2024年7月26日 禁じられた果実2つ目!!

Ayasa氏率いるEast of Eden。2nd albumが発売されて、新曲「CROSS∞ROADS」が公開された。わかざえもんがいつも以上に荒ぶっていて、上に下に動き回っている。楽しそうで何よりだ。

結構、今回のalbumはガチャガチャした印象で、ともすればバラバラになってしまいそうなところをうまくバランスをとってやっている感じの楽曲が多かった。全体的に楽曲が速くて、みんな、感性が若いんだなー。

2024年7月28日 ベトナムの妖怪を緩やかに更新中。

MA QUỶ DÂN GIAN KÝはベトナム語のウェブサイトだが、今は機械翻訳が優秀なので、熱意さえあれば何とか解読はできる。というわけで、ベトナムの妖怪を2体更新してみた。マーヴーザーイチャオドイノンメだ。

マーヴーザーイは長い乳房を持つ女性の妖怪で、赤ん坊に乳をやらなければならないという執念にとりつかれていて、結果、赤ん坊を窒息させてしまう。一方で、若い男性を誑かす存在でもある。長い乳房を持つ点では、インドネシアのウェウェゴンベルに似ている。ウェウェゴンベルは赤ん坊に対しては優しいが、赤ん坊をさらってしまう悪癖がある。マーヴーザーイはヤシの木やココナッツの木などの高い木の上に棲んでいるが、ウェウェゴンベルもパームヤシの木の上に棲んでいる。一方、アルゼンチンやボリビアのサッパン・スックーンも長い乳房を持つ妖怪で、どこに棲んでいるのかは誰も知らないが、どこからかやってきて、仕事中の母親に代わって赤ん坊の世話をしてくれる。けれども、仕事をサボる男性を連れ去るという悪さもする。何となくこの三者は似ている感覚がある。

チリやアルゼンチンの首だけで空を飛ぶチョンチョンが、タイのグラスーやフィリピンのマナナンガル、ベトナムのマーライに似ているので、暮らしとか文化の中に、何らか同じような要素があるのかもしれないよなあ。

チャオドイノンメは破れた編み笠をかぶったイヌの妖怪で、まさに「長く生きた獣は霊力を得て妖怪と化す」という中国や日本の妖狐猫股などのイメージに近い。面白いのは、ベトナムではネコやアヒルやニワトリなどの獣も妖怪と化す中で、チャオドイノンメが彼らのリーダー格であるという点。そして、月夜に屋根の上に登って人間の魂を吸う点だ。非常に幻想的。

2024年7月29日 オズ・シリーズから「ソーホース」を描いてみた

オズ・シリーズをイラストに描き起こすシリーズとして、ティック・トック(チクタク)とホイーラーを描いたが、続いて、ソーホースを描いてみた。さてはて。

ソーホースのイラスト

日本語の翻訳だと「木挽き台の馬」とか「ノコギリ馬」とかって訳されている。かわいさと翻訳の妙では「ノコギリ馬」に軍配が上がる。でも、英語だと「木挽き台」そのものがそのまんまsawhorseだったりするので、ちょうどダブルミーニングになっていて、いい感じなんだよね。そもそも、日本では「木挽き台」という表現そのものがあまり使用頻度が高くないかもしれない。

基本的に全部が木なので、色は茶色しか使わないという意味での難しさ。でも、動きが出るように、曲線とかにはこだわって描いてみた。しかも丸太の丸みを出しつつ、影も入れつつ、白黒でも問題ないくらいに下絵を整えてから彩色してみた。イラスト的には金の蹄鉄とか、赤い革のサドルとかで装飾してもよかったんだけど、やっぱり、チップに生命の粉を振り掛けられて動き出す瞬間のインパクトが描きたくて、無垢な感じにしてみた。さてはて。

2024年7月31日 オズ・シリーズのイラスト化、絶賛撃沈中

勝手にオズ・シリーズの登場人物のイラストを描いて「ライマン・フランク・ボームは『オズの魔法使い』だけじゃないよ」「オズ・シリーズは全部で14作品あるんだよ」ということを勝手にPRしようと試みたが、思いのほか、Xでもpixivでもバズっていない。それなのに勢いでたくさん描いてしまって、まだまだストックが残っているので、順次、アップされていく。バズらないままひた走っていくのか、誰かが見つけてバズらせてくれるのか。さてはて。

ティック・トック
ティック・トック
ホイーラー
ホイーラー
ソーホース
ソーホース

イラストとしてはかわいく描けていると思うんだよなあ。オズの世界の不思議な感じも出ていると思うんだけどなあ。マイナーなのかなあ。そうかもしれないなあ。うーん。