アンピプテラ

分 類ヨーロッパ伝承
名 称 Amphiptere(アンピプテラ)《2対の翼》【英語】
容 姿ヘビに翼を生やした姿の竜。
特 徴ヘビに翼を生やした姿の竜を指す語。
出 典

翼を生やしたヘビ!?

アンピプテラはイギリスの紋章などに登場するドラゴン。ヘビに翼を生やしたような姿をした竜で、フランスのヴイーヴルなどがそのような姿で描かれることもある。形態上の分類であるため、特に伝承があるわけではない。

なお、近年、ファンタジー分野では、ドラゴンを形態別に整理する試みがとられている。歴史的な言葉の使い方としては例外も多く、矛盾もあって、一概に正しく整理されているわけではないが、足も翼もないヘビ型の竜をウュルム(ワーム)、2本足の竜をレンオアム(リントヴルム)、4本足の竜をドレイク、4本足で翼を生やしたものをドラゴン、2本足で翼を生やしたものをワイヴァーン、そしてヘビ型で翼をはやしたものをアンピプテラと呼んで、一応の整理をしている。

イギリス・エセックス州のヘナムに出没した竜、また、フランスのギーブルも伝承によってはアンピプテラに分類される。

《参考文献》

Last update: 2021/05/29

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