2022年8月9日 息子に引かれる

最近、息子は学童でコロコロコミックスを読んでいるようだ。何の漫画か分からないが、そこにテケテケが出てくるらしい。「知ってる?」と尋ねてくるので、誰に向かって物を言っているのかと、予定にはなかったけど、絵にしてみた。息子に「どう?」と見せたら、ドン引きされた。リアルすぎたらしい。

そんなわけで、大分、iPhoneとタッチペンでのお絵描きに慣れてきた。段々、紙に描いているのとそんなに変わらない絵になってきた気がする。

2022年8月8日 さらに描くものたち!

ここのところ、すっかりiPhoneとタッチペンで絵を描くことにハマっている。

iPhoneのイヤホンジャックにタッチペンを挿すだけ。これだけで準備完了だ。これはいい。今までなら、A4の紙や複数のGペン、2Bの鉛筆、消しゴム、ライト版などを準備していた。卓上のスペースも必要だった。でも、今はスマホ片手にタッチペンがあれば、どこでも絵が描けるし、いつ中断しても、片付けもいらない。本当に隙間時間に進められるところまで描いて、途中でやめられる。

しかも、若干、邪道で罪悪感に苛まれるんだけど、何度でもやり直せる。気に入らない線になっても、「戻る」ボタンひとつでやり直せてしまう。だから、何度でも気にいるまで線を引き直せる。これは大きな違い。紙にGペンで描いているときには、えいや、と覚悟を決めて線を引く。そして、これは元には戻せない。「あ、しまった!」と思っても、やり直せないのだ。そりゃあ、緊張感があった。デジタルには、そういう緊張感がない。気持ち的にはかなり楽になる。

そんなわけで、アラビア伝承の精霊ジン・シリーズのマーリドイフリートを描いてみた。

2022年8月5日 SNSのチカラ!?

よよよちゃんが荒牧陽子さんとコラボしたYouTUbeの動画を貼っておく。別に、彼女の動画それ自体に何か意味があって紹介しているわけではない。概要欄を見て欲しい。ここに彼女の素直な、そしてストレートなコメントが書いてある。

「お仕事に関係なく、私たちは勝手にどういう人間なのかイメージされてしまうことがあります」
「本当にやりたいことだったはずなのに、そうだったか自信を持てなくなる時があったり、弱音を吐いてもどうにもならないとわかっていても、本当はこんな人間だって知ってほしくなる時がある」
「いつもとても謙虚な陽子さんに『私は最強』って歌って欲しかったし、”荒牧陽子”という追いかける背中があっての私だから、『あなたと最強』って歌いたかった」

たまたまYouTubeによよよちゃんのこの動画をオススメされて、気になっているAdoの楽曲だったこともあって開いてみて、何故か概要欄を見た。そして「ああ、こういう気持ちでコラボに臨み、歌ったのか!」と、何だか心を動かされてしまった。

SNS時代は「共感」が決め手だと言われる。自分の偽らざる気持ちを発信できる場だし、それって確実に共感を呼べる。その連鎖が広がっていく。この動画がバズるバズらないではなくて、こうやって、よよよちゃんがストレートなコメントを書いていることに、ボクは共感したし、こういう使い方が本当のSNSのチカラだよなあ、と痛感した。

ボクは結構、淡々と事実を書くことが多いけど、でも、こうやって感情を込めて書いた方が伝わるので、ボクにとってはとても学びが多かったし、改めてSNSで情報を発信する意味とか、SNSの強みみたいなものを再認識した。ここから先、ボクはもう少しだけ素直に、感じたことを発信してもよいのだと思った。

2022年8月1日 新しい一反木綿のご提案。

引き続き、iPhoneとタッチペンによるお描きで一反木綿を描いてみた。

新しいタイプの一反木綿のご提案である。どうしても一反木綿というと、水木しげるのステレオタイプの絵を連想する。吊り目で、細長い三角形で、手が生えている。でも、実際には、水木しげる以前には、絵にして可視化されたことはない(と思う)。だから、本当の姿は分からない。だから、試しに横向きにしてみた。こういうウツボやリュウグウノツノツカイみたいな魚っぽいデザインはどうだろう。ウネウネして、少し気持ち悪いのではないか。

  

2022年7月31日 スマホで実際に妖怪を描いてみた!!

