トム・ポーカー

分 類イギリス伝承(イングランド)
名 称 Tom-Poker(トム・ポーカー)【英語】
容 姿明確な姿なし。影のような存在。赤い目。鋭い爪を持つ、あるいは火掻き棒を持つとも。
特 徴暗い倉庫や屋根裏、地下室の暗がりに潜み、子供たちを脅かす。
出 典-

暗がりに赤い目がらんらんと輝く!?

トム・ポーカーはイギリス伝承に登場するナーサリー・ボギー(子供部屋のボギー、あるいはしつけ妖怪)の一種である。イングランド東部のサフォーク州やノーフォーク州などに伝わっている。暗い倉庫や屋根裏、地下室などに潜んでいるとされる。明確な姿は描写されず、影のような存在で、暗がりに赤い目が光っていると表現される。また、鋭い爪や火掻き棒(poker)のような道具を持ち、子供を突いたり引っ掻いたりするとされることもある。勝手に物置を開けたり、中に隠れたりする子供がいると、大人たちは「トム・ポーカーに捕まるぞ」などと子供を脅かした。

名前のpoker(ポーカー)は《お化け》を意味するパックやプーカと同系統の言葉だと解釈されている。あるいはpokerは《火掻き棒》も意味するため、先の尖った火掻き棒のイメージも混じっているとされる。

《参考文献》

  • 『妖精事典』(編著:キャサリン・ブリッグズ,訳:平野敬一/井村君江/三宅忠明/吉田新一,冨山房,1992年)
  • 『妖精 Who's Who』(著:キャサリン・ブリッグズ,訳:井村君江,ちくま文庫,1996年)

Last update: 2026/10/12

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