ナラカ
分 類 | インド神話 |
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नरक 〔naraka〕(ナラカ)《奈落》【サンスクリット】 नरकासुर 〔narakāsura〕(ナラカースラ)《奈落の悪魔》【サンスクリット】 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 |
★★
ナラカはインド神話に登場するアスラ族(魔族)のひとり。ナラカースラとも呼ばれる。魔王ヒラニヤークシャの子。ヒラニーヤクシャは海面を歩きながら、波を棒でバシバシと叩いて遊んでいた。この音に驚いたヴァルナ神はヴィシュヌ神に何とかするように訴えた。ヴィシュヌが現場にやってくると、ヒラニヤークシャは慌てて大地を持ちあげ、地下に隠れた。このとき、大地の女神ブーミが身籠って誕生したのがナラカである。
成長したナラカはインドラ神を天界から追い出し、あらゆる不幸を取り除くアディティの耳飾りを奪い、さらには1万6千人の女性をさらって自分の城に持ち帰った。このような悪行から、英雄クリシュナによって退治された。
《参考文献》
Last update: 2020/10/10