ファンタジィ事典にもう少しだけエンタメ要素を足そうと思っても、事典という形式上、なかなか面白くならないので、せめてイラストを足してみるという戦略に切り替えた。そこで、パキスタン出張に画材道具一式を持って行ったら、結構、大荷物になって大変だったので、スマホだけで完結できる方法をここ最近、ずぅっと模索していた。

しょこたんがiPadにClip Studioをインストールしてさらさらと絵を描いていたので、ちょっとそれに倣って、でもタブレットは持っていないので、Clip Studioをスマホにインストールして、タッチペンで絵を描いてみた。描いてみたのはアラビア伝承の精霊ジャーンジンニーだ。

ペンの抜きの感覚が慣れなくて、あらぬ方向に線が撥ねてしまうのだけれど、でも、何とかスマホで絵を描くことには成功した(と思う)。道具というのは慣れなので、経験を積めば、感覚も掴めて、いろんなことができるようになるだろう。

こうやって、イラストをファンタジィ事典に盛り込んでいけば、少し事典としての面白さと価値が増すのではないか。そんな期待をしている。しかも、彩色せず、白黒にすることで、まさに事典っぽさが増すので、ちょうどよい気もしているが、さてはて。

ジャーン ジンニー

2022年7月20日 転生しても、結局、うまく行かないのだ!?

最近、よくボカロ曲を聴く。あっちゃんが今の流行りはボカロ曲だと主張していたからだ(当の本人はトーンダウンしているのだけれど……)。ボカロ曲を聴くときには、YouTubeよりもニコニコ動画を視聴していることに自分でも少し驚く。でも、やっぱりボカロ文化のベースはニコニコ動画にある。そんなことを最近、痛感している。「殿堂入り」とか「伝説入り」とか「神話入り」みたいなタグは、今でもニコニコ動画の再生数で決まる。だから、YouTubeの操作性の方が圧倒的によいのだけれど、ボカロPを応援する意味では、ニコニコ動画を利用してしまう。

ここ最近のお気に入りは『転生林檎』だ。ピノキオPが2022年6月3日に投稿した楽曲で、まるでひとつの物語を観ているような気分になる。次々といろんな人物に転生してはやり直す。どの人生でも、ちゃんとある程度の目的は達成しているのに、でも、何かが満足できない。そんな屈折した気分が伝わってくる。「リンカーネーション」と歌うところの動画が、最高にいい。

2022年7月13日 イラストもスマホで描ける!?

しょこたんがYouTubeでよくタブレットで絵を描いている。まるでペンで描いているのと変わらないクオリティなのですごいな、といつも感心している。それにしても、今回、パキスタンに行った際、ホテルで絵でも描こうと思って、Gペンやコピック、ライト版を持っていったりもしたが、なかなか荷物だった。だから、こういうITを駆使するのも一興か、と思い始めた。

しょこたんが使っているソフトはCLIP STUDIO PAINTらしいので、試しにiPhoneにインストールしてみて、指で絵を描いてみた。正直、指って太いので、思ったところに線が引けずに苦労した。でも、Apple Pencilみたいなのがあれば、もっとうまく描けるかもしれないし、スマホの小さい画面の中で描いた割りには、まあ、悪くはないかもしれない、と思っている。

2022年7月6日 パキスタンより帰国してホテルにて軟禁生活中

パキスタンの風景

タイトルのとおりで、パキスタンより帰国して、現在、ホテルにて自主隔離中。日本政府は「赤」「黄」「青」の3つで世界の国と地域を区分して、感染症の水際対策をしている。最近は大分、緩和されていて、「青」に指定された国だとほとんどノーチェックで日本に入国できる。でも、何故だかパキスタンは数少ない「赤」の地域なので、3回ワクチンを接種していても、7日間の隔離が必要になる。で、今、ホテルに軟禁されている。

