グッルヴェイグ
分 類 | 北欧神話 |
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Gullveig(グッルヴェイグ)《黄金の力》【古ノルド語】 | |
容 姿 | 女神。 |
特 徴 | セイズという魔術に長ける魔女。アース神族とヴァン神族の戦争の引き金になった。 |
出 典 | 『巫女の予言』ほか |
何度も蘇る魔女、神々に戦争を引き起こす!?
グッルヴェイグは北欧神話に登場するヴァン神族の女神で、魔女。セイズという魔術に長けている。人間たちの家々を訪問して、魔術で女たちを惑わした。神々は魔女を捕えると、彼女を処刑しようと、オージンの館の広間で、その身体を槍で貫いて、3回焼いたが、そのたびにグッルヴェイグは蘇って、殺すことができなかった。
この出来事がきっかけで、オージン率いるアース神族とニョルズ率いるヴァン神族の間に抗争が起こった。その後、相互に人質を交換して和解した。アース神族からはミーミルとヘーニルがヴァナヘイムに派遣され、ヴァン神族からはニョルズ、フレイ、フレイヤがアースガルドに派遣されたという。ヘーニルは見栄えがよかったが、何かを決断するときには常にミーミルに相談していたため、ヴァン神族は怒ってミーミルの首を刎ねて、首をオージンにところに送り返したという。オージンはミーミルの首を蘇生させ、助言を求めた。
なお、グッルヴェイグはフレイヤだとする説もある。フレイヤもセイズの魔術が得意で、オージンに教えたとされる。あるいは、グッルヴェイグが《黄金の力》を意味し、アース神族の欲望を象徴しているという解釈もある。
《参考文献》
Last update: 2021/10/01