ハオマ
分 類 | ゾロアスター教 |
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𐬵𐬀𐬊𐬨𐬀(ハオマ)【アヴェスター語】 | |
容 姿 | 金色の身体。美しい神。 |
特 徴 | 儀式で用いる神酒を神格化した神。生命力を活性化させる。 |
出 典 | 『アヴェスター』ほか |
生命力を活性化させる神酒を司る神!?
ハオマはゾロアスター教において重視される神酒とそれを神格化した神。インド神話のソーマに対応する古い信仰に基づく。ハオマという薬草を搾って造る酒だと伝えられるが、早くから実物は手に入らなくなり、 儀式ではザクロの枝などで代用されていたようだ。ゾロアスター教では、基本的には酒は狂騒をもたらす悪魔の飲み物とされ、悪神アエーシュマに属すると説くが、ハオマだけは神聖な酒として特別視され、アシャ・ワヒシュタに属すると解釈されている。その神酒を神格化したハオマ神は中級のヤザタに分類され、生命力を活性化させる力を持つ。金色の身体で、山の頂上に座っているという。
《参考文献》
Last update: 2020/06/07