ホテルで自主隔離してみて、こんなに辛いことがあるのか、と思っている。部屋に閉じ込められているので完全に運動不足になっていて、身体の節々が痛い。それに退屈。でも、そんなこと以上に食生活が滅茶苦茶だ。日本のビジネスホテルでは自炊ができないので、畢竟、コンビニのお弁当やレストランのテイクアウトになる。出来合いのものは味が濃いし、連日続くと辛い。加工肉じゃなくって、ちゃんと齧れる肉が食べたくなる。そして出費が嵩む。何故、仕事で海外に行って、帰ってきてホテルに閉じ込められて、満足もできない食事で出費しなければならないのか。そんなワケで実はちょっと鬱々としている。

2022年5月30日 中田あっちゃんのマンガ『曼陀羅東京』が面白い。

YouTubeで毎月、ボカロ楽曲をリリースし、それに合わせてスマホコミックが1話公開される。

ボカロ曲「成仏させちゃうぞ」はボカロ曲の要素をこれでもか、と詰め込んでいて、「これがボカロでしょ!?」感が満載。いろんな歌い手さんが歌って、盛り上がるとよいな、と思う。

Twitterにも書いたんだけど、ボカロ曲は非常に緩やかに拡散されていっている印象。でも、その拡散力は現時点では非常に緩やかだ。どこかで爆発するんだろうか。有名な歌い手さんがどこかで食い付けば、どーん、と広がる可能性もあるのかもしれない。

普段、「歌ってみた」を聞く習慣はないんだけど、今回、歌い手によって楽曲の雰囲気ががらり、と変わるのは面白いな、と思った。「成仏させちゃうぞ」をファルセットで歌う人もいれば、シャウトして歌う人もいる。それぞれが個性があって面白い。にゃるほど、若者はこういう文化の楽しみ方をしているのか、と新しい楽しみ方を発見した感じ。

マンガについては、絵に対するネガティブな意見が多いことに驚いた。ボクはこの絵柄もよいと思う。絵に動きがあるし、コマからはみ出したりして、とてもポップ。今風で、味があって、かわいい。キャラクタが魅力的に描けている。事前に設定を読まないと人間関係が分かりづらいところはあるが、そういうのも、ケータイ小説っぽいというか、今風な感じがする。『ハンター×ハンター』のアニメでも感じたが、キャラクタ同士の関係性をほとんど描かずに、どん、と提示すると、余白ができるので、読み手がいろいろと関係性を想像する。そこに遊びができるので、二次創作しやすい。そういう仕掛けも、同人受けしそうで、よいな、と感じる。

「物語と絵が合っていない」という意見が結構、散見される。でも、一体、どういうことなんだろう。つまり、それって「物語に合う絵」というのが前提として存在していることを意味する。読み手の中に、ある程度、そういうステレオタイプな前提があって、そこから外れると「物語と絵が合っていない」という感想になる。それって、ちょっと頭が凝り固まっていやしないか? そんな風な感性の人が、結構、多いことが分かって、それもまた、あっちゃんが炙り出した新しい事実だな、と思う。

スマホの普及が遅れた日本。だからこそ今、全てをスマホの中で完結させるコンテンツを出して人々の意識改革を促す。そのあっちゃんの哲学に強く共感した。

曼陀羅東京 – 公式サイト

2022年5月28日 リスタート

6月1日からパキスタンに行く。新型コロナウイルス感染症の蔓延から約2年。ようやく海外生活がリスタート。スーツケースを引っ張り出しつつ、準備の仕方をすっかり忘れてしまった。いつも何を持って行っていたんだっけ? 取り敢えず、コーヒーセットは準場完了。どこの国に行っても、朝のコーヒーだけは欠かせない。

  

2022年5月26日 北海道で語られれば、もうこの事典に掲載!!

