イナラ

分 類ヒッタイト神話
名 称 d.i-na-ra(イナラ)〔ヒッタイト語〕
容 姿女神。
特 徴風の女神。ハットゥシャの守護女神。大蛇イルルヤンカを酒で酔わせた。
出 典『イルルヤンカ退治』ほか

イルルヤンカ退治の功労者!?

イナラは八ッティ系神話の風や大気の女神。ステップの獣を司る。ハットゥシャの守護女神。天候神テシュブの娘で、おそらく母親はヘパトシャルッマとは兄弟。大蛇イルルヤンカ退治の神話では、イナラは人間フパシヤの妻になる代わりに、宴の手伝いをさせ、イルルヤンカを歓待し、酔っ払ったイルルヤンカをフパシヤに縛り上げさせた。しかし、フパシヤが人間の世界に戻ろうとしたため、彼を殺した。

しばしば、ギリシア神話のアルテミスとの類似が指摘される。

《参考文献》

Last update: 2020/08/11

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