ヴァラーハ
分 類 | インド神話 |
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वराह 〔varāha〕(ヴァラーハ)《イノシシ》【サンスクリット】 | |
容 姿 | 巨大なイノシシ、イノシシの頭を持った人間の姿。 |
特 徴 | 魔王ヒラニヤークシャが大地を海の底に沈めたため、大地を海から持ちあげて元に戻した。 |
出 典 | 『マハーバーラタ―』(4世紀頃)ほか |
イノシシ、沈められた大地を浮上させる!?
ヴァラーハはインド神話に登場するヴィシュヌ神の第3の化身(アヴァターラ)。ヒラニヤークシャが大地を原初の海の底に沈めたため、ヴィシュヌ神はヒラニヤークシャを倒すために巨大なイノシシの姿、あるいはイノシシの頭を持った人間の姿で地上に降り立った。そして大地を元に戻そうとするのを邪魔するヒラニヤークシャを牙で突き刺して勝利を収める。その後、ヴァラーハは2本の牙で大地を持ちあげて元の場所に戻した。
《参考文献》
Last update: 2020/10/10