アシュヴィン双神

分 類インド神話
名 称 अश्विनaśvinau〕(アシュヴィナウ)《馬を持つもの》【サンスクリット】
容 姿若く美しい姿。瓜二つの双子。
特 徴区別のつかない双子。医術の神。病を治す。
出 典『リグ・ヴェーダ』ほか

神の子と人の子の二人一組の医神!?

アシュヴィン双神はインド神話に登場する双子の医術の神。ナーサティヤとダスラという名前で、常に二人一組で崇拝される。その姿は若く美しく、瓜二つで区別がつかないほど似ているが、両親は異なり、一方は神の子で、一方は人間の子だとされる。その起源は非常に古く、紀元前14世紀のヒッタイトとミタンニとの間で締結された条約文の中に、ミトラヴァルナインドラとともに「ナーサティヤ」として名前が挙げられている。『リグ・ヴェーダ』においても、雷神インドラ、火神アグニ、酒神ソーマに次いで多くの讃歌がアシュヴィン双神に捧げられている。本来、どのような神格だったのかは分からないが、病を治す力がある。寿命の延長や安産などが祈願された。蜂蜜の滴る鞭を振って、人々に滋養をもたらす。人間界に長く留まって、人間を癒して回っていたため、他の神々から低級な神々と見做されて、神々の祭りに呼ばれないというエピソードもある。

《参考文献》

Last update: 2020/06/07

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