アラクネー

分 類ギリシア神話
名 称 Ἀράχνη(アラクネ―)《蜘蛛》【古代ギリシア語】
容 姿蜘蛛。あるいは現代では上半身が人間、下半身が蜘蛛の怪物。
特 徴女神アテーナーと機織り勝負をして蜘蛛に変えられた。
出 典オウィディウス『変身物語』(8世紀)ほか

機織りが上手で蜘蛛にされました!?

アラクネ―はギリシア・ローマ神話に登場する女性で、機織りが得意だった。女神アテーナーにも負けないと豪語し、女神と勝負したが、アラクネ―の織った布は見事だったため、女神の怒りを買って蜘蛛の姿に変えられてしまった。

ダンテの『神曲』「煉獄篇」(14世紀)では、「傲慢」の大罪を戒める例のひとつとして、上半身が人間、下半身が蜘蛛になったアラクネーが山肌に彫刻されており、ギュスターヴ・ドレもこのアラクネーを描いている。

現代のファンタジー小説や映画などでは、上述のイメージを元に、上半身が人間、下半身が蜘蛛の怪物として登場する。

《参考文献》

Last update: 2020/04/08

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