ヘルモーズ
分 類 | 北欧神話 |
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Hermóðr(ヘルモーズ)《勇気》【古ノルド語】 | |
容 姿 | 男神。スレイプニルに乗った姿で描かれることが多い。 |
特 徴 | 俊敏なので、神々の伝令役として冥府に行く。 |
出 典 | 『ギュルヴィたぶらかし』ほか |
冥府まで旅をする神々の伝令役!?
ヘルモーズは北欧神話に登場する神。オージンの息子で、神話の中では、神々の伝令役として活躍し、「俊敏なヘルモーズ」と称される。
ロキの企てによって、兄のバルドルが命を落としたとき、ヘルモーズはオージンから8本足のウマ・スレイプニルを借り受け、冥府に向かって9日間の旅をし、バルドルとの再会を果たしている。そして、翌日、冥府の女主人ヘルの館を訪問した。ヘルは「全世界のものがバルドルのために泣くなら蘇らせる」と条件を出した。ヘルモーズはアースガルズに戻ると、母フリッグにこの条件を報告した。フリッグの頼みで、あらゆるものはバルドルのために泣いた。しかし、ロキはまたしても策を弄し、女巨人セックに変身した。セックだけが泣かなかったため、バルドルの復活は叶わなかった。
《参考文献》
Last update: 2021/10/01