アテーナー

分 類[ギリシア神話]
名 称Ἀθηνᾶ〔Athēnā〕(アテーナー)【古代ギリシア語】
Minerva(ミネルウァ)【ラテン語】
容 姿鎧兜に身をまとい、槍を持つ。
特 徴知恵の女神。織物、工芸の女神。戦の女神。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

都市国家を守護する戦略に長けた知恵の女神さま!?

アテーナーはギリシア・ローマ神話の都市の守護女神で、知恵、工芸、機織、戦争を司っていた。ゼウスと知恵の女神メーティスの娘。鎧兜に身をまとい、長槍を持ち、ゴルゴーンの頭が描かれた盾を持った姿で描かれ、都市国家(ポリス)を守護する戦(いくさ)の女神でもあった。信仰の中心地はアテーナイで、アテーナイにオリーブの樹を与えた。アテーナー女神と髪の美しさを競ったメドゥーサを怪物に変え、機織りで競ったアラクネーを蜘蛛(くも)に変えるなど、怒ると怖い女神さまでもある。

ローマ神話ではミネルウァで、梟(ふくろう)を聖獣とする。

《参考文献》

  • 『ギリシア・ローマ神話辞典』(著:高津春繁,岩波書店,1960年)

Last update: 2011/07/18

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