ラードーン
分 類 | ギリシア神話 |
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Λάδων〔Lādōn〕(ラードーン)【古代ギリシア語】 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 | ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など |
黄金の林檎を守護する多頭竜!?
ラードーンはギリシア神話に登場する100個の頭を持つ大蛇である。世界の西の果てにあるという昼と夜の境目の国ヘスペリアで、黄昏の女神ヘスペリスたちと一緒に黄金の林檎の樹を守護している。この林檎の樹は大神ゼウスとヘーラーが結婚したときに、それを祝って大地の女神ガイアが与えたもので、ラードーンは眠らない不死の怪物だったので、ヘーラーはこの樹をヘスペリアに植え、見張りとしてラードーンを任命した。100個ある頭はさまざまな声、あるいはさまざまな国の言葉で喋った。
一説によれば(不死であるという伝承とは矛盾するが)、英雄ヘーラクレースの12の難業の11番目の仕事として黄金の林檎を求めてやってきたヘーラクレースにヒュドラーの毒矢で射殺されてりゅう座になったという。
《参考文献》
- 『ギリシア・ローマ神話辞典』(著:高津春繁,岩波書店,1960年)
Last update: 2019/02/17