2026年5月3日 燃え尽き気味の4月を越えて、更新再開の狼煙
気付いたら「日々の雑記」の最後の記事が4月11日だった。随分とウェブサイトの更新をサボってしまった。ウェブサイト「ファンタジィ事典」で1,500項目を達成して、そこから「SNSも頑張る!」と張り切っていたのに、のっけから大ブレーキ。4月は職場の人の入れ替わりがあって、体制が大きく変わるので、結構、しんどいんだなあ。ボク自身がプレイヤーから半分マネージャーに軸足を移したものだから、尚更そうなのかもしれない。
ここまでの間に何もしていなかったわけじゃない。ちゃんと映画『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』を観に行った。Netflixで『記憶にございせん!』も観た。石持浅海氏の『扉は閉ざされたまま』も読んだ。大谷亨氏の『中国TikTok民俗学』も読んだ。それでも、ウェブサイト運営から遠ざかっていたのは、ある種の燃え尽き症候群だったのかもしれない。
そんなわけで、緩やかに再開の狼煙をあげようと思う。ちょっと前から吸血鬼の調査をしていたが、ポーランドの吸血鬼オヒンとヴィエシュチを更新だ。それから、『ダンダダン』にも登場して話題になっていた台風人間。その他は、久々にシェイクスピアの『テンペスト』を読んだので、エアリアルとキャリバン。後は思いついてヤ=テ=ベオとンデンデキ。
2026年5月6日 80年代モンスターへの回帰
ゴールデン・ウィークだから、張り切ってウェブサイト「ファンタジィ事典」を更新している。今回、ちょっと趣向を変えて、ジャイアントを更新してみた。ジャイアントというのは、英語で《巨人》という意味なので、実は幅広くてとても難しい。ただ、今回、ジャイアントという英語そのものにフォーカスして、イギリス伝承におけるジャイアントに限定して整理して立項してみた。そういう意味では、とてもチャレンジングだった。
それから、もうひとつ、今回、チャレンジングだったのは、イフリートとワイヴァーンだ。ゲームの世界において、当たり前に認知されている有名なモンスターというのは、情報が膨大なので、調べることもたくさんある。それをどうやって整理していくか。そこが難しい。イフリートもワイヴァーンも大昔に立項したことがあって、今回、それを改めて再構築してみた感じ。
5月3日から6日までのゴールデン・ウィーク中にまとめたのは23項目。結構、頑張った。フィリピンや朝鮮半島、インドネシアなどのアジアの妖怪はもちろん、フランス伝承やイギリス伝承、アラビア伝承など、多岐に渡って調査してまとめてみた。
1,500項目を達成したので、少しだけ、原点回帰しようかなと思っている。だから、『ファンタジー・ファイル モンスター・コレクション RPGの世界』(安田均/グループSNE,富士見文庫,1986年)を読んで、項目を拾っている。ボクの原点はファイナル・ファンタジーだ。そこから世界の妖怪に興味を持って、今に至っている。だからこそ、80年代のゲーム世界のモンスターというのは、ボクにとってはスタート地点みたいなもの。『ファンタジー・ファイル モンスター・コレクション RPGの世界』の最初の章がイフリートで、最後の章がワイヴァーンだったので、そこから項目を拾ってきて、ゴールデン・ウィーク中に整理してみた次第。さてはて。
2026年5月17日 朝鮮半島の妖怪たちに向き合って試行錯誤!?
ウェブサイト「ファンタジィ事典」に朝鮮伝承のソンガクシ(孫閣氏)とモンダルグィ(夢達鬼)を更新。久々にガッツリ、朝鮮半島の妖怪と向き合った。結構、ソンガクシにしてもモンダルグィにしても、韓国では知名度のある妖怪なので、情報が多くって、うまくまとめられなかった。最近じゃ、文章が多いだけでも拒否反応を示す勢が多いので、もう少し短く要点を絞ってまとめないと、読んでもらえないよなあ、と思いつつも、長文になってしまっている点は反省だ。でも、今時点で答えを持っていないので、当面はこんな文章だなあ。イフリートも少し長い印象があったけど、読み物としては興味を惹けた。ソンガクシとモンダルグィは若干、冗長かもしれないなあ。うーん。
2026年5月31日 トラに喰われた人間はトラの下僕に!?
最近、韓国との物流経路を確保したので、韓国より韓国の書籍をゲットできるようになった。コ・ソンベ(고성배)氏の『韓国妖怪図鑑(한국 요괴 도감)』(2019年)を活用して、ガンガン、朝鮮半島の妖怪を更新していたが、今回、新たにコ・ソンベ氏の『意外と奥深い鬼神図鑑(의외로 사연 많은 귀신 도감)』(2023年)を調達してみた。『意外と奥深い鬼神図鑑』はイラストも多いし、コラムも多いし、読んでいて非常に楽しい。しかも、『韓国妖怪図鑑』には載っていなかった民間伝承の神々も載っている。面白かったのが、竈の女神とトイレの女神の対立の神話。こういうのも、ちょっとずつ紐解いて、更新していこうと思う。

今日は、中国伝承の倀鬼(チャングイ)と、それに紐づく形で朝鮮半島のチャングィ(倀鬼)とベトナム伝承のマーチャインを更新してみた。トラに襲われて死んだ人間が、死後、トラの下僕になる点は一緒だ。でも、中国の場合、あくまでも山の怪であって、山に立ち入った旅人をチャングイがトラの前に誘って襲う。そうやって新たな獲物を身代わりに、自分は成仏するという筋書きだ。朝鮮半島では、何故か1匹のトラに3人のチャングィがとり憑いている。恐ろしいのは、チャングィが成仏するためには自分の親類を生贄にしなければならないという点。誰でもいいわけじゃないのが朝鮮半島のチャングィの悲惨な点である。ベトナムのマーチャインは1匹のトラの尾にたくさんのマーチャインがとり憑いている。マーチャインがたくさんとり憑けばとり憑くほど、トラの霊力が高まるというから、それはそれで恐ろしい。
というわけで、同じトラに襲われた人間がなる妖怪なんだけど、国によって若干の違いがあったので、それを比較してみた格好だ。さてはて。





