オーケアニス
分 類 | ギリシア・ローマ神話 |
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Ὠκεανίς 〔Ōkeanis〕(オーケアニス)《海洋の娘》【古代ギリシア語】 複数形はὨκεανίδες 〔Ōkeanides〕(オーケアニデス)【古代ギリシア語】 | |
容 姿 | 美しい女性の精霊、あるいは女神。 |
特 徴 | 海や泉、地下水などを司る。ステュクス、メーティス、カッリロエーなど。 |
出 典 | ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)ほか |
海神オーケアノスの3,000柱の娘たち!?
オーケアニスはギリシア・ローマ神話に登場する海や泉、地下水などの水の精霊(ニュムペー)である。海神オーケアノスとテーテュースの3,000柱の娘たちのことで、兄弟には3,000柱の河神(ポタモス)たちがいる。名前の知られたオーケアニスは何柱かいるが、たとえば、長姉はステュクスで、冥府を流れる川である。その他、知恵の女神メーティスや怪物たちの母カッリロエーなどもオーケアニスとして知られる。
《参考文献》
- 『ギリシア・ローマ神話辞典』(著:高津春繁,岩波書店,1960年)
Last update: 2022/01/10