ヤマノケ
分 類 | 都市伝説 |
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ヤマノケ【日本語】 ※ 山の怪 | |
容 姿 | 頭がなく、胴体の胸の部分に顔がある。1本足。全体的に白っぽい。 |
特 徴 | 女性にとり憑き、精神を狂わせる。 |
出 典 | - |
女性にとり憑く恐ろしい山の怪物!?
ヤマノケはネットロアに登場する謎の怪物。頭はなく、胴体の胸の部分に顔がついている。1本足で、全体的には白っぽくのっぺりしている。
ある男性がドライブ中に娘を怖がらせようと山道で人気のない未舗装の脇道に入ったところ、車両が故障し、そのまま車中泊することになった。すると、深夜になって、この白いのっぺりしたものが現れた。片足でケンケンしながら、両手を滅茶苦茶に振り回し、ニタニタと笑いながら「テン…ソウ…メツ…」と呟いて近づいてきたという。男性が叫び声を上げると怪物は消えた。その途端、眠っていた娘が「はいれたはいれたはいれた……」と呟いて目を覚まし、怪物のようにニヤニヤと笑って「テン…ソウ…メツ…」という言葉を繰り返し呟く状態になってしまった。
その後、エンジンが掛かったため、男性は来た道を戻り、途中、寺に駆け込んで住職に相談した。住職は、男性が見た怪物はヤマノケで、娘はヤマノケにとり憑かれたと説明する。49日経ってもこの状態が続いたら、娘は一生、このままで正気には戻らない。ヤマノケは女性にとり憑く力を持っているため、もしも男性がそのまま家に帰っていたら、今度は妻にとり憑いていた可能性もあったという。
このヤマノケは、2ちゃんねるのオカルト板「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?(洒落怖)」に2007年2月に投稿された怪談である。
《参考文献》
- 『日本現代怪異事典』(著:朝里樹,笠間書院,2018年)
Last update: 2024/08/24