クワルナフ
分 類 | ペルシア・ゾロアスター神話 |
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𐬓𐬀𐬭𐬆𐬥𐬀𐬵〔xᵛarənah〕(クワルナフ)《輝き》【アヴェスター語】 | |
特 徴 | 光輪。これを手に入れた者は大地を支配できる。 |
出 典 | 『アヴェスター』(6世紀頃)ほか |
大地を支配できる王権の象徴、光輪(クワルナフ)
クワルナフは日本語では「光輪」とか「栄光」などと訳される。「クワルナフ」を手に入れたものはこの大地を支配できるという。悪竜のアジ・ダハーカがクワルナフを手に入れようとして火の精霊アータルと争っている様子が『ザムヤード・ヤシュト』の中に描かれている。代々、イランの正統な王朝では、国王は就任の際に、アフラ・マズダー、あるいはミスラ神からクワルナフを授与されるという。国王が神からクワルナフを与えられている絵が描かれたレリーフが多数、残されている。
《参考文献》
Last update: 2011/06/04