クレイオス

分 類ギリシア・ローマ神話
名 称 Κρεῖοςkreios〕(クレイオス)【古代ギリシア語】
容 姿男神。
特 徴ティーターン族。数を12柱にするために追加された存在か。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

クレイオス、数合わせでティーターン族に参加!?

クレイオスはギリシア・ローマ神話に登場する神。クロノス率いる古き神々であるティーターン族の1柱で、天空の神ウーラノスと大地の女神ガイアから生まれた。ゼウスが率いるオリュムポスの神々が12柱だったことから、ティーターン族もそれに対応するように12柱で構成されたようで、クレイオスは数合わせとして追加された神格だと考えられている。そのため、特に神話的なエピソードはない。

ヘーシオドスの『神統記(テオゴニアー)』によれば、海神ポントスの娘エウリュビアーという女神との間にアストライオス、パッラース、ペルセースという神を儲けたとされている。アストライオスは星空の神で、彼からはさまざまな風の神が誕生している。

《参考文献》

Last update: 2022/04/25

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