ヴァーユ
分 類 | インド神話 |
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वायु 〔vāyu〕(ヴァーユ)《風》【サンスクリット】 | |
容 姿 | ガゼルにまたがり、白い旗を掲げた神。 |
特 徴 | 風神。 |
出 典 | 『リグ・ヴェーダ』ほか |
息子の死に風を止めて抗議!?
ヴァーユはインド神話に登場する風神。原人プルシャの生気から生まれた。インドラと並ぶ神として天空を治めている。『ラーマーヤナ』では息子のハヌマーンがインドラに殺されたことに激怒し、ヴァーユは一切の風を吹かせることを止め、その結果、多くの生物が死んだ。神々はヴァーユに風を吹かせるようにお願いしたが、ヴァーユはハヌマーンの復活と不死、強さ、叡智を要求した。神々はこの要求を拒めず、ハヌマーンは復活し、世界に再び風が戻った。
仏教に取り込まれ、風天(ふうてん)となった。
《参考文献》
Last update: 2020/06/07