ヘーメラー

分 類ギリシア・ローマ神話
名 称 Ἡμέρα 〔hēmerā〕(ヘーメラー)《昼》【古代ギリシア語】
容 姿女神。詳細不明。
特 徴昼を擬人化した女神。西の果てから出て、世界に昼をもたらす。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

昼をもたらす女神、母親とは家で入れ違いの生活!?

ヘーメラーはギリシア・ローマ神話の昼の女神。昼を擬人化した存在。夜の女神ニュクスと暗闇の神エレボスの娘で、兄弟には光の神アイテールがいる。詩人ヘーシオドスによれば、ヘーメラーは、母親であるニュクスと西の果てにある館を共有していて、ニュクスが世界に夜をもたらしている間はヘーメラーが、ヘーメラーが昼をもたらしている間はニュクスが、その館に待機している。昼と夜の入れ替わる瞬間だけ、2人は館の入口の青銅の門で顔を突き合わせ、挨拶をする。しかし、両者が同時に館にいるようなことはないのだと説明している。

《参考文献》

Last update: 2021/10/01

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