ナラシンハ

分 類インド神話
名 称 नरसिंहnarasiṃha〕(ナラシンハ)【サンスクリット】
容 姿獅子頭人身の獣人。
特 徴ヴィシュヌ神の第4の化身(アヴァターラ)。魔王ニラニヤカシプを倒した。
出 典『バーガヴァタ・プラーナ』(10世紀頃)ほか

神でもアスラでも人でも獣でもない存在!?

ナラシンハはインド神話に登場するライオンと人間の獣人。ヴィシュヌ神が魔王ヒラニヤカシプを倒すために化身した第4のアヴァターラ。ナラが《人間》、シンハが《ライオン》を意味し、その名のとおり、ライオンの頭と人間の身体を持った存在である。ヒラニヤカシプは苦行を重ねてブラフマー神に認められ、「神にもアスラにも、人にも獣にも、昼にも夜にも、家の中でも家の外でも、地上でも空中でも、そしてどんな武器によっても殺されない」という身体を手に入れた。そして神々を蹴散らし、インドラ神の宮殿を乗っ取ると、天界、地上界、地下世界の3界を支配した。

そこで、ヴィシュヌ神は神でもアスラでも人でも獣でもないナラシンハという新しい獣人に化身し、昼でも夜でもない夕方に、家の中でも外でもない玄関先に出現すると、ヒラニヤカシプを地上でも空中でもない膝の上に乗せると、武器を使わず、素手でヒラニヤカシプの身体を引き裂いて殺した。

《参考文献》

Last update: 2020/10/10

サイト内検索