パイア

分 類ギリシア・ローマ神話
名 称 Φαῖα〔Phaia〕(パイア)【古代ギリシア語】
Ὕς Κρομμύων〔Hus Krommúōn〕(フス・クロムミュオーン)《クロムミュオーンのイノシシ》【古代ギリシア語】
容 姿雌のイノシシの怪物。
特 徴クロッミュオーンの田畑を荒らし、人々を食い殺すイノシシの怪物。
出 典アポッロドーロス『ビブリオテーケー』(2世紀)など

クロムミョーンで暴れ回るイノシシの怪物!?

パイア、あるいはフス・クロムミュオーンはギリシア神話に登場する巨大なイノシシの怪物で、クロムミュオーンの田畑を荒らし、人々を食い殺していたため、英雄テーセウスによって退治された。

アポッロドーロス『ビブリオテーケー』(2世紀)ではテューポーンエキドナの間に生まれた子だと説明されている。ストラボーン『地理誌』(前1~1世紀)ではカリュドーンのイノシシの母親であると説明される。

ちなみに、プルータルコス『対比列伝』(1~2世紀)では、クロムミュオーンに女盗賊がいて、この女がパイアでテーセウスに退治されたと説明されている。アポッロドーロスは『ビブリオテーケー』の中で、パイアという老婆が人喰いのイノシシを飼育していたことから、この人喰いイノシシもパイアと呼ばれるようになったと説明している。実際、テーセウスが老婆と雌イノシシと対峙している壷絵も残されている。

《参考文献》

Last update: 2025/12/16

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