2024年7月29日 オズ・シリーズから「ソーホース」を描いてみた

オズ・シリーズをイラストに描き起こすシリーズとして、ティック・トック(チクタク)とホイーラーを描いたが、続いて、ソーホースを描いてみた。さてはて。

ソーホースのイラスト

日本語の翻訳だと「木挽き台の馬」とか「ノコギリ馬」とかって訳されている。かわいさと翻訳の妙では「ノコギリ馬」に軍配が上がる。でも、英語だと「木挽き台」そのものがそのまんまsawhorseだったりするので、ちょうどダブルミーニングになっていて、いい感じなんだよね。そもそも、日本では「木挽き台」という表現そのものがあまり使用頻度が高くないかもしれない。

基本的に全部が木なので、色は茶色しか使わないという意味での難しさ。でも、動きが出るように、曲線とかにはこだわって描いてみた。しかも丸太の丸みを出しつつ、影も入れつつ、白黒でも問題ないくらいに下絵を整えてから彩色してみた。イラスト的には金の蹄鉄とか、赤い革のサドルとかで装飾してもよかったんだけど、やっぱり、チップに生命の粉を振り掛けられて動き出す瞬間のインパクトが描きたくて、無垢な感じにしてみた。さてはて。