ヤクシャ

分 類インド神話
名 称 यक्षyakṣa〕(ヤクシャ)【サンスクリット】
女性形:याक्षिणीyakṣiṇī〕(ヤクシニー)【サンスクリット】
夜叉(やしゃ)【日本語】
容 姿戦士の格好をした小人。
特 徴自然の精霊。神外の財宝を守護する。
出 典

神々の財宝を守護する精霊!?

ヤクシャはインド神話の精霊。元々は水や木、森などの自然界の精霊で、善良だが、気紛れで、ときどき悪戯をする。ヤクシャは戦士の姿をした小人のような姿で想像され、富と財宝の神クベーラを王としていた。神々の財宝を守護する存在だった。

稀にラークシャサのように夜道で人を襲うものもいる。とくに後代には女性のヤクシーは美しい姿で男性を誘惑して、その肉を喰らった。

ヤクシャは仏教に取り込まれて「夜叉(やしゃ)」となった。毘沙門天(クベーラ)の眷属として、北方を守護する。

《参考文献》

Last update: 2020/09/21

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