グッリンブルスティ
分 類 | 北欧神話 |
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Gullinbursti(グッリンブルスティ)《黄金のたてがみ》【古ノルド語】 Slíðrugtanni(スリーズルグタンニ)《恐るべき歯を持つもの》【古ノルド語】 | |
容 姿 | 黄金の毛を持つイノシシ。 |
特 徴 | フレイの乗り物。水中も空中もウマよりも早く走る。 |
出 典 | スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』(13世紀頃)、『詩のエッダ』(13世紀頃)ほか |
黄金のイノシシ、空を飛ぶ!?
グリンブルスティ北欧神話に登場する黄金に輝く毛を持ったイノシシで、夜でも明るく光った。また、水中でも空中でも、ウマよりも早く駆けることができた。豊穣神フレイの宝具のひとつで、乗り物として利用していた。ドヴェルグのブロックとエイトリが作り上げた宝具で、そのときに黄金の腕輪ドラウプニル(9晩の間に8つの腕輪を作り出す腕輪)、ミョッルニル(ソールの武器)も一緒に作られた。
『ギュルヴィたぶらかし』には、フレイがグリンブルスティに乗ってバルドルの葬儀に馳せ参じたという記述もある。
《参考文献》
- 『エッダ ―古代北欧歌謡集』(訳:谷口幸男,新潮社,1973年)
Last update: 2023/03/20