チュパカブラス

分　類南米伝承、未確認生物（UMA）
名　称 Chupacabras（チュパカブラス）《ヤギの血を吸うもの》【スペイン語】
容　姿体長1.0～1.5メートルの怪物。巨大な真っ赤な目、鋭い牙、長い舌、背中にはトゲ状の突起を持つ。
特　徴家畜の血を吸う。宇宙生物とも。
出　典－

家畜の血を吸う謎の怪物！？

チュパカブラスは中南米、特にプエルトリコで多数の目撃が寄せられる未確認生物（UMA）だ。体長は1.0～1.5メートルほどで、全体的に爬虫類のような雰囲気を持った灰緑色の怪物。背中にトゲ状の突起を生やしていて、身体に比較して頭部は大きく、大きな真っ赤な目を持つ。牙が生えており、鋭く細長い舌がある。四足歩行の怪物だが、しばしば二足歩行でも目撃され、数メートルジャンプすることもある。

謎の生物によって家畜の血が抜き取られたという報告が相次ぎ、スペイン語で《吸う》という意味のchupa（チュパ）と《ヤギ》という意味のcabras（カブラス）からチュパカブラスと呼ばれるようになった。1995年にプエルトリコで目撃され、その後、チリやメキシコ、アメリカなどで目撃され、ペルーやコロンビア、遂には最南端のアルゼンチンにまで広がり、ほぼ中南米全域で知られる存在となった。

朝、血や内臓が抜かれた家畜の変死体が発見された場合、チュパカブラスの仕業である。襲われた家畜は直径２センチメートルほどの穴が２つから３つ開いていて、そこから血を吸ったとされる。稀にレーザーで切り抜いたかのような穴を開けている場合もある。家畜だけでなく人間が襲われた事例もある。チュパカブラスの活動時間は大体、夜間だが、稀に昼間に襲われたという報告もある。

チュパカブラスが目撃されるときには同時にUFOが目撃されることも多く、宇宙人が連れてきた生物ではないかと言われることもある。

《参考文献》

  • 『南米妖怪図鑑』（文：ホセ・サナルディ，画：セーサル・サナルディ，ロクリン社，2019年）

Last update: 2022/05/05

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