この本、実に面白い。表紙とは裏腹に中には一切絵がなくって、ゴリッゴリの事典である。書き手の感情などもなく、淡々と集めた情報が記載されている。よくもまあ、こんなに北海道だけで怪異と妖怪を集めたなあ、感心する。しかも古いアイヌの伝承から現代妖怪に至るまで、非常に幅広く怪異と妖怪を収集している。

面白いのは、広く各地に知られているような怪異や妖怪であっても、ひとたび、北海道を舞台に語られてしまえば、この本に掲載するという選定基準は新しく、多分、今までにそういう形でも事典はなかった。

どんどん、地域ごとにシリーズ化して出版されているらしいので、東北、関東……と追いかけていきたい。監修は朝里さんという方で、北海道出身の方らしいが、シリーズは各地のライターさんが書いているらしいので、その辺の構成なんかも、どうなっているのかな、と非常に興味がある。

『日本怪異妖怪辞典 北海道』(著:朝里樹,笠間書院,2021年)

  

2022年5月15日 SNSを駆使したい!?

右も左も分からないまんま、取り敢えず海に向かって舟を漕ぎ出している状態だ。FacebookとTwitter、そしてpixivを回しながら、何とか形に出来ないかと暗中模索で、YouTubeとInstagramはアカウントは取得したものの、アイディアがないため一時保留だ。

pixivはずぅっと前からやっていて、絵を描いては投稿していた。どちらかと言えば、絵を描いた感想の立ち位置で投稿しているイメージだ。ここからウェブサイト「ファンタジィ事典」に誘導できる。これは引き続き、続けていく方向性だ。Twitterも、絵を描いたタイミングでツイートしていた。単に「今、描いたよー!」という現在位置的な位置付けでツイートしていたんだけれど、今後はもう少しその妖怪に関する簡易な情報を載せてもいいかな、と思っている。Facebookについては現時点では使い方は模索中だけれど、神話・伝承関連の書籍を読んだときの感想と、絵を描いたタイミングに簡単な妖怪の概要を載せていって、蓄積していこうかな、と思っている。そして、Facebookページも作ったんだけど、こちらはもう少し厳密に、積み上げた情報をまとめるタイミングで更新していこうかな、と思っている。

そして、今後の予定として、当面、ジャンルを決めて、5つくらいの絵を描いていこうかな、と思っている。目下のところ、フィリピンの妖怪を5つくらい描いてみて、それをそれぞれのSNSにアップしながら、5つまとまった時点で、まとめ記事を書いてみたいな、と思っている。これをルーチンでやっていけるようになったら、ちょっと面白い展開になるのではないかな、と想定している。

そんなこんなで模索中ではあるものの、SNSを活用しながらの方向性なので、煩わしいところではあるんだけど、しばらくは雑記にこうやってアイコンをペタリコ、と貼り付けておこうかな、と思っている。

  

2022年5月11日 陸の孤島への連絡船!?

個人でウェブサイトを運営する人はどんどん少なくなって、年々、それぞれのSNSのプラットフォームで活躍する人が多くなっている。幸いなことに、ウェブサイト「ファンタジィ事典」に関して言えば、世界の妖怪を検索するような物好きな訪問者が、毎日100人以上はコンスタントにアクセスしてくれているし、薄利多売ではあるけれどAmazonアフィリエイトの収益もぽつぽつとあがっている。それでも、SNSの世界からは切り離されていて、日々、取り残されているような寂しい気持ちになる。

日本は共感の文化と言われていて、「いいね」を押すようなスタイルの活動がウケる。そういう意味では、共感型のウェブサイトであるSNSの方が向いている。一方、情報蓄積型のウェブサイトは一見さんがアクセスする。この双方をうまくリンクさせられないかな、と最近のボクは思っていて、その打開策のひとつとして、Facebookページをつくってみようかな、と思っている。日々の情報発信はFacebookでやって、共感型の部分を担ってもらい、情報蓄積型のウェブサイトに誘導していくようなアプローチだ。こうすることで、陸の孤島になっているウェブサイトに、連絡船を出すことができる。大陸と横断できるようになるかもしれない。

