ヴィシュヌ
分 類 | インド神話 |
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विष्णु 〔viṣṇu〕(ヴィシュヌ)《遍く満たす者》【サンスクリット】 | |
容 姿 | 青い肌で4つの腕を持つ。 |
特 徴 | 世界を維持する神。さまざまな姿に化身して世界を救う。 |
出 典 | 『リグ・ヴェーダ』『マハーバーラタ』ほか |
ヴィシュヌ神、さまざまな姿に化身して世界を救う!?
ヴィシュヌ神はブラフマー神、シヴァ神と並ぶヒンドゥー教の最高神の1人で、この世界を維持する役目を負う。ヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)論では、ブラフマー神がこの世界を創造し、ヴィシュヌ神が維持し、そしていつかこの世界が終焉するときには、シヴァ神が激しく破壊の舞を踊って、この世を滅ぼしてしまう。特にヒンドゥー教のヴィシュヌ派はヴィシュヌを最高神として信仰している。
ヴィシュヌは世界が脅威にさらされたときに、様々なアヴァターラ(化身)を使って地上に出現する。たとえば、『マハーバーラタ』に登場する英雄クリシュナや『ラーマーヤナ』に登場するラーマ王はヴィシュヌが化身したものとされる。また、仏教のブッダですらも、ヴィシュヌが化身したものとする神話もある。
ヴィシュヌは青い肌で、4本の腕を持った姿で描かれる。竜王アナンタの上に横になって眠る姿で描かれる。これは、この世界がヴィシュヌ神の夢に過ぎないという神話に由来する。
《参考文献》
Last update: 2020/03/30