ヤザタ

分 類ペルシア・ゾロアスター神話
名 称 𐬫𐬀𐬰𐬀𐬙𐬀〔yazata〕(ヤザタ)《崇められるに値する者》【アヴェスター語】
容 姿
特 徴ゾロアスター教の中級の神々。火や水、河などの自然神。
出 典『アヴェスター』(6世紀頃)ほか

ゾロアスター教の中級の神々

ヤザタはゾロアスター教で崇拝される中級の神々を指す語である。ゾロアスター教では、最高神アフラ・マズダーを唯一神とする一神教を体制を採っているが、実質、7柱の上位の神々アムシャ・スプンタと中級の神々であるヤザタとが存在する。

ヤザタはゾロアスター教以前の古いアーリア人たちの宗教を色濃く残していて、たとえば火の精霊アータルや河の精霊アナーヒタ、神酒を神格化したハオマなど、古い時代の自然崇拝をゾロアスター教がヤザタという枠で採り込んだものと考えられる。アフラ・マズダーはアムシャ・スプンタを創造した後、次いでヤザタを創造したという。

《参考文献》

Last update: 2022/02/05

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