プーカ
| 分 類 | イギリス伝承(アイルランド伝承) |
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Púca(プーカ)【アイルランド語】 | |
| 容 姿 | 毛むくじゃらの老人。ウマに変身することを好む。 |
| 特 徴 | 背中に乗ると一晩中、連れ回される。クロイチゴをダメにする。 |
| 出 典 | - |
ウマの姿のプーカの背中に乗ったらさあ大変!?
プーカはアイルランド伝承に登場する妖精。変幻自在で、いろいろなものに化けるが、特にウマに化けるのを好む。人間の姿のときには毛むくじゃらの老人のような姿だとされる。悪戯好きの妖精で、ぼさぼさの長い鬣(たてがみ)の子ウマの姿に変身して近づいてくる。うっかりその背中に跨(またが)ろうものなら、そのまま人間を背中に乗せたまま、一晩中、ものすごいスピードで走り回る。そうして、乗り手がヘトヘトになったところで、見知らぬ場所に放り出される。泥んこの沼に落とされることもあるという。ただし、ケルピーやアッハ・イシュケのように乗り手を殺してしまうほどには残酷ではないようだ。
また、果物をダメにする性質もある。11月1日のサウィン祭を過ぎると、プーカはクロイチゴに唾を吐きかけたり、踏みつけたりして、ダメにしてしまうと信じられた。
普段は毛むくじゃらの人間のような姿をしていて、親切にしてくれた人には恩返しをすることもあるという。ある粉屋の息子が老いたプーカと仲良くなって遊ぶようになったが、たくさんのプーカたちが水車小屋で毎晩、粉挽きの仕事を請け負ってくれて、家が豊かになったという物語がワイルド夫人は『アイルランドの古代伝説とまじないと迷信』(1887年)の中に報告されている。こういう家憑きのパックはブラウニーに似ている。
《参考文献》
- 『シリーズ・ファンタジー百科 世界の妖精・妖怪事典』(著:キャロル・ローズ,編:松村一男,原書房,2004年)
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
- 『妖精事典』(編著:キャサリン・ブリッグズ,訳:平野敬一/井村君江/三宅忠明/吉田新一,冨山房,1992年)
Last update: 2026/05/23
