グラス・キャット

分 類近代文学(オズ・シリーズ)
名 称 Glass cat(グラス・キャット)《ガラスの猫》【英語】
容 姿ガラス製のネコ。ピンクの玉の脳ミソとエメラルドの目、ルビーの心臓が入っている。
特 徴身体は固く、疲れを知らない。考え事をすると、ピンク色の脳ミソがくるくると回って動くのが外から見える。
出 典ライマン・フランク・ボーム『オズのパッチワーク娘』(1913年)ほか

「ほら、ピンク色の脳ミソが働いているのが見えるでしょ!?」

グラス・キャットはライマン・フランク・ボームのオズ・シリーズの7作目『オズのパッチワーク娘』に登場するガラス製のネコ。魔術師のピプト博士が、作製した「命の粉」の効果を試すため、そして、家からネズミを追い払うために、グラス・キャットに命を吹き込んだ。ガラスでできているので、透明で向こう側が透けて見える。ただし、ガラスの中にはピンク色の丸い玉でできた脳ミソとエメラルドの目、そしてルビーの固い心臓が入っている。ピンク色の脳ミソは彼女の自慢で、しばしば「ピンク色の脳ミソが働いているのが見えるでしょ!?」と見せつけてくる。性格はとてもネコらしく、高慢ちきで、身勝手である。

彼女のガラスはとても固く、傷つかない。また、他の無生物の生き物たちと同じで疲れることがない。ものすごい速度で移動でき、オズの国中を自由気ままに散策しているため、オズの国の地理にとても詳しい。

《参考文献》

Last update: 2021/09/29

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