は鼻孔の部分がまるで一つ目のように見えるのだ。特にこのフィリピンのブギスギスは、長い牙を持った姿で描かれることが多く、まさにゾウの牙を連想させる。
2024年1月5日 フィリピンの妖怪を可視化する【2】バクナワ
フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクト第2弾。バクナワのイラストを投稿してみる。毎年、我が家では年賀状代わりに「新年の雑誌」を発行して各方面にお届けしている。辰年に相応しい表紙のイラストとして、何かいいアイディアはないかなーと思って探していて、今回、めでたくフィリピンの竜として抜擢された格好だ。

バクナワはフィリピン伝承に登場する竜だ。元々、ヴィサヤ地方では、この世界には月が7つあったと伝えられている。しかし、バクナワが次々と月を呑み込んでしまった。残された最後の月を守るために、バクナワが月を呑み込もうとするたびに、ヴィサヤ地方の人々は太鼓などを叩いてバクナワを脅して月を吐き出させたという。
つまり、これは月食を説明する神話と言える。似たような話で9つの太陽のうち8つを射落としたという羿という人物の物語が中国神話にあるし、バクナワの伝承そのものはインド神話で日食・月食を引き起こすラーフの影響を受けているとも言われている。
2024年1月1日 あけましておめでとうございます
2024年は辰年なので、まずはケートスのイラストを投下。ケートスはギリシア神話の海の怪物。世界各地のドラゴンの原型になったとも言われている。本当はもう少し魚っぽく描いでよかったかなと反省している。もう少し太く描くとぬめっして魚っぽくなったかも知れない。

というわけで、2024年。新しい年になると、いろいろをリセットして、気持ちを新たに歩き出せる。ウェブサイト「ファンタジィ事典」では、フィリピンの妖怪を可視化する取組に舵を切ってみようと準備をしてきた。年が明けたので、いよいよ緩やかにリリースしていこうと思う。
2023年12月31日 フィリピンの妖怪を可視化する【1】マナナンンガル
先般から予告していたとおり、フィリピンの妖怪をイラストに描き起こすプロジェクトを開始してみる。フィリピンの妖怪は日本ではまだまだ知名度はそれほど高くない。こういうマイナな妖怪をイラストにしてイメージを喚起することで、日本でフィリピンの妖怪の認知度を上げていこうという試みだ。これがうまく行けば、他の国の妖怪にも水平展開していきたい。
本日はその第1弾として、マナナンガルのイラストを投稿してみよう。

フィリピンの妖怪と言えば、やっぱり最も有名なのはマナナンガルだ。夜になると上半身と下半身を切り離して空を飛び、獲物を探して飛び回る。そして胎児を啜る。
結構、フィリピンの妖怪は胎児や妊婦を狙うことが多い。実はインドネシアにも多い。日本だと、産女(ウブメ)なんかのイメージが近いかもしれない。今でも妊娠・出産で亡くなることはあるけれど、昔はもっとずっと多かっただろう。こういう痛ましい死や、ある種の妊娠・出産に伴う死への恐れから、こういう妖怪が生まれるのかもしれない。
2023年12月29日 復活!?
久しぶりの投稿! 隔日更新と称して2日おきに投稿してきて、12月に入って3週間とちょっと、更新が途絶えた。手が腱鞘炎になってパソコンが全然打てない問題もあったし、年の瀬で仕事が押していたのもあった。それから、立て続けに体力仕事が続いて、グロッキーになっていたのと、息子のためのクリスマスパーティの準備でおおわらわだったのもあった。いろんなことがあって、サボってしまった(>人<;)
それでも、新年に向けて、毎年の雑誌の準備は順調にできていて、12月の頭には入稿できて、準備万端、印刷待ちの状態だった。新年に合わせてお届けできる見通しだ。フィリピンの妖怪特集を組んだので、乞うご期待。フィリピンの妖怪の絵も6体ほど描いたので、年が明けたら順次、リリースできる予定だ。
今日は息子のツクル氏とスキーを満喫した。腱鞘炎の手でストックを握るので、結構ダメージを負っているが、まあ、あまりストックに頼らない滑りを満喫したぜ!

2023年11月27日 イトマキエイは空を飛ぶ!?
フィリピンの妖怪について調べていて、今、パティン・ナ・パクパカン(Pating na Pakpakan)をまとめている。空飛ぶサメの妖怪である。そして、アスワン・プロジェクトの記事に、実はパティン・ナ・パクパカンは「マンタ」がモデルではないかと書かれていて、マンタについて調べてみたら、マンタが空を飛んでいた。マジか! イトマキエイって、空まで飛ぶのか。是非、ナショジオの映像でご確認ください。
ボク的には、イトマキエイがものすごい数の群れで泳いでいるシーンに度肝を抜かれて、こんなのに遭遇したら、失神してしまうと思った。でも、たくさんのイトマキエイが空を飛んでいるのを目の当たりにして、さらに度肝を抜かれた。知らないことってたくさんあるのだなあ。妖怪について調べていて、生命の不思議にぶち当たった日だ。
2023年11月21日 サンタ・システム
そろそろ息子のツクル氏にクリスマスプレゼントを決めてもらうシーズンになった。ツクル氏の誕生日が12月なのもあって、一気にプレゼントをもらう格好になるので、なかなか彼も決めあぐねている。LEGOマインクラフトシリーズや「マインクラフト・ダンジョンズ」(Switch)などを検討している。
早々にサンタクロースのプレゼントを決めて欲しくて「サンタには何を頼む?」と訊いてみたところ、ツクル氏はニヤニヤしながら「親に言わないとサンタには伝わらないわけ? 心で思ってみたら伝わらないのかな?」などと言ってくる。どうやら、彼はサンタの正体に気づき始めているのかもしれない。小癪な! 面妖な! そんなわけで、そろそろ卒業なのかもしれない。
妻のちぃ子にそんな話をしたら、「ん? 両親がサンタ・システムに加入して申請してやらないとプレゼントは届かない仕組みだよ? サブスク的な? 子供の意向だけでは届きません。そう説明すればよかったのに」と返されてしまった。むむむ。こちらもこちらで面妖な!!
ちなみに、サンタクロースの元ネタになったのは聖ニコラスだけど、彼には従者がいる。クネヒト・ルプレヒト、クランプス、ペレ・フェタール、ベルスニッケル、ズワルテ・ピートなどなど。どの面々も子供たちを罰する存在で、子供にプレゼントをあげる聖ニコラスと対になっている。クネヒト・ルプレヒトなんかはブラック・サンタとも呼ばれるし、クランプスは悪魔のような姿をしている。大昔は、子供に対する二面性があったのである。
来月のクリスマスに向けて、この辺の詳細を調べて、ウェブサイトファンタジィ事典に反映させてみても面白いかなあ。





