ニュムペー

分 類ギリシア・ローマ神話
名 称 Νύμφηnymphē〕(ニュムペー)《花嫁》【古代ギリシア語】
Nymphe(ニンフ)【英語】
容 姿美しい女性の精霊。
特 徴自然の精霊。海や樹木などに宿る。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

古代ギリシアの自然の精霊たち!?

ニュムペーはギリシア・ローマ神話の女性の精霊。半女神的で、自然を擬人化した存在として崇拝され、供物を捧げられ、儀式を挙げられることもあったが、女神とは異なり、不死ではない。ただし、非常に長寿ではある。従者として女神たちに仕えるニュムペーもたくさんいる。美しい女性の姿で、海や川、泉、森や山など特定の場所に棲んでいる。たとえば、海には海の精霊ネーレーイス、泉や川には水の精霊ナーイアス、森や林には樹木の精霊ドリュアス、山の精霊オレイアス、森の精霊アルセーイス、谷には谷の精霊ナパイアーなどが棲んでいた。また、天の星もニュムペーになることがあり、たとえば、ヘルメースを生んだマイアはプレアデス星団の7人のニュムペーのひとりである。

半女神的な精霊の側面がある一方で、粗野な妖精として描かれることもある。ディオニューソスなどの神に付き従って山野で乱痴気騒ぎをしたり、人にとり憑いて正気を失わせたりすることもある。人間との恋愛譚も多く、若者に恋をしてさらうこともあった。このため、現在では、女性の過剰な性欲を「ニンフォマニア」と呼ぶ。

《参考文献》

Last update: 2020/06/28

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