ジェニー・グリーンティース

分 類イギリス伝承(イングランド)
名 称 Jenny Greenteeth(ジェニー・グリーンティース)《緑の牙のジェニー》【英語】
容 姿緑の牙をはやした老婆の妖精。
特 徴湖や川に棲み、水辺で遊ぶ子供を水中に引き込んで溺れさせて喰らう。
出 典-

緑の牙のジェニー、子供を水中に引き込んで喰らう!?

ジェニー・グリーンティースはイギリス伝承に登場するナーサリー・ボギー(子供部屋のボギー、あるいはしつけ妖怪)の一種である。イングランド北西部のランカシャー州、チェシャー州、ヨークシャー州などに伝わる。湖や池、運河、小川などに潜む老婆の姿をした妖怪で、水草や苔に似た緑色の皮膚と髪の毛を持つ。水辺に近づく人間を水中に引き込むための長くて鋭い爪、獲物を噛み砕くための緑色の牙を持っている。

大人たちは「近寄りすぎるとジェニー・グリーンティースに引きずり込まれるぞ」などと脅して、子供たちが溜め池や運河などに近づいて水難事故になることを防いだ。ジェニー・グリーンティースは子供だけでなく、大人も引きずり込んで溺死させる。

名前にもなっている「グリーンティース」は、池や運河の水面を覆うアオウキクサの俗称でもある。水面が緑色の絨毯で覆われてしまうと足場が見えなくなり、どこから水深が深くなっているか分からなくなる。そのような緑の絨毯を「グリーンティース」と呼び、その下に凶暴な魔女が潜んでいるとして恐れたのである。

イギリスには水難事故を防止する水妖として、ペグ・パウラーやグリンディロー、ネリー・ロングアームズなどの仲間たちも知られている。

《参考文献》

Last update: 2026/10/12

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