2026年6月13日 朝鮮半島にはカテクシン(家宅神)というのがいるらしい。
先日、手に入れたコ・ソンベ氏の『意外と奥深い鬼神図鑑(의외로 사연 많은 귀신 도감)』(2023年)にカテクシン(家宅神)
がたくさん載っていたので、今回、彼らを重点的に調べてみた。便所の女神、竈(かまど)の女神、居間の神、そして正門の神だ。他にも煙突の神とか裏庭の女神とか、いろいろといるんだけど、取り急ぎ、メインの4柱の神々をアップしてみた。
済州島のシャーマンたちの間に伝わる口伝説話『門前本神話(ムンジョンボンプリ)』の中に、これらの神々の誕生秘話が語られている。でも、コ・ソンベ氏の本では、居間の神を中心とした世界観になっていて、これらの神々の誕生秘話はほとんど触れられていない。正門の神もほぼ触れられない。もしかしたら、済州島と朝鮮半島本土では、若干、信仰や世界観が異なるのかもしれない。その辺の温度差を踏まえつつ、一応、コ・ソンベ氏の本と、『門前本神話』の両方からアプローチして、記事をまとめてみた次第。さてはて。
2026年6月17日 『韓国怪物百科』をゲット。
また、韓国から新たな書籍を取り寄せた。韓国のSF作家である곽재식(クァク・ジェシク)氏の『한국 괴물 백과(韓国怪物百科)』(2024年)。作家らしく、学問横断的に再解釈した320体の朝鮮伝承の妖怪たちのエッセイである。

コ・ソンベ氏とは違う視点、違うアプローチなので、比較ができる。また、同じ妖怪なのに別の名前で立項されていることもあるので、それもまた面白い。でも、個人的には大混乱である。おそらく、韓国で一般に膾炙している名称はコ・ソンベ氏なのだろう。その辺もフォローしつつ、また、新たな視点で朝鮮半島の妖怪を整理できるのではないかと期待している。もう少し『韓国怪物百科』の内容を咀嚼できたら、また別の書籍を韓国から取り寄せてみてもいいかなあ、と思っている。実はすでに候補は3つ、決まっている。韓国人がどういう風に自国の妖怪を捉えるかという視点が大事なので、今度は韓国のイラストレータさんの視点で妖怪の描かれ方を抽出してみてもよいかなあなどと思っている。ふふふ。





