アース
分 類 | 北欧神話 |
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Áss(アース)【古ノルド語】 複数形:Æsir(エーシル)【古ノルド語】 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 | スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』(13世紀頃)、『詩のエッダ』(13世紀頃)ほか |
オージン率いる神々の一族
アース族は北欧神話に登場するオージンに率いられた神の一族で、アースガルズと呼ばれる土地に住んでいる。オージン以外に、ソールやテュール、ウッル、ブラギ、ヘイムダッル、バルドル、フリッグ、イズンなどが所属する。あるとき、ヴァン族の魔女グッルヴェイグがアースガルズにやってきたことからアース族とヴァン族の戦争が始まり、後に和解の印として人質交換をした。アース族からはヘーニルとミーミルが送られ、ヴァン族からはニョルズとフレイ、そしてフレイヤが送られたという。
アース族は常に巨人族の脅威に晒されていて、ラグナロクのときには巨人族によって滅ぼされる運命にある。その後、バルドルなど、数名の神々が生き残り、新しい世界を見守る存在になるとされる。
《参考文献》
- 『エッダ ―古代北欧歌謡集』(訳:谷口幸男,新潮社,1973年)
Last update: 2023/03/21