イズン

分 類北欧神話
名 称 Iðunn(イズン)【古ノルド語】
容 姿空色の瞳を持つ美しい女神。
特 徴若さの象徴である黄金の林檎の所有者。
出 典スノッリ『散文のエッダ』(13世紀)ほか

神々の若さを約束する黄金の林檎の所有者!?

イズンは北欧神話に登場する女神。詩の神ブラギの妻で、アース神族に永遠の若さを約束する黄金の林檎を管理している。

ロキに騙されて巨人スィアチにさらわれ、黄金の林檎が失われたため、神々は年老いるようになった。激怒した神々に命じられ、ロキは鷹に変身してスィアチの館に忍び込み、イズンを胡桃に変身させてアースガルズまで連れ帰った。こうして、神々は再び若さを取り戻した。

『オージンのワタリガラスの呪文歌』の中で、イズンは氷の国ニヴルヘイムに落下し、ヘイムダッル、ロキ、ブラギが派遣されるが、イズンは仮死状態になっているため、夫であるブラギが残り、残りの神々は帰還する。その後、間もなくラグナロクが始まる。

《参考文献》

Last update: 2020/03/29

サイト内検索