アムシャ・スプンタ
分 類 | ペルシア・ゾロアスター神話 |
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𐬀𐬨𐬆𐬱𐬀 𐬯𐬞𐬆𐬧𐬙𐬀〔Aməša Spəṇta〕(アムシャ・スプンタ)《不滅の聖性》【アヴェスター語】 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 | 『アヴェスター』(6世紀頃)ほか |
アムシャ・スプンタはゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーに従う7柱の善神。ゾロアスター教では、善神スプンタ・マンユと悪神アンラ・マンユが闘争を繰り広げる世界で、最終的にアフラ・マズダーが善悪を分離し、裁く。
ゾロアスター教は一応はアフラ・マズダーを唯一神とする一神教の体制を採っているが、実際のところは上級の神々アムシャ・スプンタ、下位の神々ヤザタ、守護霊フラワシなどが存在する。アムシャ・スプンタは上級の神々で、アフラ・マズダーの陪神、あるいはアフラ・マズダーに従う7柱の善神であると考えられている。非常に抽象的な存在が多く、あまり信仰の対象にはならなかったようであるが、教義の上では重要な神々である。
スプンタ・マンユは《真実の霊》という意味で《虚偽の霊》であるアンラ・マンユと対置する関係で、後代には、スプンタ・マンユはアフラ・マズダーと同一視されるようになっていき、アフラ・マズダーを含む7柱の善神のグループと考えられるようになった。
《参考文献》
Last update: 2019/06/09