そんなことで、もう一度、緩やかにウェブサイト運営に力を入れようかな、と思っている次第である。さてはて。

  

2022年5月6日 南米の妖怪をまとめてみた。

9月頃から、『南米妖怪図鑑』(文:ホセ・サナルディ,画:セーサル・サナルディ,ロクリン社,2019年)に載っている妖怪を軸にウェブサイト「ファンタジィ事典」を順次、更新して来た。中南米の妖怪について言及するウェブサイトは少なく、一方で紹介されている妖怪の特徴がそれなりに面白そうだったので、せっかくならこの本に載っている妖怪を一気に紹介してしまおうという試みだ。

こうやって、1冊の本を潰していく作業は、中途半端にあちこちつまみ食いしながら自由気ままに更新作業をしてきた今までのボクにしては珍しい方向性だ。でも、あるジャンルを突き詰めることは、事典としての価値を高めるので、いずれは必要な行為だと思っていた。その意味では、本書は項目数も記述量もちょうどよかった。そういう新しい試みのつもりで始めてみた。

しかしながら、南米の妖怪となると、参照できる資料はなく、ほぼこの本だけが頼りになる。そうなると、畢竟、この本の写しになってしまうので、それはそれで問題だ。そこで、まずはスペイン語とポルトガル語のWikipediaを参照して、スペルや字義、特徴を確認することとした。それから、Wikipediaで英語表記を確認して、Googleで英語検索して、上位5件くらいの内容を確認した。その上で、Google画像検索で外見の描かれ方を確認した。英語であんまり引っ掛からないものは、スペイン語やポルトガル語で検索して、上位5件を確認した。基本的には、そうやって確認が取れた内容を掲載することにした。

このプロセスでやってみた結果、著者のホセ・サナルディ氏が、日本で南米の妖怪があんまり知られていないのをいいことにいい加減に書いた素人というわけではなく、信憑性の高い著述家であることが確認できた。また、本書を書くに当たって、おそらく彼がスペイン語やポルトガル語のWikipediaを参照していないだろうことも確認できた。ほぼ全ての項目で、Wikipediaに書いてある内容と本書の内容は合致するんだけど、Wikipediaにかなり詳述されている内容が、本書ではほとんど触れられていない。だから、Wikipediaとは別の情報に基づいて本書を記述しただろうことが分かった。アルゼンチンの人だけあって、スペイン語圏の妖怪の記述はほぼインターネット上の情報と合致する一方で、グアラニー神話やインカ神話などはあんまりフォローされていなくて、あくまでもそういう神話から派生した民間伝承的な要素だけが拾われている印象を受けた。大昔の神話・伝承は彼の対象の外にあって、あくまでも、現代の人々の間で語られる妖怪像にフォーカスしているようだ。

いくつか、本書でしか見つけることができなかった記述もある。カアーポラの記述の中で、マテ茶と結び付けるような記述はインターネット上で見つけることができなかった。また、イルペの二人の女も、インターネット上で見つけることができなかった。そういうものは、その旨を記述して、項目を記載した。

南米の妖怪へのアプローチは初めてなので、どの程度、自分の解説が妥当なのかは自分自身では評価できないが、発想として面白いな、と思ったのは、チェルーフェという妖怪だ。岩石とマグマでできた巨人ということで、最近のファンタジー映画のラスボスとしてCGで登場しそうな新しさを感じる。パテターロは糞尿で満たされた桶に片足を突っ込んだ格好の妖怪だが、どうしてこういう妖怪を着想したのかな、と思うと妙におかしい。セグアなんて、とても今風で、都市伝説っぽい。いずれにしても、一応、丁寧な確認作業は実施した上で、ウェブサイト「ファンタジィ事典」南米の妖怪をまとめてみたので、是非、参考にしてもらえればいいな、と思う。

2022年4月22日 贅沢な時間。

ワクチン3回目を打った。モデルナアームにはならなかったし、発熱もそんなに酷くはなかった。でも、腹痛になって死んでいた。

そんな状況なので、たくさん本を読んで勉強しようという感じで、いろいろと本を読んでいる。こうやってまとまった時間をつくって本を読む機会って、なかなかない。子供が生まれる前とかはあったし、海外渡航のときなんかはそういう時間が持てた。そういう意味では、苦しんではいるんだけど、有意義で贅沢な時間だ。

2022年3月13日 少年たちが戦車に乗って敵陣に進撃する!?

