ラクタビージャ
分 類 | インド神話 |
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रक्तबीज 〔raktabīja〕(ラクタビージャ)《血の種》【サンスクリット】 | |
容 姿 | - |
特 徴 | アスラ族。血から無数の自分の分身を生み出す。 |
出 典 | 『デーヴィー・マーハートミャ』(4~6世紀)ほか |
ポタリ、ポタリと滴る血から次々と分身が誕生!?
ラクタビージャはインド神話に登場するアスラ族(魔族)のひとり。シュンバ、二シュンバとともに、ドゥルガー女神と戦った。rakta(ラクタ)は《血》、bīja(ビージャ)は《種》という意味で、ラクタビージャの傷口から地面に滴り落ちた血からは、次々と数え切れない分身が生み出され、ドゥルガーは苦戦した。しかし、怒り狂ったドゥルガーの額からカーリー女神が出現し、ラクタビージャの血液を全部舐め取り、その上、ラクタビージャの血液も吸い出してしまった。結果、ラクタビージャは退治された。
《参考文献》
Last update: 2020/06/17