マッド・ガッサー
分 類 | 都市伝説、北米伝承 |
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mad gasser(マッド・ガッサー)《狂気の毒ガス魔》【英語】 | |
容 姿 | 黒ずくめの怪人。近年では、毒マスクを装着し、ガスタンクを背負った姿。 |
特 徴 | あちこちで有毒ガスをまき散らす。 |
出 典 | - |
毒ガスをまき散らす謎の怪人!?
マッド・ガッサーはアメリアの都市伝説に登場する黒ずくめの怪人。アメリカでは、モスマン、ジャージー・デビルと並ぶ都市伝説上の存在である。
マッド・ガッサーは1933年12月22日にバージニア州ボテトゥート郡一帯に出現し、甘い匂いの有毒ガスをまき散らした。ガスを吸った人間たちは眩暈や痺れ、吐き気に襲われた。その後、1月末まで何度も謎の怪人は出現し、地元の警官も厳戒態勢を敷いたが、犯人は捕まることなく忽然と姿を消してしまった。
その後、1944年9月にはイリノイ州マットゥーン一帯で同様の事件が発生し、人々は目や喉に激しい痛みを感じ、その後、頭痛や吐き気に悩まされた。結局、このときも犯人は捕まっていない。
実際のイリノイ州での事件の目撃情報によれば、華奢で高身長の男性(あるいは男装した女性)で、ぴったりとしたニット帽を被り、全身黒い服を着ていたとされている。また、フリットガンを使って毒を散布していたという情報もある。しかし、近年では、デビルサマナー「ソウルハッカーズ」で金子一馬氏がデザインした、毒マスクを装着してガスタンクを背負った姿で表現されることが多い。
《参考文献》
- 『THE 都市伝説 RELOADED』(著:宇佐和通,新紀元社,2007年)
Last update: 2023/07/05