息子のツクル氏と一緒に『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』を観に行った。小さな宇宙人のハピはピリカ星の大統領。しかし、反乱軍に国を占拠され、ロケットに乗って地球に亡命していた。のび太たちが乗り込んだピリカ星の首都ピリポリスは、内戦の名残りで建物があちこち破壊されている。反乱軍に囚われた大統領ハピは、メディアに向かって独裁者を糾弾し、偽りなく生きることを訴える。国民たちは大統領の演説のメッセージに心を打たれて暴動を起こし、反乱軍に立ち向かう。のび太たちはラジコンの戦車を改造して敵陣に侵攻し、あるいはジェット機に乗って空中戦を繰り広げる。

ツクル氏は単純に楽しんでいたようだが、ボクはロシアのウクライナ侵攻とリンクして、非常に複雑な気持ちだった。悪しき「独裁者」による市街地の破壊。演説によって国民の信頼を勝ち取る「大統領」。こんなのは偶然で、映画の制作陣は、こんな未来は予想していなかっただろう。元々は2021年の夏に公開予定だった映画だ。偶然、新型コロナウイルス感染症で延期し、今月の公開になった。もしかしたら、この時期の公開を巡って、制作陣はその是非を議論したのかもしれない。戦争の恐ろしさや愚かさを実感しながら今を生きているボクたちだから、この映画のメッセージは強くボクたちに突き刺さる。ハピの演説も、とても強く心を打つ。

それでも、のび太たちが自ら志願して戦争に参加するシーンや、最終的には運も味方につけながら、のび太たちの大活躍で正義が圧勝してしまうところなど、少しだけ、滑ってしまう。まあ、子供向けの物語だし、偽善で構わないんだ。でも、時期が時期だけに、いろいろと考えさせられてしまった。そして、こうやっていろいろと考えさせられてしまうところ、いい作品だったのかもしれない。

2022年2月26日 WordPressのメールフォームが狙われた!?

本日の夕方、突然、スマホに大量のメールが舞い込む。差出人は「森の郵便局」。ウェブサイト「ヘタっぴなアルコール蒸留」のメールフォームだ。数分も経たないうちに、あっという間に2,000件を越える。このペースじゃ、スマホもヤバいし、ウェブサイトを置いているサーバもヤバい。

たまたま家にいたので、WordPressにログインしてメールフォームを閉じる。そうしたら、しばらくして、メール攻撃が収まった。ビックリした。これが平日で、仕事中の出来事だったら、あっという間にスマホはパンクしていただろうし、yahoo mailからも警告を喰らったかもしれないし、ウェブサイトを置いているサーバからも警告を喰らったかもしれない。たまたま土曜日の夕方で、家にいるタイミングで助かった。

そんなこんなで、対応に追われて、どっと疲れてしまって今に至る……。

2022年2月14日 令和の時代に「妖怪バラエティ」!?

2月13日にフジテレビで『妖怪ランキング大百科 鬼強い!鬼とヤバいもののけたちが大集合!』という特番が放送された。何故か、劇団ひとりとアンタッチャブルがMCを務め、ゲストとして、平成ノブシコブシの吉村、小芝風花、丸山桂里奈、そして荒俣宏大先生が出演していた。独自の視点で妖怪たちをランキングして、それらを紹介していくというスタイルで、『まんが日本昔ばなし』や『妖ばなし』など、他局の映像もふんだんに使っていて、ちょっと面白かった。自らを「妖怪バラエティ」と銘打っている点も、とても斬新だ。果たして、そんなバラエティが成立するのか。どのくらい視聴率を獲得したのだろうか。

