ショコイ
| 分 類 | フィリピン伝承 |
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Siyokoy（ショコイ）【フィリピン語】 | |
| 容 姿 | 緑色の肌で、水掻き、ヒレを備え、全身が鱗に覆われた半魚人。 |
| 特 徴 | 獰猛で人間を溺れさせて喰らう。 |
| 出 典 | － |
人間を襲って喰らう半魚人！？
ショコイはフィリピン伝承に登場する半魚人。海に囲まれた島国であるフィリピンには、バンタイ・トゥビグ（bantay tubig）と呼ばれる人魚や半魚人などの海の一族がたくさん知られている。シレーナやシレーノ、カタウ、そしてショコイである。これらはみんな海の守護者である。
シレーナやシレーノは上半身が人間で下半身が魚の尾という姿である。そして、カタウは人間と同じ２本足で海の中を泳ぎ回るが、全身にヒレがはえている。一方のショコイは、これらのバンタイ・トゥビグたちの中ではもっと魚に近い姿をしている。緑色の肌で、水掻き、ヒレなどを備え、全身は鱗に覆われている。首のところにはエラを持ち、エラ呼吸で暮らしている。まさにユニバーサル映画に登場するギルマンのような姿で、訳すなら「半魚人」といったところである。
ショコイは海の一族の中では恐ろしいやつらで、獰猛で、人間を溺れさせて喰らうとされる。
《参考文献》
Last update: 2022/05/21
