テューポーン

分 類ギリシア神話
名 称 Τυφών 〔Tȳphōn〕(テューポーン)【古代ギリシア語】
Τυφώς 〔Tȳphōs〕(テューポース)【古代ギリシア語】
Τυφωεύς 〔Typhōeus〕(テュポーエウス)【古代ギリシア語】
容 姿両手が東西の果てに届き、頭が星に擦るほどの巨人。
特 徴大神ゼウスの最大の敵。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

ギリシア神話最大の敵!?

テューポーンはギリシア・ローマ神話に登場する怪物。ゼウスらオリュムポスの神々がクロノス率いるティーターンたちを倒して奈落(タルタロス)に封じ込めたことに腹を立てた大地の女神ガイアがタルタロスと交わってうみだした怪物で、オリュムポス山目指してやってくるこの怪物を見て、ゼウスを除いたほかの神々はあまりの怖ろしさに動物に身をやつしてエジプトまで逃げ出した。ゼウスは単身、テューポーンと戦うが、一度は敗れ、手足の腱を切り取られて洞窟に閉じ込められた。テューポーンはモイラたちに騙されて「無常の果実」を食べたために力を失い、ヘルメースとアイギパーンに救出されたゼウスにアイトナ山(エトナ火山)の下敷きにされて倒された。今でもこの火山が火を噴くのはテューポーンが暴れているからだという。

《参考文献》

  • 『ギリシア・ローマ神話辞典』(著:高津春繁,岩波書店,1960年)

Last update: 2009/04/29

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