妖怪に対する解説としては、及第点というところか。変に特徴的なところをピックアップしている点がクエスチョンだ。たとえば妖怪「クネクネ」が紹介されたときに、小芝風花が「あ、クネクネ、知っています。これ、メチャクチャ怖いですよ?」と前振りしたのに、その後の解説で、イマイチ、その怖さが伝わる映像になっていなかったのがその最たる部分で、多分、それぞれが思い描いている妖怪像と、解説者が狙っている妖怪像に少しずつ、ズレがあった。番組構成上、面白い部分だけを引っこ抜いたせいで、ちょっとずつズレている。そんな印象を持った。

でも、今は80年代じゃない。令和の時代にこんな「妖怪バラエティ」を3時間でやってみようという心意気は買える。いい方向性。

2022年2月7日 鼎談

今日、業界新聞を読んでいたら、「鼎談」という語が出てきた。何だろうな、と思って調べたら、二者だと「対談」、三者だと「鼎談」だと書いてあった。「鼎」が三本足の器だから、三者が会談することを「鼎談」というらしい。へえ。知らなかった。知らないことってたくさんあるなあ。三者だから「鼎談」というのは、語源的にはちょっとお洒落だし、三者のためだけに言葉が割り振られている事実が、とても面白い。でも、あまりにも限定的な意味の言葉だから、きっと廃れていくだろうなあ。こういうお洒落な言葉は残しておきたいなあ、と思ったので、こうして微力ながら、「日々の雑記」に記して、オンライン上に記録を残していくスタイルであることよ。

2022年1月30日 1,000項目達成を記念して

ボクがウェブサイト運営を始めたのは2003年で、大学生の頃だった。その中で「ファンタジィ事典」を立ち上げたのは2004年。その後、紆余曲折あって、方向性もあっちに行き、こっちに行き、いろんなスタイルを模索して、今(2022年1月)に至っている。

このたび、実は事典に掲載されている「世界の妖怪」の数が1,000項目を越えた。厳密に言えば、すでにとっくのとうに1,000項目は越えている。でも、単に辞書的に事実を載せるだけではなく、一定の要件を越えている項目を、ボクは別途、裏でカウントしていて、そんな納得している項目が、このたび、1,000項目を越えた。

そんな状況なので、今後は、新規の記事を増やすだけではなく、読み物としてもっと面白くなるように、過去の記事を再構築するような活動も、同時並行的に進めていければよいな、と思っている。

それから、単一の記事を書くのではなく、もっと俯瞰的な記事を増やすことも考えている。つまり、この国の妖怪ってこういう傾向にあるよね、とか、時代を経て、妖怪の在り方ってこういう風に変わっているよね、みたいな感じで、複数の項目を横断していくようなコラム的な特集記事を増やしていくと、「ファンタジィ事典」が単なる記事の総体ではなく、間口が広がって、読み物になっていく。

最近、いろいろな図鑑を読む。たとえば、動物図鑑だと、ネコ科とかイヌ科みたいな分類から始まって、個別の種の説明を載せるわけだけど、たとえば、食物連鎖についてまとめていたり、地域ごとに特集を組まれていたり、足の速い動物はどれかとか、肉食獣の獲物の捕まえ方の違いとか、いろいろな切り口で特集記事を書く。そうすると、単にその種の記事だけを読むのと違って、他の動物との比較ができたり、生態系の中でのその種の位置付けが分かったリ、進化の歴史が分かったリ、いろいろと理解が深まる。そういうアプローチを「ファンタジィ事典」の中でも取り入れられたら面白いだろうと思っている。こうして、1,000項目をまとめてきて、そんな分析ができるようなところまで来たのではないか。自分へのそんな期待もある。

何事も10年とは言うけれど、1,000項目を越えるのに、10年はとうに過ぎてしまった。ここから、さらに高いところを目指していきたいな、と思っている。そのときに、面白い世界が見えているといいなあ。